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店長情報

2009年02月28日

河村康子さんが初の大賞 山口市美術展覧会



 きょう28日から3月8日まで、市民会館で「平成20年度山口市美術展覧会」が開かれる(時間は午前9時半から午後5時、最終日は4時まで)。観覧無料。今回の応募作品数は昨年とほぼ同じ210点。多数の作品が賞選考候補に残る中、河村康子さん(58)の作品「SIJIMA」(洋画)が大賞に、岡?正さん(83)の作品「窯変花器」(工芸)が準大賞に選ばれた。

 審査委員全員一致で大賞を受賞したのは動物園の動物を題材にした「SIJIMA」。味わいのあるやさしい雰囲気が評価された。審査委員の河野通孝さんは「不思議なカタチとして動物を描いた着想。重なり合った動物たちの軽やかさとカバの重量感の対比。悠然と画面を横切るカバのユーモア。色とりどりの斑点がカバの皮膚に刻まれた無数のシワに見えてくる魔術。作家の絶妙なワザが心地よいリアリティーを実現させている」と話している。9回目の応募で初めての大賞受賞となった河村さんは「静けさの中に漂う穏やかな空気、そこに共存する者たちの平和を表現した。忙しさに紛れ絵を描く力を失いかけていただけに、驚きと共にうれしさもひとしお」と喜びを表す。
 また準大賞に輝いた岡?正さんの作品は、審査員の中でも非常に好評だった。審査委員の?留大輔さんは「作品自体は小ぶりだが、全体的に重量感があり存在感と迫力十分。作り手の素材や作陶にかかわる思い入れの強さを感じさせる」と講評した。
 そのほかの入選者は次の通り。   (敬称略)
【山口市教育委員会賞】鈴木次朗(洋画)▽井上広之(洋画)【山口文化協会賞】吉村大星(洋画)【おごおり文化協会賞】横山喜与子(写真)【奨励賞】渡辺郁子(日本画)▽橋口仁(洋画)▽光永透(洋画)▽河野恵子(洋画)▽野村真生(洋画)▽?杉紀美子(洋画)▽藤村正子(洋画)▽前川香代子(工芸)▽吉武八重子(書)▽柏木節夫(写真)【審査員特別賞】笠井健次郎(日本画)▽佐々木芙美子(洋画)▽野上雅史(彫刻)▽吉松政治(工芸)▽宮崎和代(書)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年02月28日

出会い

 「悲しみは生きて別離するより悲しきは莫く、楽しみは新しく相知るより楽しきは莫し」。“およそ人間の悲しみの中で、生きながら別れることほどつらく悲しいものはない。また、人生の楽しみの中で、新しい知己を得ることほど楽しいことはない”(中国名言名句の事典より)。
 現在は、「生きながら別れる」ことの辛さは少ない。飛行機も電話もあるから、友人達と遠く離れていても、その気になれば会える。その存在は身近に感じられる。辛くはない。古い時代の中国では、目の前から消えるということは、もう二度と会えないということだったのだ。あの広い国では別離は悲しきの極みだったのだ。
 楽しみの極地は、新しい知己を得ること。これは、昔も今も変わりない。新しい友人を得るのに、偶然もあるが、それだけでは決してない。偶然の前に自分が行動を起こして、その場に自分を連れて行っているのだ。自分で切り拓いているのだ。
 講演会でTさんと友人になった。偶然、隣り合わせの席についたのだ。座った位置は偶然だが、その講演会を選んで出かけたのは私の意思だ。Tさんもそうだ。話し掛けたのは両方の思いだ。その後の新しい付き合いは、二人で築きあげて行くのだ。そこに人生の楽しみが生まれる。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2009年02月28日

札の辻・21

 今日は高倉荒神祭で明日からは3月なのだ。
 冬来りなば春遠からじということばがあるように、冬のはじめの頃から春は待ち遠しい。
 秋吉台の山焼きもことしは天候による延期もなく終わり、水ぬるみ山笑う時期となるのだが本格的な春は足早には訪れない。その歩みは遅々として初夏を思わせるほどの暖かい日があるかと思えば急に風花の舞う寒い日々が来る。
 この辺の気象の特徴を表現した句に「冴え返り冴え返りつゝ春半ば」がある。春近くなり、いったんゆるんだ寒さが再びきびしくなることの繰り返しを言ったものである。
 所用で雪の秋田へ旅した娘から秋田名物の「いぶりガッコ」が送ってきた。
 いぶしガッコ、いぶり漬ともいう。雪深く寒さのきびしい秋田では屋外にダイコンを干すと凍ってしまうので、家の天井に吊し囲炉裏に燃えるクヌギ・ナラの煙でいぶしたあとタクアン漬にするが、燻製ができて独特の風味が生まれる。今度送ってきたのはダイコンだけでなくニンジンのいぶりもあったが、雪国の炉端に座り地酒でガッコを肴にしているごとき気分になった。
 阿知須の寒漬は大根の甘塩漬を竹竿で約50日間寒風にさらして乾燥したあと、ローラーにかけて扁平に伸ばし、タンク内に1年間密閉し醗酵させると、独特の色と香りが出るという。
 山口のいぶりガッコもできると思った。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2009年02月27日

布教の井戸 (山口市大殿大路)



 1549(天文18)年、フランシスコ・サビエルは鹿児島に着く。平戸から博多を経て翌年山口に着き大内義隆に引見される。その後、京都で天皇に拝謁を望むが果たせず、京都を去り再び来山する。井戸端での布教の様子は、旧サビエル聖堂にあった誕生から日本に渡り宣教するまでを描いたステンドグラスにも描かれていた。龍福寺参道に再現された井戸に歴史を考える。

井戸を斜めからの撮影で動を表現する。つわぶきの花があれば、もっといい絵になると思う。
(ニコンD200 50ミリ F8 1/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2009年02月27日

市若手職員による政策研究 「既存資源を活用した観光・農業の連携」

湯田温泉内での朝市開催を提案

 2月22日付本紙で紹介した、市の“意欲ある”若手職員で構成される「山口市の課題解決に果敢にチャレンジする政策研究グループ」。研究成果報告の第2回目は「異業種企業の連携による産業活性化について」中のサブテーマ「魅力ある既存資源を活用した観光・農業の連携について」。吉武紀幸さん(自治振興部政策管理室)と佐々木一志さん(総合政策部政策管理室)が取り組んだ。

 この研究テーマではまず、山口市における観光の現状を把握。市を訪れた観光客数は、05年=304万8千人、06年=326万5千人、07年=308万9千人と、おおむね横ばいで推移。一方、湯田温泉への宿泊客数は、05年=40万9千人、06年=40万4千人、07年=38万8千人と、3年間に2万1千人減少した。また、観光客が「期待していたのに期待はずれ」だったものに「名物料理」「温泉情緒」「特産品・お土産」「にぎやかな温泉街」「多彩な周辺活動メニュー」の五つがあると、山口大学によるアンケート調査結果から分析。そして、本市における観光の課題に「湯田温泉地区内での特産品販売・名物料理提供」と「湯田温泉内での『まちあるき』の提供」をあげた。
 続いて、本市における農業の現状が「農業人口の減少」「耕作放棄地の増加」「農業産出額の減少」等に見舞われていると指摘。市内農産物の出荷時期や主な農産加工品を把握し、市内30カ所で開催されている朝市へのヒアリングやアンケートを実施した。その構成員はほとんどが高齢者で「取扱商品は少量少品種で偏りがあり、値段設定は安く、地区外からの来客は少ない」との問題点が浮かび上がった。それらを受けて、本市農業の課題を「販売力・集客力強化=一定量多品種の農産物販売、朝市が連携した効率的な広報活動」「商品の付加価値化=対面販売を活用した安心安全な農産物提供、加工品販売による『おふくろの味』提供」だとした。
 その上で、観光と農業とが連携した取り組みとして「湯田温泉内での朝市開催」を提案。運営協議会を立ち上げ、“農業”サイドは、農家と観光客とが直接触れあえる体験型日曜朝市を開催し、安心安全な農産物や特産品を観光客に提供する。一方“観光”サイドは、所有バスの空き時間を利用した朝市関係者の送迎や彼らへの温泉招待、買い物客への入浴割引券配布等を実施。これらの取り組みが、観光客数および農業所得の向上、「やりがい」や「いきがい」の創出にも結びつくのだと、まとめた。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年02月27日

稜線

 市は、16日に09年度予算案を発表した。23日からの市議会定例会において、現在審議されているところだ。
 掲げられた事業のなかで、われわれの数カ月後の消費生活に影響しそうなのが「プレミアム商品券発行助成事業」。定額給付金のタンス預金化を防ぎ、市内での消費に回してもらおうというのが狙いだ。山口商工会議所が実施主体となり、秋穂、阿知須、徳地の各商工会が共同実施。市は、一部経費を負担する。
 商品券は、1セット1万1千円(千円×11枚)の額面を、1万円で販売。予定部数は5万セットで、販売総額は5億円、額面総額は5億5千万円となる。販売開始時期は、定額給付金の給付に合わせる。
 実際の流れは、まず市内各地の販売所で商品券を購入。それを有効期限内に市内小売店等で物品・サービス等の購入に使用する。使用済み商品券は、店舗から同商議所に持ち込まれ、額面の95%で現金化。残りの5%は運営手数料となる。プレミアム上乗せ分・5千万円と事務費700万円のうち、市は半額の2850万円を予算計上した。残りは、同商議所と各商工会で負担する。
 市内に活気をもたらす事業は大歓迎だ。各店舗には、これに合わせたセール開催等、需要喚起策を期待したい。(K)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2009年02月26日

氷上山で植樹200本



 美しいまち山口運動のタスキも活躍
 氷上妙見社(大内御堀)向かいの氷上山にある山王社跡地で22日、氷上浪漫里山の会(田中一義会長)による記念植樹が実施され、会員らは「美しいまち山口運動」のタスキを掛けて作業した。
 同会は歴史ある氷上地区の自然環境を守り、次世代に残していこうと08年1月活動をスタート。毎月2回、氷上川や里山の整備をしており、9月からは国土緑化推進機構「緑の募金」事業として認められ、コンビニエンスストア・ローソンからの支援を受けている。
 植樹には会員のほか氷上自治会、ローソン社員、地域住民と園児ら196人が参加。ヒラドツツジ、シダレザクラ、サルスベリ、レンギョウなど約200本の苗木を植え、里山の憩いの場作りに汗を流していた。
 前日に結婚式を挙げたばかりという谷川主税さん(30)・可奈子さん(28)夫妻は作業を終え、「タイミングとしてすごく良い記念になった。今後も散歩がてら訪れ、成長を見守りたい。これからは一緒になって氷上を大切にしていきたい」と笑顔で話した。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年02月22日

「四季花鳥図(部分)」 狩野松栄

 

1月から開催されているコレクション展「動物いろいろ」の作品が入れ替わった。今度の展示で目をひくのは大きな屏風である。
 そのなかのひとつを眺めていたとき、思わず「へーっ」と声をあげてしまったことがある。絵に描かれた姿をあまり見ない鳥をみつけたからだ。
 それはイスカという鳥で、食い違った奇妙な嘴をもっている。松ぼっくりをこじあけて種を食べるのに便利なのだそうだ。赤いのがオスで白っぽいのがメス。
 こんな鳥まで描いてあるとしたら、この屏風は案外おもしろいバードウオッチングのフィールドなのかもしれない。そこは不思議な場所で、日本に生息しないクジャクがいるし、見たこともないような色の鳥もいる。けれどイスカの近くを飛んでいる黒い鳥はなんだろうと思って図鑑を調べてみると、サンコウチョウという鳥に似ていることがわかったりする。
 このフィールドを詳しく観察するためには、小さな単(双)眼鏡が必要だと思う。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)サンデー美術館

2009年02月22日

No.98 読売西部アマ棋聖戦で最年少優勝 阿武 貴裕さん



このほど佐賀県鳥栖市で開かれた、山口・島根と九州・沖縄までのアマチュア囲碁の頂点を決める鳥栖カップ「第14回読売西部アマ棋聖戦」に山口県代表として出場し、歴代最年少優勝を果たした。「強豪がそろう中、初戦を突破できればいいなと思っていただけに、最初は自分でも信じられないほどうれしかった」と優勝の喜びを語る。
 囲碁を打ち始めたのは小学3年生の時。たまたまテレビで流れていた囲碁大会のCMを見て興味を持ち、祖父にルールを習った。「子どもも大人も関係なく勝負できるのが囲碁の世界。自分が頭で描いた作戦通りに展開して勝てれば最高に面白い」と笑顔。「囲碁とは一生つきあっていく。学業と両立させ、その先の一つの目標としてプロの道がある」と語る阿武さんは、来月大阪で開かれる高校生囲碁の全国大会にも出場する。

92年、山口市大内生まれ、16歳。
現在、山口中央高校に通う2年生。
囲碁4段。
趣味はピアノと音楽鑑賞。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2009年02月22日

市若手職員23人が政策研究


持昨年7月から11月にかけ、五つのテーマを研究

 市の“意欲ある”若手職員で構成される「山口市の課題解決に果敢にチャレンジする政策研究グループ」が、昨年7月から11月にかけて、「市民の階層別負担(税・社会保障等)と受益のあり方について」と「異業種企業の連携による産業活性化について」という研究テーマに取り組んだ。後者は四つのサブテーマに分かれたため、研究したのは全部で五つ。山口市における地方自治の将来の方向性について、自ら「考え」「調べ」「行動する」職員の育成が主目的で、庁内に約400人いる入庁4年以上・係長級までの全職員に呼びかけた結果、23人が参加した。メンバーの1人、熊川政則さん(総務部行革推進課)は「通常業務とは違った発想で、10年後、20年後の山口市を考えることができた」と振り返る。本紙では、この研究成果を5回に分けて紹介する。

コミュニティーレストランで商店街を活性化

 第1回目の紹介は「コミュニティーレストランでひろがる輪~商店街の活性化のために」。川畑一志(都市整備部政策管理室)、亀田雄二(徳地総合支所自治振興課)、浜千晴(総合政策部秘書課)の3氏が取り組んだ。
 まず、中心商店街の現状を「市全体の商業売り上げは増加傾向にあるが、商店街の年間売り上げは逆に減少」「市の全体小売業売場面積は増加しているが、商店街の売場面積は減少」「週末の西門前商店街の通行量は、中市商店街の3分の1」「西門前商店街はシャッター店舗もあり、にぎわいに乏しい」と、数値を基に分析した。
 そして、西門前商店街の空き店舗を利用した、地産野菜を利用した話題性のあるコミュニティーレストランの開店を提案。「商店街のにぎわい創出」「地域や世代を超えた交流の場創出」「空き店舗の有効利用」「食の地産地消、伝統の味提供」を、その目的とした。具体的には「地域の料理・食に関係する団体、学生らが作り手となる日替わりシェフレストラン」「個人の希望者(公募)が作り手となる日替わりシェフレストラン」「市内の達人(年配者)による郷土料理教室」を3本柱に据えて運営する。主体は商店街連合会とし、土曜と平日1日は料理教室、それ以外の日は日替わりシェフの日に設定。調理者を日替わりにすることで、メニューや味を日々変えることが可能だと考えた。食材は市内の朝市で仕入れ、売り上げ金は7割をシェフの取り分、残りを運営費に繰り入れる。利益が出れば、イベント実施費用へと回す。
 市では現在、さまざまな機能を中心部にまとめる「コンパクトシティ」を目指している。この研究では、それを支える中心商店街の役割として「地域との交流促進」を求めた。そして、このレストランには「商店街への集客効果」「商店街および商店街の個店同士の横の連携」「商業と地域団体、市民同士の交流」「子どもからお年寄りまでが気軽に立ち寄れる場所」となることを期待。「商店街の振興につなげたい」とまとめている。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース