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店長情報

2014年08月30日

札の辻・21

 =清新そのものともいいたい 白菜の塩漬もうれしいが、大根の味噌漬もわるくない。辛子菜の香味、茄子の色彩、胡瓜の快活、糸菜の優美。しかし私はどちらかといえば粕漬の濃厚よりも浅漬の淡白を好いている。山のもの海のもの、どんな御馳走があっても最後の点睛はおいしい漬物の味でなければならない。=種田山頭火(漬物の味) 新刊嵐山光三郎著文人御馳走帖(新潮社版)の一節である。
 文人はいかにして御馳走を平らげたか。森鴎外、高村光太郎、林芙美子、宮沢賢治、芥川龍之介なども紹介されているので、牛鍋、水の味、湯どうふ、西瓜、わが工夫せるオジヤ、鳥料理など多彩である。
 山頭火は漬物で焼酎を傾けながらつぶやく。
 厳密に論ずれば貧乏はあるひとつの罪悪であるかも知れない。しかし、現在の社会制度に於ては少くとも現在の私の境遇にあって、それは恥ずべきことでもなければ誇るべきことでもない。不幸でもなければ幸福でもない。否むしろ幸福であるといえよう。
 行乞僧山頭火には食べものの句が多い。彼は酒を飲み、水を飲んで去るとうそぶいて五十七年の生涯を閉じる。

 夕立が洗っていった
 茄子をもぐ
 ひょいと芋が落ちて
 ゐたので芋粥にする
       山頭火

 行乞無限である。
         (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻

2014年08月30日

~9月7日 美術館と商店街が連携 「山下清展」半券で特典

中心商店街で、来街者の増加を目指す初めての試みが、県立美術館との連携によって進められている。これは、対象の店で「放浪の天才画家 山下清展」の観覧券(半券)を提示すると、飲み物サービス、料金の値引きなど、さまざまな特典が受けられるというもの。期間は同展が終了する9月7日(日)まで。
今回は飲食、ファッション、生活用品、リラクセーションなど30店(詳細は「山口街中」ウェブサイト参照)が参加。主催の街づくり山口(TEL083-925-2300)・宮野孝夫さんは「商店街を知ってもらうという意味で、約100店の参加が理想。集客力のある周辺施設との連携を今後も取り組んでいきたい」と話している。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2014年08月30日

9月13日 金光酒造でお月見会 地酒「山頭火」を堪能

 山口の地酒「山頭火」を味わいながら月見を楽しめる「中秋の名月と山頭火に酔う会」が、9月13日(土)午後5時半から8時ごろまで、嘉川の金光酒造(金光明雄社長)で開かれる。
 生酒やひやおろしなど、さまざまな「山頭火」を味わえる。さらに、簡単なおつまみも用意され、お酒との相性比べも楽しめる。雨天の場合は酒蔵内に会場が変更となる。「日本酒初心者の人や女性にも『山頭火』を知ってもらいたい。ご希望の人にはおいしい飲み方を紹介します。ただし飲酒運転は厳禁です。JR宇部線上嘉川駅からは徒歩3分、必ず公共交通機関でご来場ください」と金光社長。
 料金は2500円で、定員40人程度。10日(水)までの事前予約が必要で、申し込みは電話かファクスで同社(TEL083-989-2020、FAX083-989-2021 住所、氏名、連絡先を明記すること)へ。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2014年08月30日

9月1日 県土地家屋調査士会 杭の日無料相談会



 9月1日=杭の日にちなみ、表示登記に関する相談会が当日の午前9時15分から午後3時まで、県土地家屋調査士会館(JR山口駅西隣)で開催される。相談は無料で、事前の申し込みも不要。
 土地の境界確認や分筆・合筆、地目変更など「土地」に関する諸問題と新築・増築、取り壊した後の登記申請など「建物」に関する諸問題を相談できる。
 主催の県土地家屋調査士会山口支部は「資料があればお答えしやすくなります。ぜひお持ちください」と呼びかけている。問い合わせは同支部(TEL083-922-5975)へ。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2014年08月30日

9月6日 核兵器廃絶へ誓い新たに 40回目の山口原爆死没者追悼・平和式典

 「山口原爆死没者追悼・平和式典」が9月6日(土)午前10時から市民会館(中央2)小ホールで開催される。県内の被爆者を支援し、平和運動を進めるゆだ苑(岩本晋理事長)の主催。
 40回目の節目を迎える今年は、市民会館を初めて使用。参列者にこれまでの平和式典の歩みをまとめた記念誌が配布される。終了後、場所を宮野江良の原爆死没者之碑前に移し、正午から追悼式。死没者の遺骨と名簿の奉納や献花などが予定されている。午後1時半から3時までは、再び市民会館を会場に、広島で被爆したピアノによるコンサート。入場は無料で、託児も申し込むことができる。
 原爆死没者之碑は、73(昭48)年9月6日に被爆者の遺骨が、同所で発掘されたことをきっかけに翌年建立された。
 9月6日は「山口のヒロシマデー」と定められ、式典が75(昭50)年から毎年開催。09(平21)年には、非核三原則の貫徹と核兵器廃絶を誓う碑も完成している。
 県内での被爆者健康手帳所持者は高齢化が進み、平均年齢は80歳を超えている。同苑では「戦争の悲惨さや平和の大切さの思いを広げ、再び被爆者をつくってはならないという強い決意を共有したい」と参列を呼びかけている。
 式典参列者のために新山口駅から市民会館まで、往復送迎無料バスも運行される(事前の申し込みが必要)。往路は同駅を午前9時、復路は同館を午後3時20分に出発。さらに、原爆死没者之碑まで往復の移動にも無料バスが利用可能だ。
 なお、市民会館近隣には有料駐車場が多数ある。また、追悼式の参列者用に駐車場として、山口駐屯地陸上自衛隊訓練場が用意されている。
 問い合わせは、県原爆被爆者支援センターゆだ苑(TEL083-922-4185)へ。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2014年08月30日

広告一覧【2014年8月30日(土)号】


第6399号 2014年8月30日(土)号掲載の広告



〈求人広告〉
[とよた整形外科クリニック]
[道の駅「きららあじす」]
[小郡第一総合病院]
[豊食 株式会社]


〈その他〉
[よろず循環器内科]
[ましもと内科呼吸器科]
[アンティークA]
[(株)マエテック]
[アノサイクル]
[和DINING たか]
[ホテルニュータナカ]
[中央寝装]
[大和証券]
[市社会課]


広告の詳しい内容については、
サンデー山口 電子ブック 第6399号 2014年8月30日(土)号
ご覧ください。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)

2014年08月29日

稜線

 先週末の山口市は、大きな催しがめじろ押しだった。
 まず、23日(土)のJR山口線全線運転再開と、SLやまぐち号の「復活」運転。1日車掌にタレントの優香さんと大野拓朗さんを迎え、貴婦人・C57型1号機とポニー・C56型1号機の重連運転という豪華な運行がされた。
 また、同線の沿線にある長門峡梨組合(阿東篠目)では同日、観光ナシ園のオープンに合わせて「長門峡梨祭り」を初開催。約2千人が訪れる大盛況で、来年以降の継続もされそうだ。
 翌24日(日)には、秋穂で「第24回あいおえび狩り世界選手権大会」があった。昨年は台風によって中止されただけに、今年は1600人の参加者枠に、全国から5万人以上の応募が寄せられたという。
 そして、この2日間にわたってきらら博記念公園で開催されたのが野外音楽フェスティバル「ワイルド・バンチ・フェス」だ。人気アーティスト計46組が出演し、会場では彼らによる「ヤマグチ~!」の叫びが、あちこちで聞かれたという。県内外から延べ約4万4千人が詰めかけた。
 どれも、豊富な自然に“一工夫”を施し、他県からも多くの人を呼び込んだ。他の催しを企画する際にも参考にできそうだ。(K)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)稜線

2014年08月29日

皇紀2600年の碑(山口市熊野町)



 熊野神社は大内時代、紀州熊野神社から勧請されたといわれるが、僕が子供の頃は権現山の地名に馴染がある。大正末期に湯田水野旅館の水野アキさんが湯田の繁栄を祈願して津和野太皷谷稲成神社から勧請したとされる祠の前に、皇紀2600年記念の碑がある。50年前、アキさんがお客さんを見送る姿の記憶はある。

道なき道の2度、3度目は宮司の吉宮さんの案内で撮影が出来た。
(ニコンD200 18ミリ F8 1/30秒)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)山口周辺

2014年08月29日

空き家率は30年間で倍増 13年住宅・土地統計調査

 このほど、13(平25)年住宅・土地統計調査の速報集計結果が、総務省統計局から発表された。
 県内の住宅総数は、70万6500戸。前回調査(5年前)と比べて、1万4900戸(2.2%)増えた。そのうち、木造住宅は65.4%(前回は64.7%、全国平均は57.8%)を占めており、47都道府県中33位。また、一戸建ての割合は69.0%(同69.1%、54.9%)で28位、持ち家住宅の割合は67.3%(同66.4%、61.9%)で27位だった。木造住宅の割合は、調査開始(48・昭23年)以来減少を続けていたが、今回初めて増加に転じた。前回比0.7%の増加は、全国5位だ。
 空き家も増えている。空き家率は16.2%(同15.1%、13.5%)で、全国12位。83(昭58)年の空き家率(7.8%)から、30年の間で約2倍になった。
 一方、居住室の畳数は、1住宅当たり34.50畳(同33.81畳、32.91畳)と全国27位。1人当たりでは14.64畳(同13.80畳、13.59畳)で18位。どちらも増加し、全国順位も若干上昇した。
 また、太陽光を利用した発電機器の装備割合は、4.8%(同1.9%、3.0%)で全国12位。前回から2.9%増加したが、全国順位は8位から後退した。
 この調査の目的は「住戸(住宅・住宅以外で人が居住する建物)の実態、現住居以外の住宅・土地の保有状況などを明らかにすることにより、住生活関連諸施策の基礎資料を得ること」。調査期日は同年10月1日で、対象は全国約350万、山口県が4万4千住戸・世帯。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2014年08月29日

宝生流能楽師・當山淳司さんが指導 26・27日に「こども狂言教室」で



 山口鷺流狂言保存会は、江戸時代から伝わる鷺流狂言を後世に伝えようと「こども狂言教室」を8月から10月まで開催、小中学生10人が日本の伝統文化を学んでいる。その中で、狂言だけでなく能にも親しんでもらおうと、26・27の両日、宝生流の若手能楽師・當山淳司さんを東京から招いての特別講義が開催された。
 宝生流は、能のシテ方5大流派の一つで、江戸時代には長州藩でも喜多流とともに手厚くされていたという。當山さんは、82(昭57)年生まれで東京芸大卒。3歳の時に初舞台を踏み、今は若手能楽師として活躍する一方、早稲田大の能楽サークルや東北、北海道などで指導もしている。31日(日)には、東京・渋谷の「セルリアンタワー能楽堂」で、能「鵜飼」のシテを務める。同会の米本太郎さんと旧交があり、今回の来山が実現した。
 講義内容は、能と狂言との違い、能面の扱い方、能の所作等。野田神社能楽堂を舞台に、実際に演じたりもした。當山さんは「参加した子どもたちは、ふざけすぎず、まじめすぎず、元気があって良かった。この山口とのご縁を、今後も大事にしていきたい」と言い、米本さんは「めっきり触れる機会の少なくなった日本の伝統芸能、なんとか山口でも残していけるよう、さまざまな形で若い人たちに働きかけていきたい」と意欲を見せている。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース