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店長情報

2010年05月29日

29日~スペイン菓子「ポルボロン」通年販売

新名物にと二人の女性が企画

 09年秋の「HOLA!やまぐちスペインフィエスタ」で限定販売されたスペイン菓子「ポルボロン」が、きょう29日から山口井筒屋と亀山町のサビエルカンパーナで常時購入(5個入り380円)できるようになった。イベント終了後の、パリノ(新町商店街)の川上直美さんとオーバーヴィーゼ(後河原)の上原幸枝さんによる、新たな山口名物の誕生を目指す熱意が実を結んだ。
 二人は萩光塩学院高等学校の先輩・後輩という間柄。スペインフィエスタでの販売は、同実行委員だった川上さんが企画内容について先輩の上原さんに相談を持ちかけたところ、在校時にスペイン人シスターから食べさせてもらったポルボロンを思い出し、これが契機になった。ポルボロンはスペインの代表的な焼き菓子で、結婚式や誕生日などお祝い事には欠かせない「幸せのお菓子」と呼ばれている。あらためて同校のシスターからアドバイスを受け、手作りの味を再現。フィエスタでは1500袋分が完売し、「さっくりとしておいしい」「素朴で優しい味。また食べたい」と、多くの評判が二人に寄せられた。予想以上の反響に「山口でも愛される名物になれば、街の魅力発信にもつながる」と、フィエスタ終了後も活動を継続。念願の通年販売にこぎ着けた。
 川上さんは「夢への第一歩が踏み出せた。山口発“幸せのお菓子”をぜひ味わってみて」と呼びかけている。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2010年05月29日

札の辻・21

 ああ皐月フランスの
 野は火の色す
 君も雛罌粟われも雛罌粟   晶子
 
 明治・大正期の歌人与謝野晶子は1942(昭和17)年の5月29日、狭心症により東京荻窪の自宅にて64歳で亡くなる。「みだれ髪」「恋衣」「舞姫」などの歌集で情熱の歌人と呼ばれた。
 冒頭の歌は歌集「夏より秋へ」にある。晶子は前年すでに渡仏している夫与謝野鉄幹を追い1912(明治45)年の5月にフランスを目指す。
 当時鉄幹は雑誌「明星」の廃刊や女性問題でノイローゼ状態にあったことから晶子は苦労して夫の渡仏費用を捻出した。
 そして彼女も又夫を追う決心をしまず船でウラジオストックへ、そこからシベリア鉄道で欧州へ向かう、シベリア経由のこの行程は昭和になり林芙美子や宮本百合子も体験している。
 日露戦争後の長い列車の旅をつづけてフランス領に入った晶子は、車窓に野生の燃えるような赤い色をした花の群落におどろく。雛罌粟というひなげしであった。彼女はその鮮烈な色彩に魅せられて火を連想し、列車の音からうけるリズム感を重ねて歌ができた。
 パリでは夫と合流し10月まで滞在する。
 佐藤春夫は「晶子は女の道に生きた超近代的な詩人」と評した。
 時移り花芥子はいま麻薬にゆらめく白日夢となっている。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2010年05月28日

進物の大進 現代風に甦った「一升餅」

顧客の要望に応え、伝統行事にスポット

 満1歳の誕生日を祝う「一升餅」が、現代風にアレンジされ、人気を集めている。
 これは、わが子が1歳まで無事に育ったことを祝い、「一升」と「一生」を掛けて、一生食べ物に困らぬよう、またこれからも健やかに育つことを願い、一升(1.8キログラム)の餅を風呂敷などで背負わせたり、抱かせたりする伝統的な行事。地方によっては餅を大地にたとえ、踏ませることもある。起源は定かでないが、餅の歴史は古く、記録が残る奈良~平安時代にさかのぼる。
 60歳代以上には経験者の多い伝統行事だが、核家族化により知らない世代が増え、廃れつつある。来店する顧客から、惜しむ声を聞いた進物の大進では、この「一升餅」を守り伝えようと、新たに商品を開発。今年1月より、使用する風呂敷をアンパンマンなどのリュックサックに、傷みやすい餅を個包装に変えるなど現代風にアレンジした一升餅セットを発売し、売り上げを伸ばしている。「5500円と6千円の2種類をご用意しています。おじいさん、おばあさんからは、お食い初めとともにお孫さんと過ごす時間ができて、とても喜ばれています」と同山口店(中央4、TEL083-932-4111)の栗本正店長は話す。宣伝は特にしていないが、口コミでうわさが広がり、月に約20件の申し込みがあるという。
 さらに同店では、減りつつある「結納」の儀式の“復活”にも取り組んでいる。古き良き日本の伝統文化を、今後も見直していくそうだ。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2010年05月28日

稜線

 春の天候不順で例年より遅れてゲンジボタルがようやく山口の五月闇を飛び交うようになった。
 文化庁文化財保護記念課によると、山口市椹野川がゲンジボタルの発生地として国の天然記念物に仮指定をうけたのは1932(昭和7)年で、3年後の1935(昭和10)年12月14日に愛知県岡崎市矢作川支流竜泉寺川のゲンジボタルと共に、日本ではじめて国の天然記念物指定となった。下関市豊田地区木屋川のゲンジボタルが国指定になったのは戦後の1957(昭和32)年のことである。
 ―山口椹野川のホタルは本流の鰐石橋付近や出合河原を中心に湯田温泉に至る一帯に多く発生し、古くから有名だったが農薬や河川工事で激減したので、市内一の坂川では1971(昭和46)年から県農業試験場による幼虫保護増殖が行われている―とこれは日本自然保護協会会報(畑正憲)の記録である。
 いまや市内では一の坂川はもちろん、杖坂川・荒谷川を含む宮野川、仁保川上流、鳳翩山麓を源流とする吉敷川、それに小郡地区の四十八瀬川とそれぞれにホタル川の環境維持がされホタルの夕べも持たれている。
 ホタルマップを作成しホタルのまち山口を全国発信したい。(F)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2010年05月28日

山口県政資料館前の桜(山口市滝町)



 大正5年に完成した旧山口県庁舎は、ルネサンス様式を基調とし、日本文化も取り入れた建造物であり、明治以降の日本の歴史とモダニズムを想わすモニュメントだと思う。本館前の桜の樹は記憶にあったが、枯死していた事を最近知る。染井吉野は成長は早いが樹の寿命は短いといわれる。切られた根元から新芽が出ている姿を見て、樹の生命力を感じる。
スロープの車寄せを上部に配し、締まった構図にする。
(ニコンD200 40ミリ F8 1/125秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2010年05月26日

No.161 今年の県高校総体スローガンを作成 福田 喜子さん



22日に開幕した第61回山口県高等学校総合体育大会の公式スローガンに、自らの作品「大地 駆け抜け 夢の彼方へ」が公募60通の中から選ばれ、大会プログラムなどに掲載されている。
 昔から文章を書くことが好きだったという福田さん。「陸上トラックを疾走する選手を思い浮かべ、この大会をステップにインターハイというさらに上の舞台を目指してほしいとの思いを込めて作った。採用されたと聞かされたとき、最初は驚いたが、とてもうれしかった」と喜びを語る。
 さらには、彼女自身も西京高校陸上部に所属しており、陸上競技・長距離の女子3千?に出場。「自分の走る大会で、自分の考えたスローガンが掲げられるのはちょっと不思議な気分です」と少しはにかんだ。

1992年8月、萩市生まれ。
西京高校3年生で、陸上部とあわせて文芸部にも所属。絵や小説を書いている。
マンガと音楽鑑賞が好きで、ラッドウィンプスやモンゴル800の曲をよく聴く。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2010年05月26日

並びました!

 5月4日、火曜日、連休の真ん中、思い立って京都国立博物館で開催されている“長谷川等伯展”に行った。
 等伯の巨大(792・8×521・7センチ)な「仏涅槃図」や「枯木猿猴図」、ニッポンの水墨ここに極まる、と評された「松林図屏風」など観たかったし、風薫るゴールデンウイーク、家に閉じこもっているのも寂しかった。
 新山口から新幹線で2時間、速い。
博物館までバスで10分。嫌な予感がした…バスの窓から見たら博物館方面へ行く人が異様に多いのだ。急いで門を入ると、長い人の列。“120分待ち”と書いてある。最後尾に付く。私は待つことは嫌いじゃない。が、絵が観えるだろうか心配だ。
 入館すると満員電車なみの混雑。作品保持のため照明も暗く、よく観えない。展示品は襖絵や軸、床まで届く大型のものが多く、作品の半分は人の背で隠れてしまう。松林図屏風も全体を眺めることはできない。松1本は観た。等伯は細部に宿っていて、人の頭の上に観える猿の手の先にも、等伯を感じた。図録を買って、清水寺門前の茶店で、抹茶を飲みながらゆっくり作品を堪能した。
 国宝と重要文化財の公開日数は、年2回、延べ60日以内と決まっている。後世に作品を残さなければならないのだ。   

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2010年05月26日

29日から 一の坂川ほたる観賞Week!


 天然記念物のゲンジボタルが乱舞する一の坂川一帯で、29日(土)から6月6日(日)までの期間、「一の坂川ほたる観賞Week!」が開催される。
 今年は、C・S赤れんが前や山口ふるさと伝承総合センターなどを主会場に、29日と6月5日(土)の2回催しが実施される。初日の29日には、陶芸作品販売、お茶席などが行われる「ほたる祭り」や大殿春秋会による焼き鳥、うどんなどのバザー、観光キャラバン隊イベントなどが開かれる。
 また、期間中初の試みとして、1人千円以上の飲食をすれば10%引きになるお得なクーポンサービスを実施。クーポンがついたチラシは市内の観光案内所や山口総合支所、商工会議所などのほか、市観光情報サイト「西の京やまぐち」からもダウンロードできる。使える店舗は次の通り。
 料亭「DINING BAR寅の子」▽居酒屋「真ち家」▽中華「春来軒山口店」▽焼肉「奉楽」▽居酒屋「まどか」▽スナック「ゼロ」▽寿司「和SABI」▽和食「西京げんや」▽レストラン「SHABU&STEAK遊」▽インド料理「シバ本店」▽レストラン「いちやなぎ」▽バー「シロ」▽喫茶「ヴィヴ・ラ・ヴィ」▽レストラン「長州苑本店」▽レストラン「カーザ・ピッコロ」▽そば「門前そば雲谷亭」▽レストラン「みほり峠大内店」※市内みほりグループ全店で利用可▽寿司「のん太鮨山口店」▽レストラン「長州苑瑠璃光寺店」▽レストラン「オー・カルチェ・ラタン」▽レストラン「グリル・サーラ」
 問い合わせは、平日は市観光課(TEL083-934-2810)、土・日は山口ふるさと伝承総合センター(TEL083-928-3333)、クーポンについては山口観光コンベンション協会(TEL083-933-0088)へ。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2010年05月22日

美しいまち山口運動NEWS 新サポーター続々

さらに200本製作へ

 ブルーウェイ・岡部泰民さんが発案し、サンデー山口が“自分たちの街をきれいにしたい”との思いを持つ市民のみなさんと協力して、地域清掃やボランティア活動をしている「美しいまち山口運動」。先週紹介した宮野たんぽぽの会に加えて、このほど「山口商工会議所」「陸上自衛隊山口駐屯地曹友会」「山口市宮野地区地域づくり協議会」「あいあいクラブ」「ハタノ・イングリッシュ・ハウス」の5社・団体もサポーターに名乗りをあげてくれ、さらにタスキ200本の追加製作に取りかかった。山口市宮野地区地域づくり協議会の寺田吉雄部会長は「タスキの輪が広がり、『街をきれいに・大切に』という思いの活動が、いろんな地域で継続的に行われるとうれしい」と話す。
 タスキは1本250円(デニム生地+プリント代200円、基金50円)で製作できる。サポーター企業・団体には1口1万円の協賛金を出していただき(何口でも可)、5口(5万円分)集まった時点で、“みんなの思いが詰まったタスキ”が200本できあがる。

サンデー山口社員もタスキ活動
 サンデー山口社員も「美しいまち山口運動」に積極的に取り組んでいます。14日には地区清掃の一環として、タスキを掛けて、当社のある朝倉地区の花壇の草抜きと溝掃除をしました。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2010年05月22日

札の辻・21

 「霾」つちふると読む。別につちかぜ・つちぐもりもある俳句の難解季語の一つで黄砂をいう。
 モンゴルと中国北西部の黄土地帯や砂漠地方では、強い季節風によって舞い上がった砂煙りが大気中に広がり、日本列島にまで及ぶ現象は空の色も黄褐色となって太陽の光程も弱く中国では黄塵万丈と呼称している。
 春3・4月は西高東低の移動性高気圧が進み、黄砂の襲来は大陸に近い西日本に多い。
 作家の井上靖は「楼蘭」、「敦煌」など西域小説で、中央アジア一帯の荒漠たる砂と岩石の風土を数回にわたり取材した踏査記を残す。
 ―ゴビ砂漠、キジル・グム砂漠、カラ・クム砂漠、リビア砂漠などに比べるとタクラマカン砂漠の砂の粒子がいちばん細かいと思った。 (中略)
 砂漠の自然の風物に水の無い乾いた河の道がある。砂漠の河といったものは、源流は天日に奪われ砂に吸われて次第に先
細りし、やがて砂と大小の岩石で埋めつくされた道になる―と。
 草野心平にシルクロードでの詩がある。
  砂 嵐
       突如。
 巻きおこった砂嵐。
 その黄色い濛濛の中。
 でっかい。
 デリシャスの太陽が。
 むせりながら。
 ああ。
 沈む。
 
 日本の春愁の空も又黄土の色調にぬりこめられてゆく。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻