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店長情報

2008年08月31日

ライフル射撃をもっと身近に! 私財を投じ練習場開設



 県ライフル射撃協会の加盟者は現在52人で、うちジュニア人口は10人。すべての部門に出場枠が与えられる11年の山口国体に向け、競技人口をさらに増やし、選手の底上げも図ろうと、平田英俊さん(57)が私財を投じ「山口ライフル射撃場」(仁保上郷)を、このほど完成させた。
 これまで競技用のライフル射撃場は県内になく、選手たちは広島や福岡での練習を余儀なくされていた。自身も銃を愛し、娘のまどかさん(20)がライフル射撃の国体強化指定選手でもある平田さんが「このままでは地元国体で好成績が挙げられない」と一肌脱ぎ、口径4・5ミリの弾で10メートル先の的をねらう空気銃射撃と、口径22ミリ以下で50メートル先の的をねらうライフル射撃とができる、県公安委員会指定の練習場をつくりあげた。
 平田さんは「3年後に高校生になる世代の競技人口を、特に増やしたい。少しでも興味があったら連絡して」と呼びかけている。

連絡先は、TEL083-929-0740、c-hirata@c-able.ne.jp。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2008年08月30日

9月1日 荒高 もりさま祭



 あす9月1日午後7時から本町の長寿寺境内で、山口の夏祭りの最後を飾る「もりさま祭」が開かれる。
 「もりさま」はかつてこの地にあった荒高神社の通称。祭神は菅原道真公(天神様)で、学問の神様としてはもちろん、火難病よけの神様としての信仰もあつい。
 祭りの企画・運営には、昨年から県立大学の学生が「地域共生演習」の一環として携わっており、ステージ内容を一新。今年は太極拳(町内有志)やよさこい(長州青組)、フォークバンドなどで舞台が構成され、境内には子どもを対象にした輪投げやミニゴルフ、ジャグリングなどのコーナーも設置。町内有志による恒例の福引きや輪投げ、ヨーヨー、トウモロコシ販売などもある。
 なお3時ごろ、商店街を、女みこしと子どもみこしが練り歩く。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2008年08月30日

札の辻・21

 先日、招かれて伊豆は修禅寺温泉の能舞台を持つ旅館「あさば」に一泊した。
 「あさば」は1675(延宝3)年創業の老舗で、明治の終わりに東京深川・富岡八幡宮の能舞台を移築し、通年で能楽師や狂言師を招く。宿泊した夜は移築百年記念で野村萬斎出演による狂言「水掛聟」と「狐塚」が披露された。
 古色を帯びる能舞台は広い池に面し、深い自然林を背にして蝉しぐれに包まれる。午後6時萬斎の狂言解説の頃からヒグラシがまるで解説者と競うごとく鳴きはじめた。
 狂言は二題共に室町時代の田づくり風景の人間模様が展開され、いつしかヒグラシも鳴き止み、池の水面に映える浮燈篭の灯りが、狂言の声量にゆれるようだった。
 翌日は湯ヶ島温泉にある「伊豆の踊り子」・川端康成の常宿湯本館まで行く。狩野川の渓流に沿う文豪の宿にふさわしい落ち着きを見せていた。
 修禅寺温泉をはじめ伊豆温泉郷は観光客の視線を引くために、天城の山菜と狩野川のアユの宿、大自然と能舞台の宿、湯けむりと文学の宿など各々の個性を主張する湯宿を目指している。
 私は思う。山口湯田にも歴史の宿、詩人の宿、庭園美の宿と全国発信ができる宿があることを。
 山頭火は1936(昭和11)年に伊豆を歩いた。
 はるばるときて伊豆
 の山なみ夕焼くる
                    (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2008年08月29日

市惠美須社 (山口市大歳)



 益田から津和野、市内の札の辻を通じ小郡東津で山陽道と交わる地までを石州街道という。道筋には旧跡を残した場所が多く、大歳黒川市には惠美須社が鎮座されている。矢原村庄屋、吉富藤兵衛の覚書に「建立の由来も作者も不明、古老の言い伝えで大内時代からあった古い惠美須である」と記されている。昭和32年の台風で大破後、石造の祠となる。

歴史ある場は、このアングルでしか表現出来なかったが、榊を持って来ればと後悔した。
(ニコンD200 80ミリ F11 1/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2008年08月29日

将来性見いだすバレエコンクール 白石薫子さんが1位



 このほど、奈良市で開かれた「第4回バレエコンペティションin奈良」のジュニア部門2(中学2年~高校1年)で、附属中3年の白石薫子さんがグランプリに輝いた。全国から実力者たちが集まる同大会は、世界でもトップレベルの指導者・コワリョーワ・リュドミーラさん(ロシア)が審査委員長を務めるなど、将来性のある子どもたちを育てるコンクールとして注目されている。
 白石さんのジュニア部門2には、74人が出場。踊らずに足のラインやスタイルなどを見るバー・センター審査(1次予選)で60人に絞られ、曲に合わせて踊る2次予選は21人が通過した。昨年13歳以下のジュニア部門1で2位に入った白石さんは、決戦で「グラン・パ・クラシックより女性ヴァリエーション」を堂々と披露。本番前まで失敗していたという片足で3回転する最後の大技も成功させ優勝を決めた。
 白石さんが通うマリバレエスクールの清水マリ主宰は「彼女が評価されたのは、一生懸命練習して技術面や精神面で強くなったのはもちろん、普段の学校生活をきちんと送っているから。あくまで学生の本分は勉強。それが必ず奥深い踊りにもつながっていく」と話している。
 白石さんは「本当にうれしい。去年まで精神的に弱かったけれど、今年になってだいぶ緊張せずに舞台に立てるようになった。今後海外のコンクールにも出たいので、まずは受験を頑張りたい」と笑顔を見せる。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2008年08月29日

稜線

 山口市徳地の三谷地区で8月15日に三谷地域づくり協議会(奥野利夫会長)主催による「家族ぐるみ同窓会」が、旧三谷小学校跡の三谷交流センターで開かれた。これは過疎化が進むなか、明治以来の小学校も廃校となった限界集落に旧盆の日だけでも和やかな集いを持ちたいと、家族ぐるみの同窓会となったもの。
 幕末の国勢調査といわれる1841(天保12)年の防長風土注進案徳地宰判に次の記述がある。
○周防国佐波郡徳地三谷 村は、国木、梶屋敷、 奈良原、奥谷、羽高の 集落から成り、田畑数 百五十五町歩余、石高 千三百石余、人口千百 四十七人、山高く猪、 鹿多く田畑を荒す故、 駆除に銃を用い余分の 出費あり。
○産物は米、麦、大豆、 小豆、蕎麦、和紙、こ んにゃく等なり。
○この他、袈裟岩堂、千 人塚、寿福院(本寺山 口瑠璃光寺)も存す。
 以上が調査報告の一部だが、佐波川の支流三谷川流域の集落における江戸期の状況から考えると、明治、大正、昭和初期には、豊かな自然と農業環境に恵まれていたことがよくわかる。
 三谷地区のみではない明治以降「農は国の本なり」の国づくりに生きた日本の山村は、いま限界を迎えている。(F)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2008年08月24日

熈 代 勝 覧

 

美術館で開催中の「美がむすぶ絆 ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術名品展」。
 なかなかお目にかかれない逸品ぞろいであるが、なかでもとくに見ていて楽しい作品が「熈代勝覧」。
 江戸の町のにぎわいを描いたものだが、こまかな部分まで表現されていて見飽きることがない。
 通りに沿って軒を連ねる大店。かまぼこ屋があったり「上赤味噌大安売」や「御結納」という看板が見える。屋台に並んだ新鮮な野菜や魚。たけのこや大根が見えるし、鰹や平目や鯛、さざえ(?)もある。町を歩く老若男女。武士、町人、僧侶…喧嘩を押しとどめられている者もいる。
 魚河岸が近づくほど混み合って身動きもままならない様子を見ていると、人々のかけ声や高笑が画面から聞こえてくる気がする。
 日本橋に立つと、まだ雪が白く残る富士山が見える。たけのこが出回り、いよいよ初鰹の季節到来。街中の高揚する活気がまざまざと甦ってくる。

県立美術館学芸課長 斎藤 郁夫  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)サンデー美術館

2008年08月24日

温暖化 とめるっちゃネットワーク やまぐち設立



 18日、市民や事業者、民間団体、行政が連携し、温室効果ガスの排出量削減などを目的とした山口市地球温暖化対策地域協議会「温暖化 とめるっちゃネットワーク やまぐち」が設立された。今後、緑のカーテンの普及啓発やレジ袋削減についての調査研究、地球温暖化対策に関する学習・教育活動の推進など、具体的な活動内容について検討していくという。

 地球温暖化対策地域協議会は、京都議定書における日本の温室効果ガス削減目標達成のため、全国的に「地球温暖化対策の推進に関する法律」第26条に基づいて設立されている。山口市では5月下旬に設立準備会が組織され、このほど発足。今後「はじめよう、暮らしの中のエコアクション ひろげよう、CO2ダイエットの環」を目標に掲げて活動していく。
 18日、宮野下の市不燃物中間処理センターであった設立総会の後、小学生100人を対象にした環境教室が開かれた。
 県環境アドバイザーのけんちゃんこと曽我邦雄さんが、風船などを使った簡単な手品を交え、リサイクルについておもしろおかしく話した。アルミ缶2個をリサイクルしたらテレビを9時間見られる量の電気が節約できること、レジ袋を1枚使わなかったら原料の石油が節約され、蛍光灯の電気が8時間つけていられるなど、わかりやすく説明。大内南小2年の山田実穂さんは「よくお母さんとエコバッグを持って買い物に行くけど、1枚でこんなにも電気が節約できるなんて知らなかった」と驚いていた。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2008年08月23日

9月22・23日 女子バレーの強豪 NECレッドロケッツ来山



 “ニッポンの元気印”・高橋みゆき、比類なき速さの移動攻撃でスピードバレーをリードする杉山祥子、山口市出身の泉夏子らが所属する日本を代表する強豪チーム、NECレッドロケッツ(V・プレミアリーグ所属)が来山。9月22日(月)と23日(祝)の2日間、市内で交流会やバレーボール教室などが開催される。
 これは、おいでませ!山口国体山口市実行委員会・市教育委員会主催の山口国体開催決定記念イベント。22日午後6時からのウエルカムパーティーでは、抽選会や質問会といった企画を通して、選手と直接触れ合える。定員70人(抽選)で会費は5千円。希望者ははがきに?住所?氏名?年齢?電話番号?チームへのコメントを記入し、〒753-0045 山口市黄金町7番15号、山口市バレーボール協会泉裕樹「ウエルカムパーティー参加希望」係まで。9月7日消印有効。
 また、23日午前9時からはやまぐちリフレッシュパークで市内の女子中学校バレーボール部員にNEC選手が指導。観覧者には抽選券が配布され、サインやグッズが当たる「お楽しみ抽選会」も行われる。さらに、午後0時50分からはNECの選手たちが紅白に分かれて対戦。トップ選手たちの迫力あるプレーを間近で見ることができる。入場無料。
 問い合わせは22日については同協会泉さん(TEL080-5624-1450)、23日は実行委員会事務局(TEL083-984-8120)へ。
 なお、当日来る選手は、全日本のスケジュールや体調などに影響されるためまだ未定。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2008年08月23日

札の辻・21

 風化する終戦記念日-という声のあるなか私には忘れられぬ曲がある。
 「海ゆかば」だ。海ゆかばは万葉集巻十八にある大伴家持の歌「海ゆかば水漬く屍」を、1937(昭和12)年に東京音楽学校(現東京芸大)教授の信時潔によって作曲された。
 だがこの曲は戦意向揚とは逆に、戦局の悪化と共に鎮魂曲的に演奏されることが多くなった。
 文化評論家新保祐司氏は「海ゆかばという名曲は、バッハと万葉集が信時潔のもつ古武士的な精神によって奇蹟的に結ばれたもので、まさに昭和史における苦難に満ちた時代の国のささやきであった」と述べている。
 私にはまた信時潔に格別な感慨がある。
 それは母校旧制徳山中学(現徳山高校)の校歌が「春が来た」や「故郷」で知られる高野辰之の作詩で、作曲は信時潔であることだ。徳高百年史に-信時潔は東京音楽学校教授、祖父、父、と共にクリスチャン。生涯イガ栗頭で野人的風貌を通し「海ゆかば」の作曲もした-と解説。
 思い出がある。
 1945(昭和20)年8月15日正午。私は呉海軍通信隊暗号要員として終戦の詔勅を聞いたあと、本部に戻る途中の防火水槽に2匹のアメンボを見つけ、長い6本の足で巧みに水面を滑走する姿に見とれた。遠く「海ゆかば」の曲が聞こえる。
 思考の停止した終戦のたまゆらに、アメンボは小さな命の影を無心に躍らせていた。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻