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店長情報

2007年08月31日

小学生のアイデアいっぱい 駅通りに手作りお化け屋敷



 あす9月1日の午後2時から4時まで、駅通りにある4階建てビル(旧山口書房跡)が、子どもたちのアイデアが詰まった手作りお化け屋敷「びっくりハウス」に姿を変える。これは、スポーツクラブNAP(黒川)が来春から開講するイベント教室の、お試し企画。“遊び”を通して子どもたちの自主性をのばそうという新しい試みで、中村光宏代表取締役は「遊びの中からこれから社会で“生きる術”を身につけていってほしい」と期待している。

 手作りお化け屋敷づくりは、NAPのパート職員・古谷佳世さん(35)が発案したもの。来春同クラブで始めるイベント教室のモニター企画を皆で考えていた時、息子の彰務くん(8)が、小学校の近くにある一軒家について、友達と「お化けが出るんだって。お化け屋敷に入ってみたいね」と話しているのを聞き、ひらめいたという。駅通りにある空店舗が貸してもらえることになり、市内の小学生に呼びかけたところ、大内南・大歳・小鯖・平川・良城小学校の1年生から5年生まで14人が集まった。
 子どもたちは、26日にどんなお化けを仕掛けるか、お客さんを怖がらせるにはどうしたらよいか、話し合いを実施。「急に冷たいものに触れたら怖いよね」「扇風機の風は?」「生首を仕掛よう」「怖い音楽も流したら」と、次々とアイデアが飛び出した。そして27日から廃材や段ボールなど、必要な材料を集め、実際にビルの中で作業を開始。それぞれがオリジナルのお化けを作り、来場者を驚かせようと夢中になっている。
 “生首”を仕掛けていた西村心一くん(8)は「当日は着物を着て鬼の面をかぶったお化けになってみんなをびっくりさせたい」と張り切り、古谷さんは「小さいころから遊びを通して人間関係を深め、できあがった時の喜びをこれからの糧にしていってほしい」と話している。
 入場料は、中学生以上300円、4歳以上小学生未満は100円、3歳以下は無料。
  

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2007年08月31日

三日月地蔵 (防府市牟礼坂本)



 華厳宗、東大寺別院阿弥陀寺は、俊乗房重源上人が1197(建久8)年東大寺別所として創建、後白河法皇御祈願所とされ、国宝の鉄宝塔など多くの寺宝を有するが最近ではアジサイ寺として有名となる。その門前に防府願かけめぐり7番、三日月地蔵が鎮座されている。婦人の腰から下の病気に蒟蒻を供えて願うと御利益とあり、面白い信仰だと思う。

5体の地蔵尊を斜めから自然光で、供えてある蒟蒻とをそのままの撮影である。(ニコン F4 28ミリ F8 1/30秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2007年08月29日

荒高 もりさま祭 少子高齢化地区に若者の力



 毎年9月1日に本町の長寿寺境内で行われている「もりさま祭」に今年、山口県立大学の学生が地域共生演習の一環として、企画段階から参加。みこし担ぎを復活させたり、ステージ運営を担当するなど、さまざまなアイデアを出して祭りを盛り上げようと張り切っている。少子高齢化が進み、祭りの存続に危機感を募らせていた荒高町内会の柳井義途会長(63)は「こんなにうれしいことはない。若い力が加わり、当日は荒高に活気が戻りそう」と喜びを隠せない様子だ。

 「もりさま」は、かつてこの地にあった荒高神社の通称。祭神は菅原道真公(天神様)で、学問の神様としてはもちろん、火難病よけの神様としての信仰もあつい。大内時代、後河原や堂の前など広範囲で大火があった時、天神様が森から白馬に乗って「火の用心せよ」と触れ回ったおかげで、荒高が火難を逃れたという言い伝えも残っている。
 毎年、会場の準備から運営まで、すべて荒高町内会の有志で行ってきたが、近年少子高齢化が進み、有志らは祭りの存続に危機感を募らせていた。現在町内には71世帯あるが、うち65歳以上の高齢者が54人、小学生はたったの6人しかいない。そんな中、今年度町内会長になった県立大学売店経営の柳井義途さんが「何とかしなければ」と発起。同大の教授に学生の力を借りたいと相談したところ、タイミングよく今年度から始まった「地域共生演習」の一つに“もりさま祭の企画・運営”が、組み込まれることになった。
 6月18日、1年生14人と2年生1人の計15人が実行委員会を立ち上げ、企画・運営についての話し合いを開始。学生らは「少しでも地域の力になれれば」と、さまざまなアイデアを出し合った。まず、約60年間今八幡宮からリヤカーにのせて引っ張っていたみこしを、今年は野田学園の生徒と協力し、「女みこし」として担ぐことに。かけ声などもみんなで決め、中市のNa c、米屋町のみずほ銀行前、道場門前のどうもん広場前で太鼓打ちのパフォーマンスも実施。また、さい銭を入れた人には「荒高神社」「今八幡宮」の文字が入った手作りの木札(600枚)を渡すことにした。
 さらに、午後7時から9時まで長寿寺で開かれるステージ企画を一新。過去20年間、同町内では約20万円かけてプロの劇団を呼んでいたが、今年は学生らがプロデュース。「ストークバム」による大道芸をはじめ、同大ミステリーサークルのマジックショーや、この日のために学生らが結成したフォークバンドによる演奏、さらに同大の学生と卒業生が所属する「長州よさこい連 崋劉眞」のよさこい演舞、荒高町内会で週に3日取り組んでいる太極拳の演武で舞台を構成する。
 このほか、学生はギョーザやアイスクリームの夜店も出店。町内会有志による恒例の福引きや、輪投げ、ヨーヨー、やきとりやトウモロコシ販売などもある。
 同大国際文化学部2年の井原正太郎実行委員長(21)は「あくまで地域の人たちが主役で、自分たちは手伝わせてもらっているという立場。少しでも祭りを盛り上げられるよう最後まで頑張りたい」と言い、同演習担当の人見英里教授は「地域の人と一緒に活動することで、コミュニティーの中で生きる知恵など、さまざまなことを教えてもらうチャンス」と話す。また、町内会と大学の橋渡しになった柳井さんは「学生たちは朝の6時から出て準備や後片付けまで手伝ってくれるという。その心意気が本当にうれしい。来年以降も一緒に地域を盛り上げていければ」と期待を寄せている。
  

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2007年08月29日

3年に1度の「十二の舞」奉納


 あす30日、台道の繁枝神社(林伸彦宮司)で行われる秋季例祭で「十二の舞」が奉納される。昔は12年に1度奉納されていたが、伝統芸能の保存、後継者育成のため30年ほど前からは3年に1度となり、今年がその年にあたる。例祭を目前に控え、十二の舞保存会(松岡匡太郎会長)も熱の入った練習が続いている。同会の男衆は「代々受け継いできた伝統を、次の代にもしっかり残していきたい」と語っている。

 「十二の舞」は五穀豊穣を祈り、悪疫災難を逃れようと12の曲目からなる舞を神に奉納する里神楽。天照大御神などの古来の神話を基にした物語で、弓やなぎなた、刀などを用いた勇壮な舞である。大道旦地区(旦東・大繁枝・開作)における起源については正確な記録が残っていないが、室町時代から始まったともいわれている。
 同地区では昔から12年に1度、氏神である繁枝神社の秋季例祭時に奉納してきた。また、歴史ある伝統芸能を後世に残していこうと、1903年には旦東地区の有志らで保存会も結成。戦時中、一時的に途絶えたものの、59年に同会の手で復活させて以降、代々受け継がれている。
 しかし現代では、社会的・経済的変化が急激に進み、農作業を辞める人や同地区から出て行く人などが増えたため、全盛期は70人以上いたメンバーも半数以下に減少。保存・継承が次第に困難なものとなっていった。また、身ぶり手ぶりの口伝であるため、12年に1度という周期では正確な舞いを忘れてしまうとの懸念もあり、継承者育成のためにと、30年前からは3年に1度奉納することとなった。
 現在は、20歳代前半から50歳代後半までの男衆約20人と、彼らを指導する世話役10人の合わせて30人ほどで十二の舞を継承。特に奉納の1カ月前からは週6日、地区の集会所で本格的な練習を行っている。みな仕事が終わってからの参加だが疲れた表情などは見せず、動きを完全に覚えようと真剣に取り組んでいる。世話役の一人、中谷安彦さん(65)は「何代にもわたり受け継いできた十二の舞を、次の世代へしっかりと継承し、旦地区にいつまでも残していきたい」と話している。
 繁枝神社(TEL0835-32-0079)秋季例祭は、30日午前10時から祭典を開催。「十二の舞」は正午から拝殿にて奉納される。そのほか、午後からは余興として子供角力大会、ゲートボール大会、小学生吹奏楽、もちまきなども行われる。
  

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2007年08月26日

減らぬゴミ不法投棄 椹野川流域でも深刻化



 市内各地でゴミの不法投棄が後を絶たない。特に椹野川流域では、これらのゴミが雨による増水で流され、中州や川岸を荒らしてしまうことも。現在、水質の改善が進んでいるが、このままでは再び水質が悪化してしまう可能性も十分に考えられる。こうした中で、椹野川水系“森・川・海”水環境ネットワーク協議会(山本徹会長)は、環境保全の強化に向け、同様の取り組みを行っている椹野川流域地域通貨・連携促進検討協議会との将来的な連携についても検討を始めた。

 市環境保全課によると、市民の通報や各地区の環境美化委員から寄せられた不法投棄の報告数は、06年度で合計102件だった。ここ5年のうち、05年のみ55件と大きく減少したが、それ以外は軒並み90件以上の不法投棄が見つかっており、年々増加傾向にある。さらに、同課以外に県などへ通報する人もいることから、実際には数字以上の不法投棄が行われているのが現状だ。
 特に椹野川では支流を含めた流域全体から、生活ゴミのほかに自転車やテレビ、冷蔵庫などの粗大ゴミが数多く見つかっている。雨で増水した際には、押し流されたゴミが川岸や中州に打ち上げられ、流域の人たちを悲しませることも少なくない。
 椹野川流域には、環境保全に取り組むさまざまな市民・公共団体がある。さらにこれらの団体を連携させ、流域全体で環境保全活動を展開しているのが、椹野川水系“森・川・海”水環境ネットワーク協議会や椹野川流域地域通貨・連携促進検討協議会だ。
 22日には、椹野川水系“森・川・海”水環境ネットワーク協議会の07年度総会があり、本年度の活動について委員が審議を行った。同協議会は03年、市、県のほか市環境を守る会、椹野川漁業協同組合、山口森林組合などによって発足。以来、「椹野川・水環境だより」の発行(年1回、流域6万2千戸に配布)や、「不法投棄禁止」「ポイ捨て禁止」と書かれた啓発看板の設置(06年は53枚)など、さまざまな環境保全事業を続けている。
 今回は、椹野川流域地域通貨・連携促進検討協議会の岡秀夫事務局長がオブザーバーとして出席。椹野川の環境保全について、水環境ネットワーク協議会と重複している取り組みもあることから、この日は、活動強化に向けた両協議会同士の連携の可能性についても話が及んだ。
 山本会長は「環境保全についての活動強化には、さらなる連携が重要な意味を持つ。それに向かって今後どのように取り組むかが大きな課題となる」と話している。
 複数の団体からなる両協議会が連携すれば、さらに多くの人が環境保全活動へ参加することになる。ゴミの不法投棄の撲滅に期待したい。

  

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2007年08月25日

誠英高自転車部 山下一輝くん 日本代表としてアジア大会出場



 誠英高校3年の山下一輝くん(18)が、9月3日からタイで開かれる「第14回ジュニア・アジア選手権自転車競技大会」に、日本代表選手として出場する。「自分より強い外国人選手の走りを見るのが楽しみ。結果はともかく、最後まで全力で挑戦したい」と意気込んでいる。

 山下くんが本格的に自転車競技を始めたのは中学生の終わり。中学3年間は野球部だったが、テレビで見た競輪選手にあこがれ、地元のジュニアスポーツクラブに入会。「将来はプロへの道に進みたい」と、誠英高校に進学して自転車部に入り、県自転車競技連盟理事長を務める久和正孝さん(65)の指導の下、短期間でめきめきと力をつけてきた。
 持ち味は、レース後半になってもトップスピードを維持しながら粘り強くこぎ続けるスタミナ。「普通の選手は後半スピードが落ちてくるが、彼は人が苦しいところで我慢する忍耐力がある」と久和さんは評価する。山下くんはこの2年半、ほぼ毎日競輪場に足を運んで自転車の練習に没頭。津和野や須佐方面まで往復100~200kmを走るロード練習もこなし、持久力をつけてきた。
 「最初のころはきつくてやめたいと思ったこともあったけど、今では趣味も特技も自転車。夢は高校時代に日本一になり、将来競輪選手になること」ときっぱり。自転車を通して精神面でも鍛えられ、人間的にも大きく成長できたという。
 2年生の時には兵庫国体(1kmタイムトライアル)で4位、シドニー・ユース・オリンピックフェスティバル(ケイリン)で6位、3年になってからは5月のJOCジュニアオリンピックカップ(1kmタイムトライアル、スプリント決勝)で2位に入賞。そして、優勝を目指して臨んだ今月のインターハイ(1kmタイムトライアル)では自己ベストの1分7秒を出したが、惜しくも0・5秒差で優勝を逃し、2位という結果に終わった。
 しかし、これらの成績が認められ、今回アジア選手権大会の日本代表選手に選ばれた。山下くんは、今週初めから静岡県で行われている代表選手(男子6人、女子2人)の強化合宿に参加しており、8月30日に成田空港からタイに向けて出発する予定だ。
 久和さんは「アジアには手ごわい選手が多いが、彼なら優勝も可能」と期待を寄せ、山下くんは「強い選手を見て、世界のレベルを肌で感じることができるいいチャンス。結果はともかく、最後まで挑戦者として全力で走りたい」と闘志を燃やしている。

  

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2007年08月25日

香山公園、常栄寺に千本以上の和ろうそく「山口ゆらめき回廊」開催



 きょう25日、9月8日(土)、22日(土)の計3日間、香山公園と常栄寺で「山口ゆらめき回廊」が開催。千本を超える和ろうそくと竹灯籠が灯され、ライトアップとはひと味違った幻想的な雰囲気が味わえる。主催の市デスティネーションキャンペーン実行委員会は「山口の夏の風物詩として定着させたい」と話している。

 きょう25日と9月8日、22日の3日間、午後7時半から国宝・瑠璃光寺五重塔が建つ香山公園と常栄寺で「山口きらめき回廊」が開かれる。
 これは、今年1月に行われた山口お宝展のオープニングイベント「キャンドルライトの点灯」が来場者から好評を呼んだため、山口商工会議所(TEL083-925-2300)や市観光課などで構成する「市デスティネーションキャンペーン実行委員会」が山口の新たな目玉イベントにしていこうと提案。来年行われる同キャンペーンのプレイベントとして、「山口きらめき回廊」と銘打って第1回目を25日に実施することにした。
 香山公園では、五重塔に続く石道と毛利家墓所で合わせて約千本の和ろうそくに火が灯され、幻想的な明かりが一帯を包み込む。また、常栄寺では山門から鐘楼までの道をろうそくの炎が彩る。
 そのほか、香山公園では7時半から30分おきに計4回、大内文化まちづくりサポーターによる紙芝居「五重塔はかくして残った」の上演が、常栄寺では庭園内(要入園料)で、虚無僧の格好での尺八演奏が行われる。
 同委員会は「大内文化の象徴で、山口の観光シンボルでもある五重塔の更なるPRのためにも、山口の夏の風物詩として定着させていきたい」と話している。

  

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2007年08月25日

札の辻・21

 わが家の近くを椹野川に合流する仁保川が流れている。
 葦原の繁った川土手には旧盆を過ぎる頃から月見草が咲きはじめる。
 月見草は待宵草、大待宵草の別称があり、南米または北米から1850年代(嘉永年間)に渡来したという。
 草丈は60センチくらいだが、夕暮れになると黄白色四弁の清楚な花を開き、翌朝になるとしぼんで淡紅色となる。
 明治の生んだ詩人で画家の竹久夢二は、郷里岡山は旭川の河原に咲いた待宵草(または大待宵草)を見て「待てど暮らせど来ぬ人を」と、やるせない想いを月と花にからめ、待宵草を故意に逆さにして宵待草の歌を作詞した。
 作家の太宰治は代表作「富嶽百景」のなかで、
「私の目には、いま、ちらと見た黄金色の月見草の花ひとつ花弁もあざやかに消えず残った。三七七八米の富士山と立派に相対峙し、みじんもゆるがず、けなげにすっくと立っていたあの月見草はよかった。富士には月見草がよく似合ふ」と書き、現在、富士山を望む山梨県の御坂峠に「富士には月見草がよく似合ふ」と刻まれた太宰治の文学碑が建てられている。
 いずれにしても月見草の咲く8月下旬にもなると、残暑きびしいなかにも川面を渡る朝夕の風には、晩夏のもたらす涼感が秘められている。そして葦原の上には季節の句読点の如く、赤トンボが数匹姿を見せはじめ新秋が近づく。   (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2007年08月24日

県美術展覧会スタート 大賞に吉村芳生さん



 第61回「山口県美術展覧会」が、県立美術館(TEL083-925-7788)で始まった。同展覧会は、18日から同館を核として行われている第1回県総合芸術文化祭総合フェスティバル美術館特別企画「ミュージアム・タウン・ヤマグチ2007」(HEART2007)のメーンイベントでもある。382点の応募作品の中から、大賞には市内の画家・吉村芳生さん(徳地、57)の「徳地に住んで見えてくるもの(色鉛筆で描く…)」が選ばれた。そのほか市内からは、上野ユリオさん(58)、山科君代さん(74)、山根秀信さん(47)ら3人が優秀賞に輝いた。会期は9月9日まで。

 応募総数は382点(昨年比57点増)。会場には、洋画、木彫、焼き物、空間芸術作品など、入賞作品30点(大賞1点、優秀賞5点、佳作24点)と入選作品95点の、バラエティー豊かな計125点の作品が展示されている。
 1974年から17回にわたり出品し、初めて大賞に輝いた吉村さんは、最優秀賞2回、優秀賞3回を受賞した実力者。受賞作品となった「徳地に住んで見えてくるもの(色鉛筆で描く…)」は、100号サイズ(162×112センチ)を3点つなぎ合わせた大画面いっぱいに、自身が住む徳地に咲くコスモスを鮮やかに描いたものだ。審査員の福永治さんは「気の遠くなるような細密描写でありながら、遠目から見たときの意外性、写真を思わせる画面が魅力の一つになっている」と評価している。吉村さんは「今まで描いたコスモスの絵の中で、花数も大きさも一番。いい作品をたくさん残し、自分自身も徳地で“花も実も付けたい”という思いがこの作品を描かせた」と話した。
 上野ユリオさんは、写真を使った作品「個人情報保護法」で優秀賞に。証明写真の顔の部分だけを切り取りとって並べることで、個人情報保護が叫ばれている現代に、何かを訴えかけるような作品になっている。
 同じく、8年連続で県美展に入賞している山科さんは、「みのり2」で昨年に引き続き2回目の優秀賞を受賞。昨年はマスカットを題材にしたが、今年は130×16センチの画面いっぱいに、みずみずしいサクランボを描いた。一つひとつが色鮮やかに表現され、果実が持つ独特なつやまでもが描き出されている。
 また、優秀賞を受賞した山根秀信さんは、過去に大賞1回、優秀賞4回受賞の経験を持つ。今回の「静物(レジ袋)」は、46×38センチの作品12点を組み合わせたもの。一つひとつにさまざまな構図でレジ袋が描かれ、全体的にバランスのとれた作品となっている。
 山口市から佳作・入選に選ばれたのは次のみなさん。   
【佳作】井岡義朋▽池内麻依子▽うえのけいこ【入選】石原隆▽伊藤和恵▽今井祥博▽うえのけいこ▽岡村邦彦▽菅野喜七▽木原亜紀▽佐々木研己▽高杉紀美子▽武永和茂▽千葉喜彦▽橋口仁▽林康雄▽深田佳心▽藤重侑子▽保手濱拓▽山科君代(敬称略)
 なお、入場料は一般250円、大学生200円。70歳以上と18歳以下および高校生、盲・ろう・養護学校生は無料。
  

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2007年08月24日

竜王社のムクノキ巨樹群 (山口市宮野上)



 宮野新橋の北側に一際目立つ鎮守の森、訪ねると社殿西に3本、東側に1本、鳥居側の5本の樹で構成されている姿は圧巻である。最大の樹は周囲5メートル、樹高は25メートルもあり、それぞれの樹は折損し空洞の姿も見せるが、まだまだ樹勢は旺盛である。ムクノキやエノキは全国的に神の依代として信仰され、保護されている事が嬉しい。

鳥居と大樹、空の部分に雲を入れ奥行きのある写真にする。(ニコンD200 10ミリ F8 1/250秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺