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店長情報

2007年11月30日

足尾権現 (山口市嘉川)



 浄福寺は、大宝年間(701)役小角により開かれ、応永年間には大内氏の祈願所として栄えたといわれる歴史のある場である。その境内に“足尾大権現様”がある。足の病気に御利益があるといわれ、とても頼もしい菩薩である。奉納された草鞋にその信仰を感ずる。

御堂を真正面からの撮影にし、全部が見える様にした。
(ニコンF4 80ミリ F8 1/60秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2007年11月30日

12月1日 10万球のイルミネーション点灯式



キャンドル応援団大募集

 10年前から「日本のクリスマスは山口から」事業を展開している山口商工会議所青年部は今年、創立30周年を機にこれまでC・S赤れんがで行っていたイルミネーションを、より多くの人に見てもらおうとパークロード周辺に移動することにした。あす12月1日には、市中心商店街および新亀山公園で、「10万球のイルミネーション点灯式」があり、アンディフロイデによる「第9」の大合唱やスノーボード界のカリスマ・山崎勇亀氏によるトークショーなどが行われる。イルミネーションの点灯は25日まで。

 同青年部は今年、市民参加型のイルミネーション企画「キャンドル応援団」を実施する。これは、企業や市民に一口千円からキャンドルを買ってもらい、フリーメッセージや企業PRが書かれた千個の明かりを、1日(同公園)、8日(県立美術館)、15日(同)、22日(中心商店街からパークロードまでパレード)に点灯しようという試みだ。1日正午には、どうもん広場および米屋町みずほ銀行前で「オリジナルキャンドルの作製会」を予定しており、現在参加者を募集している。問い合わせ先は同青年部(TEL083-925-2300)。
 1日午後5時からは、同公園で「クリスマスパーティー」が開かれる。5時半に10万球のイルミネーションが一斉点灯されるほか、スノーボードの新作展示販売やファッションショー、プロスノーボーダー・山崎勇亀氏のトークショー、アンディフロイデや十字堂ゴスペルクワイアなどによるミュージックライブが繰り広げられる。
 なお、青年部の木村秀明会長によると、この日、周南のツリー祭りをはじめ、県内各所で一斉にイルミネーションの点灯が行われるという。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年11月25日

「折り紙で多くの人を癒やしたい」



 「折り紙は、いつもわたしを元気づけてくれる大切な存在」―。そう笑顔で話す県立大学2年生の原田佳織さん(23)は、中学3年生の時に脳の病気だということが判明し入院。病室で折り紙と出合い、折ることで闘病生活を乗り越えた彼女は「折り紙で多くの人を癒やしたい」と思うようになった。現在、地域でのイベントに参加し作品展を行ったりワークショップをしたりといった地道な活動を展開している。

 「ここはこう折るんだよ」と、子どもたちに笑顔で折り方を教える原田さん。いつも笑顔を絶やさず明るく気さくな彼女だが、約7年前の中学3年生のころ脳幹部橋出血という病気であることが判明。手術を受けたものの、入院中に2回目の出血が起こり、左半身まひになり、手足が動かず車いすが必要な生活を送っていた経験がある。
 そんな原田さんが現在のような折り紙の活動を始めるきっかけになったのは、同じ病室に入院していた一つ年上の女性との出会い。「病院で友達なんてできないだろう」と思っていた原田さんに、彼女は折り紙で折ったウルトラマンを手渡しながらきさくに話しかけてくれた。
 それをきっかけに二人は意気投合。日本折紙協会に入っていた彼女を中心に、同い年くらいの子たちと一緒にくす玉やユリの花、千羽鶴を折ったりと、今まで自分のことを受け止めるのに精いっぱいだった彼女だったが、少しずつ心にゆとりを持てるようになっていった。原田さんは「彼女から手渡されたウルトラマンは、自分にとってただの折り紙じゃなく、あたたかい心のこもった贈り物に思えた。何もする気が起きなかった気持ちに光が差したようだった」と振り返る。
 退院後も3年間の自宅療養を行い、人とほとんど会うことができなかった原田さんだったが、そんな日々を支えてくれたのも友達が教えてくれた折り紙だった。「ウルトラマンの折り方だけは忘れたくない」という思いから折り紙に向かい、折り続けた。
 病状は、自宅療養と体力向上によって次第に回復。今でも、少しずつ出血は続いており半年に1回は病院に通っているものの、手足のまひもほとんどなく普通の生活ができるまでになった。 
 また、「自分が体験したように折り紙で人の心を癒やしたい」と、折り紙の活動も精力的に展開。2年前にNPO法人アス・ライフサポートで1カ月にわたる折り紙展を行ったほか、昨年にはほっとサロン中市「まちのえき」で折り紙を通して利用者たちと交流した。今月19日には、大殿ふるさとまつりで第2回折り紙作品展とワークショップを開き、多くの人に折り紙の楽しさを伝えている。
 「病気はマイナスなことだったけれども、病気にならなければわからなかった人の痛みなどを教えてくれた。だからこそ今の活動をしたいと思うようになった。自分の作品を通して、見た人に何かプラスになるものを感じてもらいたい」と原田さんは力強く語る。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年11月24日

防府天満宮で御神幸祭 約5千人の裸坊が乱舞



 きょう24日、防府天満宮で西日本屈指の“荒祭り”「御神幸祭(裸坊祭)」が開かれる。長い歴史を持つ同祭は今年で1004回目を迎える。白装束に身を包んだ裸坊たちが乱舞する姿は圧巻。関連行事としておんなみこしや大小行司お宮入りなども行われる。

 「御神幸祭」は、菅原道真公が太宰府へ下る途中に、防府に立ち寄った際の送迎の故事にちなんだ祭り。1004年10月に一条天皇が初めて勅使を派遣した時に催されて以来続いている。午後1時半からの関連行事では、粋な江戸前のみこし振り「天神おんなみこし奉納」を実施。今年は幼児から若い女性200人が参加するだけでなく、小学生を中心とした20人のおはやし隊「梅っ子」も加わり、祭りを盛り上げる。
 2時からは、大行司役・小行司役が多数の加勢を従えて、防府駅前から出発。無事の奉仕を祈って目抜通りを大名行列を組んで天満宮へ向かう。
 そして、6時からはいよいよ祭りのメーンイベント。防府天満宮拝殿正面の扉が開くと同時に、数百人の白装束を身にまとった裸坊が拝殿になだれ込み、「兄弟ワッショイ」の掛け声と熱気で殿内を包み込む。また、御神体を奉じた重さ500キロの御網代輿が58段の大石段を滑り降り怒号と喚声の中、約5千人の裸坊が乱舞。約2・5キロ離れた勝間浦のお旅所まで、市内を練り歩く。お旅所で神事が行われた後は再び防府天満宮へ。9時ごろ裸坊たちの「裸坊二本じめ」で幕を下ろす。
 そのほか、御帰還直後からは御網代を回廊に奉安。25日午後8時まで、参拝者が下をくぐることによって天神様のご加護をもらえるという「御網代くぐり」ができる。また、同日午後1時からは奉納邦楽演奏会もある。
 問い合わせは、防府天満宮(TEL0835-23-7700)まで。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年11月24日

新入学準備商戦が本格化



 08年、市内小学校に入学する新1年生は、今年より14人少ない1859人(07年11月時点)になる見込み。学校別では最多が平川小200人、最少が徳地の柚野木小で1人。すでに入学準備を始めている家庭も多く、市内各店で本格的な新入学準備商戦がスタートした。

 新入学まで5カ月を切り、市内の各販売店では新入学準備に向け動き出している。
 中市のカバン専門店・ヨシカネ(TEL083-922-1886)でもすでにランドセルコーナーを特設している。同店は、池田地球が製造する宇宙工学を用いた「NASAランドセル」を市内で唯一取り扱っている。肩ベルトと背当て部には衝撃吸収材「テンパーフォーム」が使用されており、背当ての形状自体にも、子どもが一番軽く感じる「垂直に背負える」よう工夫が凝らしてある。また、ひねった状態で形が保てる「形状保持ベルト」を採用。ベルトは子どもの体形に沿って湾曲し、体にぴったりフィットする。
 価格はクラリーノ製(合成皮革)で2万6250円~、店での売れ筋は3万5千円~4万5千円台。同店の森田倫子店長は「価格だけを見るのではなく、素材や細部の作りまでしっかりした6年間使えるものを選ぶこと。また、フィット感が高いかを確認し、子どもの体に負担を与えないことが重要」と選ぶ時のコツを話す。
 もう一つ、代表的なものが学習机。黒川のリビンズ・タネダ山口店(TEL083-921-8555)や、吉敷のヤマイチ本店(TEL083-922-6816)でも展示コーナーを拡張し、本格的な販売を始めた。近年の主流は、本棚が分離し、独立して使えるセパレートタイプの机。購入家庭の間取りや、子どもの成長、収納する物に合わせて、本棚を正面から机の横側に置き換えたりと、個人の使い方で自由に形が変えられる机が人気だ。また、マンション住まいや子どもが1人の家庭に好評なのが、ベッドと机が一体化したシステムデスク。2階部がベッドになっており、その下に学習机が置けるロフトタイプや、ベッドの横に机がくっついているタイプなどがあり、スペースを有効活用できるのが人気のポイントだ。そのほか、大人になっても使えるようなデザイン性を重視した家具メーカーのものや、材質にこだわった純国産の机など、種類豊富にそろっている。
 価格は両店とも2万9800円~15万円台で、一番多く売れるのは5~7万円台。リビンズ・タネダの種田良実店長は「有名ブランドと同様のモデルで、価格の安い自社ブランドも人気。子どもの目線で見て、子どもにとっての使いやすさを考えてほしい」と、また、ヤマイチの石打政徳営業マネジャーは「長年使う物なので、子どもの成長段階に合わせて使い方が変えられるものを選ぶのがポイントの一つ」とそれぞれ話す。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年11月24日

読書傾向(老後と貧困)

 「家族という名の孤独」(斉藤学)・「快適生活研究」(金井美恵子)・「今から考える終の棲み家」(大沢久子)・「現代の貧困」(岩田正美)・「ネオ階級社会を待望する人々」(林信吾)・「体験ルポ、世界の高齢者福祉」(山井和則)・「国境を越える労働者」(桑原靖夫)。
 ダラダラと、本の名前を並べましたが、これ等が近頃私が読んだ本です。傾向として老後と貧困ですねー。現在のテーマは、老後と貧困なのです。
「今から考える終の棲み家」の帯に、“親をどうする? 自分はどうする?
みんなどうしているの?”とある。私が驚いたのは、60歳前に自分の老後をきちんと考えている人が多いということだ。なんとかなる、と思っていた私は心配になってきた。読むうちに、この日本では、ぼんやりとしていては、安心して老後を過ごせない、ということがわかってきた。
 私はどうすればいいの? 広告で見た海辺の有料老人ホームは魅力的だが、料金が高額すぎる。故にここに入居するのは無理! 辿り着いた結論は、介護保険を使って、それも利用者負担をできるだけ抑え、最後まで自宅で過ごす、が自力でできる範囲だ。それを可能にするには、病気にならないこと。今後の読書は医学書だ! 予防医学だ。団塊の世代の仲間達よ、ご油断なさいますな。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2007年11月24日

札の辻・21

『私は現在、(海の青)をテーマに陶筥を制作している。青の追求の上で、私の目指す色と「ピカソの青と緑」とが重なった。―中略―まさに情熱をかけた挑戦である。私のこうした造形への情熱は、ピカソに遙かに及びもつかないが、確かにピカソから得たものには違いない。』
 これは、このほど出版された=陶芸作家の造形思考―大和保男の自伝的陶芸私論=の文中にある一節だ。
 1901年秋からピカソに青の時代という一連の作品がある。過去の成果を反省しながら造形的想像力のひらめきを構図に表現した「バルセロナの屋根」など崩壊と秩序をデッサンと青い色彩でまとめている。
 大和さんは―ピカソ芸術に触れて以来五十数年、ピカソに陶酔・感動するのみではなく、あらゆる美の原点や心象的表現を探りながら、学びとることにためらいはなかった。そして、そこにはピカソの優れた感性とは別な職人的一面も発見した。―と書いている。
 先日氏の旭日小綬章受章と自著「陶芸作家の造形思考」出版の祝賀会に集まる270余名に対する謝辞で氏は「長い歴史の中から先人に教えられ
た芸術感を養い、新しい制作活動をつづけてきた。次代に何が残せるか、これからも思考と創造の道は限りなく続く」と述べた。
 有吉佐和子に陶芸小説「青い壷」があった。保男作「海の青」の陶筥に期待したい。 
        (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2007年11月23日

湧水 (山口市宮野上・木戸山)



 萩・山口・津和野に向かう場に和三道という店がある。三つの町に通ずる交差点に開かれた場には、天然の水温14℃の非常に柔らかな軟水湧水がある。和風料理・コーヒーなどに良く合う水だといわれる。逆に硬水といわれる水もあるが、木戸山山系の森林が育んだ水は椹野川の源流の一つで、是非に焼酎でたのしみたいと思う。

山間の部は斜光の表現が出来なかった事が残念だが、結果はいい仕上がりになった。(ニコンF4 40ミリ F  1/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2007年11月18日

「大きな帽子を被ったジャンヌ・エビュテルヌ」 モディリアーニ (1918年)

 

モディリアーニの最後の3年間を、妻ジャンヌの作品とともにたどる展覧会が始まった。
 開館前に入り口に並ぶ人もいて、モディリアーニ人気の高さがうかがえる。
 会場に並ぶ油彩画と素描をじっくり見ていると、モディリアーニの油絵には素描っぽい部分がかなりあることにはじめて気がついた。「あ、そーか」と手をたたきたくなるような発見だったのだが、もうとっくに気づかれている方も多いだろう。
 ジャンヌの絵も意外にしっかりしているのに驚いた。たった3年間の生活をともにし、モディリアーニが没した2日後にわずか21歳で自ら命を絶つジャンヌは、これまで悲劇の女性としてのイメージが強かったようだ。けれども今回の展覧会で彼女の残した作品を見ると、才能のある女性だったことがよくわかる。
 毎週土曜日には美術館でモディリアーニとジャンヌの映画も上映される。ピカソら友人たちとのさまざまなやりとりも描かれ、興味は尽きない。

県立美術館学芸課長 斎藤 郁夫  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)サンデー美術館

2007年11月18日

朝比奈敦さんの小説「国境」



07年下半期 文學界の同人雑誌優秀作に! 同人誌作家にとって唯一、芥川賞への登竜門

 小郡上郷の朝比奈敦(本名:矢野栄一郎)さんの小説「国境」がこの度、文藝春秋発刊の老舗文芸誌「文學界」の「07年下半期同人雑誌優秀作」を受賞した。同人誌作家にとって芥川賞への登竜門と言われる、権威ある賞であり、朝比奈さんは「今までで一番自信を持てる作品。高い評価を受けることができてほんとうにうれしい」と話した。

 3年ほど前に山口高校教諭を退職後、現在は大阪文学学校のチューター(指導助言者)をしている朝比奈敦さん(61)は、文学同人誌「風響樹」(山口市)と「飃」(宇部市)で小説を書く傍ら、99年からは「VIKING」(大阪府茨木市)のメンバーとしても執筆活動を続けてきた。受賞作品「国境」は、今年8月発刊のVIKING680号で発表した中編私小説である。
 体調を悪くし退職した元高校教諭の男が、骨休めにと1週間の滞在予定で訪れた台湾が望める南の島に、結局は3カ月近くも居着くこととなる。そこで出会う島の住民や本土からの移住者との交流、構築される人間関係、島での暮らしぶりなどが現代の時間軸で描かれている。これは朝比奈さん自身が旅した八重山諸島の一つの島が題材になっており、文中の核となる登場人物も、実際に島で出会った人がモデルになっている。
 「07年下半期同人雑誌優秀作」は、全国の100を超える文学系同人誌に掲載された全作品を対象に、文學界の中で毎月ベスト5が選出され、さらに半年ごとにその中の最優秀作品を決める、同人誌界で最も権威ある賞。受賞者で、のちに芥川賞や直木賞を取った作家もおり、同人誌作家にとって芥川賞への唯一の登竜門とされている。
 今回の最終選考には朝比奈さんの他に6作品の計7編がノミネート。昔話や思い出話をもとに書かれる作品が多い中、「上昇や下降といった気運もなく、何ともイメージのしにくく書きようのない“今の日本”を題材に取り扱い、それを見事に表現している」との評価を受け、評者の全員一致で見事、07年下半期優秀作品に選ばれた。作品は文學界12月号に転載されている。
 朝比奈さんは「約25年の執筆活動で、やっとここまでこれた。この作品で賞が取れないならもう終わりだと思っていたほど、万全の出来だった。それだけに、優秀賞の評価を受けたことがとてもうれしい」と喜びを語った。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース