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店長情報

2009年09月30日

No.129 アートふる山口実行委員会実行委員長 内山 秋久さん



10月3日(土)、4日(日)、一の坂川・竪小路一帯で「アートふる山口」が開催される。今年で14回目を数える同イベントのスタッフ約130人は、社会人、学生など、すべてボランティアだ。内山さんは08年に実行委員長に就任。催しや活動のマンネリ化、委員会内の連携悪化など、内部で持ち上がっていた懸案事項の対策に力を注ぐ。「活動が義務的になってしまい、次回も参加したいというスタッフが減っていた。あらためて『みんなで楽しく』をテーマに取り組んでおり、今年はその成果が表れ始めている。学生スタッフも積極的に参画してくれ、おかげで新企画も生まれた」と内山さん。
 「新しいスタイルの『アートふる』が見えてきている。友人や家族で2日間の催しを楽しんでください。また、来年へ向けて、スタッフとしての参加も大歓迎です」

1953年、兵庫県生まれ。80年、27歳の時に山口へ。?ぐこう設計工房代表。第3回(98年)から、ボランティアスタッフとしてアートふる山口に携わる。55歳。
座右の銘は「切磋琢磨」  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2009年09月30日

多彩な音楽イベント 入場無料 野田学園×野田アートふる山口



3・4日 ロビーコンサート

 アートふる山口のある10月3日(土)と4日(日)、会場エリアの一画にある野田学園でも関連イベントとして「ロビーコンサート」が開かれる。これは“地域の人に開かれた・地域と連携していく学校づくり”の一環として昨年のアートふる山口以降、新校舎の1階ロビーで毎月定期開催しているコンサート。今回はアートふる山口の共催イベントとして、同校教諭と生徒、県立大生、地元ミュージシャンら多彩なメンバーが出演する。プログラムは次の通り(時間は午前10時20分~、11時20分~、午後1時~、2時10分~)。
 3日=箏曲演奏2女性デュオ・カスタネット、福光恒星サクソホンライブ、フルート演奏・独唱▽4日=フルート演奏・独唱、県立大学フラメンコ、宮本ハジメ アコースティックライブ、三線・ギター演奏
 そのほか、校内ではデジタルライフルや書道の体験コーナー、各種展示、演劇・映画部のコンテスト受賞作品放映、休憩コーナー、和風喫茶なども特設される。

4日 アートふる音楽祭

 また4日には「アートふる音楽祭~音楽の小路」が同校体育館で開催される。午前10時半スタート。
 山口大学、県立大学、下関市立大学、中村女子高校、西京高校、スターダストクラブ、林満理子(ソプラノ)・藤田卓也(テノール)、野田学園高校、県鴻城高校マーチングバンドの計9団体が参加し、合唱、ブラスバンド、ジャズなどバラエティー豊かな音楽ステージを披露する。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年09月26日

珍しい山から名山までを410点紹介 26日~「里山歩き日誌展」開催



 「日誌で里山をご案内。興味がある人、野草の好きな人など、ぜひ来てみて」。里山歩き歴約12年、山登りは趣味というより日課という河原邦夫さん(64、吉敷佐畑)がきょう26日から10月18日(日)まで熊野町のニューメディアプラザ山口2階ギャラリーで、書きためてきた日誌410点と、道すがら撮影した植物や風景、滝、ご来光などの写真約50点を披露する。入場無料、時間は午前9時から午後5時。
 95年に勤めていた会社の同好会メンバーに誘われ、桂木山登山に参加したのをきっかけに里山歩きを始めた河原さん。これまでに、県内237山をはじめ、九州・四国・中国・近畿地方の道なき道を登るような知る人ぞ知る山からよく知られた山まで、さまざまな山を登ってきた。日誌には、山頂に至るまでの所要時間やルート、道の状態、途中の景色や感想などその時々の様子が細かく記されている。
 「2年前に初めて展示会を開催した時は1カ月に約500人が来場してくれた。今回は、それから2年の間に登った県内の山を中心に日誌を展示形式で、そのほかの山をファイルで紹介する。こんな山もあるんだと楽しみながら見てもらえれば」と話している。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年09月26日

札の辻・21

 国宝阿修羅展を太宰府の九州国立博物館で見る。会期が終わりに近く入場者は延々長蛇の列だった。
 奈良興福寺の仏像の並ぶ展示ホールは極度に下げられたルクスで暗く、まるで白昼の勢いが薄れ夕闇の訪れる頃に興福寺
の金堂で行われるという説法舞台を偲ばせるほどで、流感予防マスクをつけた人々が目立つ。
 阿修羅像はわずかな電光に包まれ、異形ではあるが威嚇的でなく自由に伸びた六本の腕と指先にはやさしさも感じられ、それに三つの顔の表情は超人的な顔ではなく、むしろ人間味漂う近代感覚の眼差しすら感じた。
 興福寺の創建された700年代の天平時代は日本の塑像史のなかで最も多彩な時代で、写実を目指し力強さと彫刻的な空間の雄大さを探究する仏師たちの活躍したときでもある。
 阿修羅像のほか八部衆像の数体を見つめると、気宇壮大さが感じられ量感のある体躯や写実性に富む表情には人を引きつける迫力があった。
 天平仏像の原形はインド北西部(パキスタン)のガンダーラで造られ、中国朝鮮半島を経て仏教伝来と共に来日したが、西域のシルクロードにまで及ぶ高度な唐文化の魅力は熱狂的に当時の平城京に迎えられた。
 菊の香や奈良には 古き佛達   芭蕉
阿修羅展からの帰途、博多駅で八部衆仏像の分厚い唇に似た辛子明太子を買った。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2009年09月25日

給水塔とSL (阿東町篠目)



 篠目駅は1917(大正6)年、山口線が山口駅から延伸した際の終着駅として開業された駅で、栄えていた時代の雰囲気は現在も残り、テレビドラマ「砂の器」の撮影地ともされた。SLは石炭を焚いて水を蒸気に変え、そのエネルギーを動輪に伝えて走る乗り物だが、小郡からこの地までくると水も少なくなり、この給水塔で給水作業を行ったといわれる。

給水塔とSLを同時に表現する構図に仕上げた。
(ニコンD200 50ミリ F8 1/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2009年09月25日

水野邦子さんが文部科学大臣賞 第1回昭和美術会山口巡回展



 今年7月に京都市美術館であった第35回記念「公募~昭和美術会展」の巡回展が、初めて山口県で開かれることになった。今回、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した水野邦子さん(66)の作品「Shelf(A)」を含む40点の絵画が、きょう25日から27日(日)までC・S赤れんが全館を貸し切って展示される。午前9時から午後5時(最終日は4時)までで、入場無料。
 水野さんの作品は、リンゴやバナナなどの果物が棚の中に入っている様子を描いたもの。「棚を高層マンションに、果物を人間に例え、現代社会における人それぞれの生き様をイメージした」という。このほか、最高賞受賞経験のある山口支部長・井上広之さん(48)の作品「遠き日々に(白い風)」など、さまざまなジャンルの大作が並ぶ。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2009年09月25日

稜線

 10月2日(金)午後2時から、14回目となる「全国メセナネットワーク」の全国大会が、ニューメディアプラザ山口で開催される。同ネットワークに加盟する「山口メセナ倶楽部」が、山口大会の開催を引き受けたものだ。
 山口メセナ倶楽部は、読売新聞山口版に山口大人文学部の小谷典子教授が「都市の品位と企業の社会的貢献」という文を寄稿したのがきっかけで、山口商工会議所の八木宗十郎会頭(当時)らの働きかけもあり、今から15年前の94年に設立された。「地域における芸術文化活動を、地域の人たちが支えていこう」が基本理念。会員企業・個人が拠出する毎月1万円を原資に、これまで約260件・4800万円もの助成を、地道に積み重ねてきた。
 全国大会のサブテーマは「メセナがつなぐ町づくり」。大会には、全国メセナネットワークの村岡安廣座長(村岡総本舗社長)や、麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類の西太一郎会長も参加する。記念講演やシンポジウムを通じて、ここ山口における企業と文化との関係が、より一層明白にかつ深まることを期待したい。誰でも聴講できるので、お時間のある方はぜひ。詳しくは同事務局(山口商議所内、TEL083-925-2300)へ。    (K)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2009年09月23日

No.128 ウィーンの国際ピアノコンクール最年少出場で2位 石田 成香さん



8月にウィーンで開かれた第1回目のピアノコンクール「ロザリオマルキアーノ国際ピアノコンペティション」に、18歳以上の音大生などに交じって出場。本番8週間前に発表された難関の課題曲を、決勝に進んだ6人の中、一人だけ暗譜して弾ききり、最年少ながら見事2位に輝いた。
 「課題曲は不協和音の連続でつかみどころがなく、最後は立ち上がってピアノの弦を持って弾くという今までやったことのない現代曲。最初はとまどったけど、母がぬいぐるみの着せ替え衣装を買ってくれるって約束してくれたのでがんばれた」と小学生らしいかわいい一面をのぞかせる。
 また、大会前から参加していたピアノ国際セミナーでも最高賞に選ばれ、来年米国で開かれる国際コンクールへの推薦も決定。「将来はプロのピアニストになりたい」と夢をふくらませる。

1997年6月生まれの12歳。附属山口小学校6年生。ピアノ講師の母の影響でピアノを始め、4歳から兵庫県在住のピアニスト・片山優陽さんの指導を受けている。好きな教科は国語。毎日の楽しみは昼休みのサッカー。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2009年09月23日

残暑お見舞い

 9月も終わりだというのに、暑い日が続きますね。
残暑のそのまた残暑お見舞い申し上げます。皆さんに聞いてみたいのですが、あの暑かった真夏の日に、一瞬だけれど時が止まるのを見たことないですか? 私はあるのです。
 時間は、真夏の午後2時。太陽は中天。場所は、団地の南側。私は、団地のアスファルトの熱い道路を歩いている。誰もいない。
 突然、私の周囲の平屋や二階建ての家々が、黒いマジックで輪郭が縁取られたように、存在を濃くし、そして静止する。奥行きがなくなり、空に張り付く。木の葉は裏返り止まる。道は白く乾いて、窓ガラスは、何も映さない。見慣れた団地の一角が一枚の絵になる。なにもかもが息をしていない。時が止まっている。
 奇妙な空間の中で、私の身体も動かない。目の玉だけを左右に動かして、空に張り付いた家々を、金属のような感覚で見回している。誰もいない。なにも動かない。時が止まっている。
 犬が鳴く。道の北側から止まった絵がめくれていく。時が動き出す。こんにちは、と私は言ってみる。家々の輪郭が薄くなり、窓ガラスに小鳥が映り、猫と目が合う。匂いのある風が吹く。私は大きく息をする。
 皆さん、真夏のある日、時が止まる。こんな経験ありませんか?  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2009年09月23日

後始末

 なんでも後始末というものは、大儀なことである。
我が家の狭い家にまだ夏服がぶら下がっている。紺色のスーツ、白の半袖のワンピース、綿のスラックス。なぜ、すでに朝夕は涼しい秋風が吹き、夏服では身体が冷たいこの時期に、夏服がしまわれもせずぶら下がっているのか。邪魔なのに…。
 理由はただ一つ。私がケチなのである。ぶら下げられて秋風に揺れている夏服は、まだ洗濯しなければならないほどには、汚れていない物ばかりなのだ。だから、ケチな私はもう一度着て、素直に言えば“汚して”洗濯して整理したいのである。綿のスラックスは自分で洗濯できるからまだいいとしても、ワンピースやスーツは洗濯屋さん扱いとなる(我が家で洗濯するには、私の能力を超えている)。
 人間の頭は地球の温暖化解消や世界の平和、日本の高齢者医療、ひいては人間の幸せについて考えるためにあるのだろうけれど、これも私の能力をはるかに超えている。今、私の頭の中は、いかにしてもう一度夏服を着るかでいっぱいである。広い世界には、こんな女もいるのだ。
 ロマンチックな秋の夕暮れ、ワンピースを着て、スーツを重ね着して、自転車で買い物に出かけた。モゴモゴしたが、自分の気持ちに踏ん切りがついた…。明日は洗濯に出そう。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目