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店長情報

2012年06月30日

マルシェ中市 後継テナントに「新鮮市場」 9月上旬にもオープン


 市中心商店街の“東の核”として11(平23)年4月、中市商店街にオープンした商業施設「マルシェ中市」。新鮮な魚介や青果、精肉、総菜などがずらりと並ぶ市場スタイルの店舗などが、にぎわいづくりの拠点になると期待されていた。
 ところが、開業から1年あまりの今年5月末、商店街のアーケード側に店舗を構えていたスーパー・九州屋ほか2店舗が、経営不振を理由に退店。1階の大部分が空きスペースになった。その後も営業を続けるテナント関係者からは、一刻も早い後継店舗の入居が望まれていた。
 そんな中、九州屋に代わるテナントが、宮野上に本社を置き、市内に「新鮮市場」3店舗を展開する「とれとれ市場」(辻野英通社長)に決まり、同施設を運営する第三セクターの「街づくり山口」(山田太郎社長)が発表した。9月上旬の開店を予定している。
 新鮮市場は、市場で仕入れた新鮮なものをその日のうちに売り切るスタイルを貫く。そのため、市場が閉まる日曜・祝日は定休日で、その方針はマルシェ中市の店舗も同様。さらに、マルシェ中市では青果と精肉のみを販売し、川端市場の店舗と多く競合する鮮魚は置かない。新鮮市場は空きスペース(約660平方?)のうち、アーケードから見て左側の約515平方?を使用。従業員は正社員とパートを合わせて26人を新規採用する。
 出店を決めた理由について「市場スタイルの店舗構成が、当社のコンセプトにも合うと判断した。長期を見据えた店舗運営に取り組みたい」と辻野社長。山田社長は「過去の反省を生かし、より魅力ある施設づくりに努める」と強調した。買い物客らからも安堵の声が聞かれた一方、マルシェ中市・川端テナント会の石田学会長は「後継店が決まったのはうれしいが、もっとテナント間の話し合いを深めるなどしてほしい」と話している。
 なお、残りの約145平方?のスペースは、飲食系のテナント誘致に向け動いているという。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2012年06月30日

札の辻・21

 明日から7月、うっとうしい梅雨時期も終末に近くなり、山口市周辺の山麓や川岸の疎林には合歓の花を見かけるようになった。
 ネムノキは落葉高木でその樹高は6・7mが多い。本州、四国、九州の山野に自生し、イランから南アジアまで分布する。しかし北海道には自生種は無いという。
 ネムノキは梅雨に入る頃から小枝の先端に花枝を伸ばし、淡い紅色の刷毛を散らしたような花を夕刻につける。しかし葉を閉じる。
 松尾芭蕉の「奥の細道」によれば、秋田の象潟に旅して
 =松島は笑ふがごとく、象潟はうらむが如し、寂しさ悲しびをくわえて地勢は魂をなやますに似たり=と述べ
 象潟や雨に
 西施がねぶの花
の句をつくり雨にぬれたネムの花を中国美人にたとえた。
 ネムノキを中国では公園木に利用し白楽天の名詩も伝承されている。
 県下の阿武地区にはネムノキに対しコウカ、ネムリギ、ショウヤギなどの方言名もあり伝説が残っていると山と渓谷社版“樹の花”に掲載がある。
 =村の庄屋が火を絶やさぬように埋火にしておき、村人たちはその火種で暮していたが、その埋火には山からネムノキの薪を貢いだ=と。
 樹木の生態、形状、分布には忘れ勝ちな身近な自然美がある。ネムノ花は梅雨ぐもりから夏空への句読点。(鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2012年06月30日

立派な人になれるかな?

 立派な人について書くのは、これで3回目になる。
それで、結局立派な人とは“自分の成すべき事がわかっている人、退屈しない人である”と思うようになった。例えば、レストランで注文の品が出て来るまでの間も、成すべき事の完遂の方法を考えているので退屈しない。パーティーや団欒の場でも、成すべき事の為におしゃべりするので、会話が上滑りしない。退屈しない。退屈しないだけではなく立派な人はいつも頭の中が成すべき事の為の情報収集で興奮状態…そんな気がする。反対に私は、なんとなく退屈で―忙しく働いていても、成すべき事がわかっていないので、退屈という声を全身から聞き続ける。楽しい事はたくさんあるが、興奮する事がない。
 友人から依頼された300坪の草とりの仕事をした。すごく興奮した。お金を貰うほどの完璧な草取りができるだろうか、と緊張で眠れない日が続いた。が、始めてみたら、これが爽快。草を取った所は、褐色の地面が出ていて、成果がはっきりわかる。成すべき事は明確である。実態の見えない、結論の出ない虚構ではない。頭の中は気力に満ちている。身体も使うので、労働したという実感がある。ずっと続けたいと思っている。立派な人、という事についてもずっと考え続けていくだろう。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目

2012年06月29日

稜線

 旅行先では、観光スポット巡りだけでなく、そこに住む人たちの生活になるべく触れたいと考えている。そのため、市場や地場スーパー巡りは欠かさない。さらには、サンデー山口のような地域情報紙に目を通したり、テレビのローカル番組にもチャンネルを合わせる。
 国の「中央集権」政策やテレビ・ラジオの普及による方言の駆逐、チェーン店台頭による幹線道路の「金太郎飴化」など多くの要因によって、国内各地の「色」は失われ続けてきた。だがその一方で、地域独自の風俗に焦点を当てた「秘密のケンミンショー」といったテレビ番組も人気を集めている。「郷土色を見直そう」という気運が盛り上がってきたのだろうか。
 最近、NHKBS1の「BS列島ニュース」をよく見る。総合テレビ「正午のニュース」における8基幹局と1県域局(週替わり)のローカルニュースをまとめて流す番組で、放送は月~金の午後1時から50分間。行事、風俗、自然、人、行政、経済、災害、事件事故などの報道は、その地方の「色」をストレートに伝えてくれる。
 そして、そんな全国各地の「色」やそこに暮らす人たちの生活と比べてみて、山口の「良いとこ探し」をしてみるのもまた楽しい。    (K)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2012年06月29日

7月6日 知事候補4人が討論会 入場には要事前申し込み



 これからの県政、誰に委ねる? 日本青年会議所(JC)中国地区山口ブロック協議会(岡村高利会長)は、7月29日投開票(同12日告示)の県知事選立候補予定者を招いて「山口県知事選挙公開討論会」を開催する。日時は、7月6日(金)午後1時から3時までで、会場は県教育会館(大手町2)。
 出席するのは、元国土交通審議官の山本繁太郎氏(63)=自民、公明推薦▽民主党の高邑勉衆院議員(38)▽NPO法人環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長(53)▽元県健康増進課長の三輪茂之氏(53)の4人。コーディネーターは、環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科講師の林紀行さん(ローカル・マニフェスト推進ネットワーク中国)が務め、県政における課題について3題程度を投げかけ、意見を述べ合ってもらう。
 入場は無料だが事前の申し込みが必要。申し込み・問い合わせは山口JC(TEL083-922-7646)へ。定員は先着350人程度。
 県内での同様の取り組みは、山口JC有志とサンデー山口が05(平17)年11月4日に開催した「山口市長選ローカルマニフェスト型公開討論会」がルーツ。以後山口JCは、マニフェストの進ちょくを検証し続けるとともに、09(平21)年の市長選でも公開討論会を開催した。そして同様の取り組みは、下関、防府、宇部、周南など県内の他JCにも波及。そのことが、今回の知事選討論会初開催へとつながった。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2012年06月29日

孔子と弟子の像(山口市維新公園)



 山口県と中国山東省との友好協定締結25周年を記念して、平成19年に山東省から寄贈されたもので維新公園内にある。孔子は紀元前551年に山東省曲阜に生まれた偉大な思想家、教育家であり、儒学の創始者で3千人の弟子がいたといわれる。孔子廟は何度も行き杏壇を見るが、孔子が5人の弟子に教えを説いた場の雰囲気は表現されていると思う。
背中を大きくの撮影で、孔子の弟子4人だけの迫力を表現する。
(ニコンD200 18ミリ F8 1/125秒)
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2012年06月27日

No.263 「ジャズの祭典」に参加、広報に奔走するいちやなぎ常務 疋田 信彦さん



7月1日(日)、ニューメディアプラザ山口で開かれる「第8回ジャズフェスタやまぐち」に8年連続の出演。4日後の本番に向け練習とともに広報にも熱が入る。「回を重ねるごとに認知されてきた。約500人が集まった昨年以上のにぎわいを目指したい」と話す。
 異色のピアノマンだ。中学生のころ、自宅にあったピアノに興味を持ち、見よう見まねで始めた。趣味を極め、今では湯田温泉のジャズスポット「ポルシェ」で、月1回のライブを開く。「フェスタは、ポルシェで育てられたミュージシャンたちのいわば発表会。出入り、飲食自由なので気軽に来場を」
 本業では、営業企画から調理、接客までをマルチにこなす“仕事人”。練習時間の確保が悩みの種という。「今後も体力・気力の続く限り演奏を楽しみたい」と笑顔を見せる。

52(昭27)年6月、北九州市生まれ。小倉高から山口大文理学部卒。調理師免許を持ち、今でも厨房で腕を振るう。映画鑑賞も好む。妻と2女の良き父でもある。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2012年06月27日

7月4日 ローカルマニフェストで何が変わった? 山口JC



 05(平17)年と09(平21)年の山口市長選におけるローカルマニフェスト型公開討論会を主導・主催し(05年は有志による実行委員会の主催)、さらにマニフェストの進ちょく状況についても検証を続けている(社)山口青年会議所(岡本秀一理事長、以下JC)。来年4月には、渡辺市政2期目の「総合検証大会」も予定している。
 彼らJCメンバーによって、ローカルマニフェストを掲げた市長が誕生してからすでに7年が経過した。そこで同JCは、マニフェストによって行政の「内部」がどう変わったのか、実際に市長の下で市政をつかさどる市職員の「生の声」を聞く機会を設けることにした。日時は7月4日(水)午後6時50分から8時20分までで、会場は湯田温泉のホテルかめ福。
 この7年間、ローカルマニフェストによる選挙と検証を繰り返してきたことで、どのように行政が動き、山口市が変わったのかを、良くなった点だけでなく、悪くなった部分まで市職員に話してもらう。さらに会場では、わかりやすいローカルマニフェストについての説明の時間も設けられる。
 入場は無料で、希望者は、ウェブサイト(http://yamaguchi-jc.com/seminar.html)から申し込む。定員は100人(先着)で、締め切りは7月3日(火)。問い合わせは同JC(TEL083-922-7646)へ。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2012年06月23日

市内の11年観光客 前年比2%増の428万人



 昨年は東日本大震災があり、全国的に旅行やイベントなどの自粛ムードが広がった。その一方で、県内では10月に「おいでませ! 山口国体・山口大会」が開催され、全国から大勢の選手・役員らが来県した。こうした人の流れが、市観光課のまとめた11(平23)年の観光客数調査の結果からも浮き彫りとなった。
 市内の宿泊・観光施設など50地点を調査。1年間に市を訪れた観光客数は428万4090人で、前年比で2%増。このうち、宿泊した人は80万7千人(前年比13%増)と大きく増えた。山口国体・大会の影響で、湯田温泉の宿泊客が10月に同30%増になったことなどが寄与したとみられる。
 また、上半期は同3%減、下半期は同6%増。特に、震災が発生した3月は同6%のマイナスだった。ところが、4月は「山口お宝展」の開催やサクラの満開の時期が重なり、同15%の大幅増となった。今回から集計を始めた山口祇園祭など各種イベントの来客数は44万5千人と、ほぼ前年並みだった。
 地域別にみると、山口=199万9千人(前年比3%増)、小郡=21万4千人(同6%増)、秋穂=23万3千人(同4%減)、阿知須=83万2千人(同3%増)、徳地=4万4千人(同11%減)、阿東=51万4千人(同3%減)。徳地の落ち込みは、冬場の雪と震災により温泉施設の利用客が減少するなどしたため。さらに、阿東では秋の果物狩りシーズンと国体・大会とが重なり、観光バスによる団体客が減少するといった影響も出たという。
 主な観光地別では、湯田温泉は宿泊客が増えたことから前年比4%増の88万7千人、五重塔がある香山公園は同9%増の64万4千人。また、「SLやまぐち号」は昨年7月に累計の乗客数が200万人を達成したことへの広報活動が功を奏し、同11%増の5万3千人が乗車した。
 今年の見通しについて、同課は「国体・大会の反動で宿泊客の減少が懸念されるため、関東地方など遠方からの観光客誘致が課題」としている。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2012年06月23日

札の辻・21

 宵闇が深くなると鴻ノ峯や象頭山の山麓でアオバズクの声を聞くようになった。
 アオバズクはその名のごとく青葉の頃にマダガスカルから東南アジアを経て日本列島に渡来し、ホーホーと長く繰り返してつづく声を里山の木立から伝えてくる。
=アオバズクはフクロウ科。ヒヨドリとキジバトの中間くらいの夏鳥で4月下旬から5月上・中旬にかけての渡り鳥。山麓や平地の森林に多く人家近くにも生息し、とくに夜間だけホーホーと二声を続けて鳴く。この鳥は江戸時代中期から“あをばづく”の名で知られており語源は青葉の時期に渡来する “みみづく”の意である=と鳥名由来辞典に詳細記述。
 このホーホーと啼く声をフクロウだと思っている人もかなりあるが、フクロウの声は昔からゴロスケホーホーとも呼ばれているように野太く重みをもちアオバズクには牧歌的な声調を感じる。
 フクロウ類は野ネズミなどを捕獲する猛禽類として知られているが、同類でもアオバズクはむしろ大型昆虫を狙う。
 山頭火に句がある。

 ふくろう啼いてここ
 が私の生れたところ

 ふくろうはふくろう
 で私は私で眠れない

 梅雨ぐもりの其中庵で過ごす無聊姿が浮かぶ。
 フクロウ、アオバズクは山口盆地の五月闇に声を偲ばせる。
         (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻