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2007年01月28日

大内バレーボールスポーツ少年団 初の全国大会出場



大内バレーボールスポーツ少年団が、第4回「全国スポーツ少年団バレーボール交流大会・女子の部」(6人制、フリーポジション)の県予選で優勝。3月26日(月)から長崎市などで開かれる全国大会に県代表として出場し、上位進出を目指す。

 同少年団のメンバーは、3年生以上の女子小学生35人。「涙のち笑顔」を合言葉に、月、水、土の週3回、大内南小で高木一正監督、竹永誠コーチの指導のもと練習に取り組んでいる。
 全国大会への出場は、大会ごとに県内4地区での持ち回り。今大会は山防地区に権利が与えられ、県スポーツ少年団推薦の8チームが06年12月16日に予選を行った。同チームは予選リーグで順当に勝利を収め、決勝トーナメントへ進出。準決勝で、全国規模の大会へ多くの出場実績を持つ玉祖Mフレンズ(防府市)を相手に、セットカウント2-0で勝利した。続く決勝では、同年11月に行われたマルキュウカップで県ベスト4まで勝ち進んだ徳地中央(阿東町)を同じく2-0で破り、県代表の座を勝ち取った。
 チームの持ち味は速攻。クイック、平行トス、時間差など、攻撃パターンは小学生チームでは県内随一の多彩さを誇る。今大会に早くから目標を定めて攻撃力に磨きをかけ、予選では相手につけいるすきを与えなかった。「全国大会出場を決めたことは、子どもたちには大きな自信になった。しかし、ブロックとレシーブにミスが目立つなど課題も残されている。大会に向けてしっかりチーム作りをしてベスト8入りを目指したい」と高木監督。また、主将、セッターとしてチームを引っ張る山野璃音さんは「選手全員の気持ちが盛り上がり、練習にも力が入っている。県代表として一試合でも多く勝ちたい」と意気込んでいる。
 登録メンバー(背番号順、敬称略)=山野璃音(大内小6)▽藤勝佳菜(大内南小6)▽横山爽子(大内小6)▽幸徳桃子(同)▽窪田緋蕗(同)▽吉本麗那(同)▽三吉ナルミ(同)▽河村紫穂(大内南小6)▽松西希美佳(大内小6)▽藤井美希(大内南小6)
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年01月28日

札の辻・21

 眼の前で歴史が崩されてゆく! これはベトナム戦用の硅砂採掘から、下関綾羅木郷台地遺跡を救ったM紙の特ダネ記事の大見出しである。
 いま山口県知事公舎の解体が進んでいることを新聞・テレビの報道で知った。県当局の話によれば大規模地震などの危険性と管理維持費もかかり文化財としても価値が無いとのことである。
 解体に至った協議の内容が知りたいものだ。
 明治維新の残像藩庁門を始め、国の重文指定の旧県庁舎、旧県議会棟それに知事公舎を含む建造物は、明治、大正、昭和、平成と戦中・戦後の激動期も耐えてきた山口県の歴史遺産である。
 県知事公舎は知事の単なる宿舎ではない。私的居住区は別として洋風建築部門は、閉庁後も重要会議が持たれ文字通りマスコミの夜討ち朝馳けの場でもあった。いわば国の総理公邸的役割を持つ県知事公舎なのだ。
 はたして文化財的な価値がないと言えるだろうか、せめて大正建築の洋館部だけでも残すことはできなかったか。
 東京都では旧国際文化会館、旧安田邸、旧岩崎邸庭園など大正建築の保存に都民の声を集約して決めてきた。
 現在道州制の声が高い。山口県の存在感を示すために戦災も免れた建造物群を、山口の県政史ゾーンとして残し、短兵急に駐車場造成をする必要はないと思うのだが。
 文化庁は山口県の迎賓館的役割を明治初年から果たした歴史的空間は意義があると菜香亭の移築保存を決めた。
 「山口県の文化行政はこの程度のものか」と解体中止を呼びかけた女性の声が耳に残る。            (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2007年01月26日

県警察音楽隊コンサート 恒例のドリル演奏も



 山口県警察音楽隊の第19回定期演奏会「ふれあいコンサート」が、2月9日(金)午後6時から8時半まで市民会館で開催される。入場無料だが整理券が必要。整理券は2月1日(木)から県警本部受付と山口、小郡、防府の各警察署窓口で配布される。

 県警音楽隊は、大阪、宮崎、岡山、鹿児島、警視庁に次ぐ全国6番目の音楽隊として1948年8月に発足。隊長以下33人で編成し、交通安全運動や県内各地の公的行事、小・中学校の音楽鑑賞会などに出向いて演奏を披露している。年に一度の定期演奏会は、整理券を入手できない人が出るほどの人気だ。
 特にカラーガードの演技を交えてのドリル演奏は、幅広い年齢層に喜ばれている。カラーガードとは本来、国旗や隊旗をガードする人(軍旗護衛兵)のこと。現在では旗を操作するしぐさに加え、さまざまなダンスの要素も取り入れてより楽しく美しい表現をするようになってきており、ステージドリルには欠かせない存在だ。
 演奏会は2部構成。前半は「チャルダッシュ」「熊ん蜂の飛行」「エルザの大聖堂への行進」といったシンフォニックな曲で幕を開け、警察官による交通教室、カラーガードのフラッグ演技が際立つドリル演奏へと続く。後半は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの映画音楽、カーペンターズのヒット曲メドレーのほか、懐かしい歌謡曲から最近のヒット曲まで、幅広い年齢層が楽しめるバラエティーに富んだステージが繰り広げられる。
 なお、会場エントランスホールでは、防犯や犯罪被害者支援関係の広報パネル展示も行われる。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)

2007年01月26日

地蔵様 (山口宮野下)



 宮野恋路と大内長野に通ずる峠を坂堂峠といい、現在国道262号線になった。山口リフレッシュパーク入口に地蔵様を見つける。
 庚申塚(路傍などに青面金剛を祀る塚)馬頭観音(三面が顔で馬の神護神)などは、人々の信仰で江戸時代が特に盛んであったといわれる。

造花などが供えてある場を、動きのある斜光で光と陰で表現した。(ニコンF4 50㍉ F161/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2007年01月24日

「マクベス」を独自に演出 山大生の谷さんが挑戦



 山口大学教育学部3年・谷竜一さん(「集団:歩行訓練」主宰、TEL090-5258-7749)が、新しい形の演劇に取り組んでいる。朗読と演劇を融合させた“リーディングパフォーマンス”で「マクベス」の舞台を企画・制作。あす25日と26日(金)午後7時半から、湯田温泉のライブハウス・オルガンメロディーで上演する。入場料は800円(別途1オーダーが必要)。

 「集団:歩行訓練」という名称で舞台作りに携わっている谷竜一さん。以前は同大学の演劇サークルに所属していたが、現在は単独で演劇活動に取り組む。自身の企画に合わせて公演ごとに役者を集め、ほぼ一人で、演出、構成を手がけて個性的な舞台を作り上げている。手腕をさらに磨こうと、05年10月にいったん活動を休止。06年9月まで大学を休学して上京し、劇団のけいこを見学したり、講習会へ参加したりして演劇の知識を深めた。今回の公演は山口に戻って最初の舞台となる。
 上演作品はシェイクスピアの四大悲劇の一つ「マクベス」。出演者6人が朗読しながらパフォーマンスを繰り広げる、という形で舞台は進む。役者一人ひとりには演技について指示が与えられており、場面によっては谷さんが決めた一定の手順に沿った動きをする。「その場面でなぜそのパフォーマンス? と観客に考えてもらうのも演出のねらいの一つ。珍しいものを見るような気持ちで構わない、全く違った形のマクベスを楽しんでほしい」と谷さんは話す。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年01月21日

パーキンソン病の藤本勉さんが徳地・串で独自のボランティア活動



 13年前からパーキンソン病を患っている藤本勉さん(徳地串、60歳)。筋肉の固縮で体や口が自由に動かすことが難しくなったにもかかわらず、「自分にできる範囲で、何か人のお役に立てられれば」と、5年ほど前から串地区で、独自のボランティア活動を続けている。

 塩化ビニールの原料などを作る工場で働いていた藤本さんは94年、筋肉の固縮や動作の緩慢、姿勢保持障害などを引き起こすパーキンソン病を患い、ほぼ同時期に交通事故にも遭って、働くことが困難になり退職。それからは自宅で農作業を行っていたが、徐々に症状は悪化。また薬の副作用も出て農作業をすることさえも困難になり、七反あった田んぼのほとんどを売ってしまった。
 打ち込める何かを探して精神的にもまいっていた時、ある出来事をきっかけに彼は大きく変わった。自宅のすぐ横にある、海抜450㍍の「文殊岳」に登山に来た人が「登山口や、山頂までの道がよくわからない」と困っているのを見たことだ。「自分の力で何かできることがないだろうか」と、文殊岳入り口と山頂までの道に案内看板を立てることを思いついた。一人山へ行って木を切り出し、案内板を手作り。山に登りながら曲がり角や道の交わる場所に一つひとつ立てていった。こうした藤本さんの活動に共感した地区の人たちも、登山道や山頂の雑木の伐採、看板や登山記録簿箱の設置など、文殊岳の整備を一緒に行うようになっていった。
 また藤本さんは、地域のいたる所に地蔵が埋まっていることを知ると、すべての地蔵を掘り起こし、木製の赤いエプロンを着せ、番号を付けて回った。地蔵が全部で88体あることを確認し、お大師様八十八カ所の地図も作成。さらに、大量のホタルが生息している串川にホタルを見に来ていた人が「きれい。クリスマスツリーみたい」と感動しているのを知った藤本さんは、「串川がいつまでもホタルの生息するきれいな川であってほしい」と、3年前にホタルの保護活動も開始。川土手に古タイヤで作ったホタルの模型看板を設置したほか、徳地総合支所や中学校などにも協力を要請して川の自然保護を呼びかけた。こうした藤本さんの行動が発端となり、現在では地区をあげて串川の保護に努めている。
 藤本さんの活動を支援している伊賀奎子さんは「純粋に誰かのためにという気持ちが伝わってきた。楽しそうに活動している姿を見ると、わたしも元気をもらえる」とにっこり。藤本さんは「自分の活動に共感してくれる人がいてうれしい。これからも串のために自分のできることをいろいろやっていきたい」と笑顔で話していた。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年01月21日

不安な正月 2

 では、何故今私が若者に対する加害者なのか?  
 前述の本の副題に“年功序列が奪う日本の未来”とあり、こうも記している。
「『年長者ほど有利な世界』だ。その価値観は自ら生き延びるために若者に強く負担を強いてきた」。ここで著者は企業と厚生年金について紹介している。私の年金知識は、日本の年金システムは、現役世代の保険料で引退した受給世代を養う賦課制度であり、10年には、受給者が現役世代を逆転することが確実な状況だ、これだけだ。
 本書はこういう。
「大丈夫! 何も心配することなどないから、安心して保険料を納めてくれ」と若者に言いつつ、請求書の宛名は若者に書き換えられている。
 そういうことだ、年長者は既得権を離さない。若者を踏み台として崩壊するとわかっている年金制度に有効な手を打たずに享受している。私は年金生活者だ。だから若者に対する加害者となる。受給額は平均以下だが、これすら将来若者は受け取れないという。私は持ち逃げをする。
 ではどうすればいいのか。著者は幾つかの案を提出している。その一つに「すでに受給している世代も含めた年金支給額の大幅カットだ」と記している。そのプランが若者に希望を持たせる公平なことなら、年長者は受け入れなければならない。若者が報われる社会にならなければ、この国の未来はないという著者の考えに諸手を挙げる。若者に悲しい思いをさせてはいけない。加害者とならないためには、どうすればいいのか?  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2007年01月21日

札の辻・21

 ことしの初詣では津和野太鼓谷稲成神社にした。
 天気もおだやかな日で阿東盆地には雪もなく、十種ヶ峰は浅黄色の山肌をよく晴れた冬空にはりつけていた。
 途中国道沿いに「イノシシの肉あり」の旗を出した店があったので帰りに寄ることにする。
 京都では11月に入り北山時雨の季節ともなると、肉屋の店頭にシシ肉の旗がさげられイノシシ料理の時期到来をつげる。
 イノシシは石器時代から狩猟の対象となってきた。しかし東北地方には棲息せず関東以西の九州までに分布している。
 イノシシ料理は焼肉や鍋にするが、一般にはネギ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、セリ、コンニャクなどとミソ仕立てにした鍋が多い。よくイノシシの肉は臭いといわれるが、それは解体のとき内臓処理が適切でなかった肉のことで、臭味はまったくない。
 東京では江戸の昔から「ももんじ屋」と呼ぶ店でイノシシだけでなく、シカ、野ウサギも料理した。両国橋近くには「ももんじ屋」が現在も健在で、イノシシを「ぼたん鍋」シカは「もみじ鍋」とするが、これは「牡丹に唐獅子」と「紅葉踏みわけ鳴く鹿」の俚言からの呼称である。
 初詣で客で賑わう稲成神社境内から見おろす津和野の町は、冬陽をうけた甍の波だった。
 帰途に買ったイノシシ肉は早速鍋にした。亥年に鍋では「シシ食ったむくい」という言葉もあるが、食通の本山荻舟氏の「シシ食った温い」の方言が転化したという論を信じ、セリの香も匂い立つ鍋に箸は猪突猛進した。       (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2007年01月20日

どうもんビル来月解体へ12月にも新ビルオープン



商店街の活性化目指し
 道場門前の「どうもんビル」の解体工事が2月から始まる。跡地には、道場門前商店街振興組合(吉松昭夫理事長)が、文化センターや診療所、緑化したコミュニティー広場などを備えた新ビルを建設。“中心市街地活性化の核”として、12月中旬までのオープンを目指している。また、核テナントの「コープどうもん店」はきょう20日にいったん閉店し、2月1日に近くの仮店舗で営業を開始する。

 現在のビルは鉄筋4階建て、延べ床面積約5900平方㍍。敷地面積は約2100平方㍍。撤退したダイエー山口店跡を、旧山口市が00年10月に中心市街地活性化の再開発事業をにらみ約2億7千万円で取得。翌月には1、2階部分に生活協同組合コープやまぐちの出店が決まり、01年3月にコープどうもん店が開店した。しかし、ダイエー時代から30年以上が経過し老朽化が進んだため、市と振興組合が中心となって協議を進め、建て替えを決定。市が解体を行い、振興組合が新ビルの建設を担うことに。なお、建設費の半分は国の補助を見込んでおり、市も一部助成を考えているという。
 ビルの解体に伴い、コープどうもん店は20日にいったん閉店。2月1日から12月の新装オープンまで、食品は斜め前の旧丸忠跡、衣料は旧健勝苑跡を仮店舗に営業を行う。
 振興組合によると、跡地そばの土地を借り受け・購入するなどして拡幅し、約2700平方㍍に鉄骨一部2階建て約3400平方㍍のビルを新築する。1階には、核テナントのコープやまぐちが再入居。食料品を展開する売り場面積は約1390平方㍍と現在の2倍近くになり、今まで以上に品ぞろえを充実させる。また、衣料品に関しては旧丸忠跡地で取り扱うという。コープの吉崎博常務理事は「多くの人に来てもらい、商店街の衰退に歯止めをかけるとともに、活性化の役割が果たせるよう努力していきたい」と話している。
 2階は新たな人の流れを創出しようと、大学教授の出前講座やコープの子育て支援教室をはじめ、これまでなかった趣味・教養など約150の文化教室を開催するカルチャーセンター、さらに住民アンケートで要望の多かった眼科や皮膚科の診療所を誘致する予定。また約660平方㍍ある1階屋上部分を緑化し、砂場や芝生を設けてファミリー層を対象にした「コミュニティー広場」も設置する計画だ。
 なお、振興組合はどうもんビル再生事業に合わせ、黄金町の道場門前大駐車場のリニューアルも実施。エレベーターの改修をはじめ、コープやまぐちが取り組んでいる食品リサイクル事業で有機肥料化したものを使って屋上に菜園を作り、ビル緑化を進めていきたいという。
 吉松理事長は「商店街とはただ物を買うだけの場所ではなく、本来は人々が情報交換をしたり交流するための場。多目的な機能を持った新ビルを起爆剤にして、郊外大型店と商店街の差別化を図り、将来的にはハード面だけでなくソフト面においても“歩いて暮らせるまちづくり”を目指していきたい」と力を込める。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年01月20日

「静物」 河上左京 (1921年)

 

水彩画は誰でも一度は描いたことがあるだろう。チューブから出した絵の具を水で薄めながら画用紙に描いてゆく。何度も同じ所を塗っていると、いつのまにか画用紙の表面がはげてザラザラになったりした。そんな昔の手触りを、河上左京と河上大二の作品を見ていて思い出した。
 林檎を描いた左京の静物画が数点並んでいる。林檎のひとつをじっくり見てみると、その精妙な描き方に驚く。薄い黄色、薄い赤、濃い赤、薄い青。その色の層が微妙に重なりあって、林檎の肌の複雑な色調が表現されている。薄い緑や紫が加えられたものもある。そんなに色が重ねられながら、光の当たったハイライトの部分は全く色が塗られていない。紙の白がそのまま残されている。色を塗る手順も含め、絵の具の特質をつかんでいないと描けるものではない。
 背景も微妙な色調だ。青、赤、黄、緑のセロファン紙の断片が重ねられたように見える。
 水彩画の透明感の清々しさに心奪われて、しばし時を忘れて見入った。

県立美術館学芸課長 斎藤 郁夫  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)サンデー美術館