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2019年04月17日

明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(171) 大村益次郎


▲江戸城桜田巽櫓(東京都千代田区)

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

(4月10日付・松前了嗣さん寄稿の続き)

江戸着任

 これより先、1868(慶応4)年閏4月4日、益次郎は、軍防事務局判事として、大総督府を補佐するよう命じられ、江戸に着任した。
 その頃、大総督府参謀・西郷隆盛は、彰義隊の暴状を、やや黙認する形を取っていた。
 隆盛は、江戸城内での戦いには反対であり、治安については、勝海舟らを信頼し、全ては時が解決すると考えていた。
 また、東征軍の規律も緩慢になり、制御する勢力も無くなっていた。
 このような弱腰の大総督府に対し、不信感を募らせていた京都の新政府首脳は、佐賀藩士・江藤新平を江戸に派遣し、実情を探らせた。
 新平は、大総督府が、海舟らに籠絡されていると判断し、彰義隊の討伐を進言した。
 しかし、東征軍の戦力では、数千の彰義隊を壊滅させることは不可能に近い。そこで、この現状を打開すべく抜擢されたのが、益次郎であった。
 新政府首脳の期待を一身に背負い、江戸城へと入った彼であったが、大総督府の態度は冷淡であった。
 参謀たちは、江戸城無血開城を実現させた今、彰義隊と交戦し、江戸の町を混乱させることは避けたかった。
(続く。次回は4月24日付に掲載します)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)四境戦争 大村益次郎

2019年04月17日

4月27日 大型連休に名作映画鑑賞はいかが 「マチルダ 禁断の恋」上映


▲©2017 ROCK FILMS LLC.

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 ロシア皇帝とプリマの恋を描いた実話「マチルダ禁断の恋」(2017年露)が、4月27日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で上映される。時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。
 1890年代のサンクトペテルブルク。ロシア王位継承者であるニコライ2世は、世界的に有名なバレリーナのマチルダを一目見た瞬間、恋に落ちる。燃え上がる彼らの恋は、ロシア国内で賛否両論を巻きおこし、国を揺るがすほどの一大ロマンスとなる。父の死、 王位継承、政略結婚、外国勢力の隆盛。滅びゆくロシア帝国と共に二人の情熱的な恋は引き裂かれようとしていた。
 エカテリーナ宮殿での撮影や、マリインスキー・バレエ団の壮麗な舞台が再現された映像美も、見どころのひとつだ。
 前売り券(電話予約可)は、一般1500円。同館、山口市民会館、YCAMなどで購入できる。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1千円、18歳以下800円。
 申し込み・問い合わせは、主催の西京シネクラブ(TEL083-928-2688)へ。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2019年04月17日

4月20日 有名プロダンサーの出演も スタジオF発表会

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 フリーハートの頭文字“F”をとって、1985年に創立。ジャズダンスや器械体操、新体操など多ジャンルのダンスや体操が学べる「スタジオF」(江藤やす世代表)のダンス発表会「パッションライブ」が、4月20日(土)に南総合センター(山口市名田島)で開催される。
 メンバー25人による「ダンスへの情熱」を表現したジャズダンスと、「日本を代表するプロダンサーの一人」と言われるPEETによるパフォーマンスが披露される。
 前売り券は、2千円。同スタジオ(山口市大内長野、TEL083-927-3039)で購入できる。当日券は会場で販売され、500円高。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2019年04月17日

4月20日 アンデス音楽演奏やアルパカ製品バザー コンサート&ペルー交流展

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 山口県ペルー協会(河村健夫会長)による「MAYA春風コンサート&ペルー交流展」が4月20日(土)午前10時から午後4時まで、山口県政資料館(山口市滝町1)で開かれる。日本人ペルー移住120年記念事業の一つ。ホルヘ・ハジョ在東京ペルー共和国総領事夫妻も来場する。
 ペルーの文化・歴史を紹介する周年記念のパネル展示や、アルパカ製品などのチャリティーバザーがある。ペルー峡谷大使館商務部の協力で、記念撮影用にマチュピチュの超大型写真パネルも設置される。
 ペルー山口学校支援のチャリティーコンサートは午後1時20分から。アンデス地方の民族音楽フォルクローレを演奏する「MAYA」と、福岡を拠点に活動しているオカリナ&ケーナ奏者・旋律作家の和田名保子が出演。チケットは一般2500円、中学生以下1500円で、県庁売店、YCAM、山口市民会館などで購入できる。当日は各500円高。
 問い合わせは、同協会の湯田克治さん(TEL090-9061-6177)または岡孝則さん(TEL090-4802-1936)へ。  

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2019年04月17日

4月21日 「転ばぬ先のやさしい相続術」 司法書士による対策セミナー

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 相続に関する疑問や気になる点を司法書士・行政書士が分かりやすく解説してくれるセミナーが、4月21日(日)午前10時から正午まで、やまぐち中央事務所(山口市後河原、TEL0120-753-793)で開かれる。聴講は無料だが、事前申し込みが必要。無料相談を受けることもできる(先着2人)。
 遺言や“争続”、家族信託などについて、司法書士による「ココだけの話&対策」を聞くことができ、相続対策の情報が掲載されたパンフレットももらえる。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2019年04月17日

【1行記事】

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 あす4月18日、「かけこみ119番の家」に登録している山口湯田、山口桜畠、嘉川、深溝、大海の各郵便局に、山口市消防本部からADEが無償貸与される。

 今年1月から3月末までの山口市の人身交通事故は、発生93件、死者数1人、負傷者数114人。それぞれ前年より、18件減、増減なし、28人減だった。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2019年04月17日

扇の国、日本


▲扇面法華経冊子断簡(部分)滋賀・総本山西教寺蔵

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 この扇の全面を覆う文字の下に描かれた場面を見てみる。
 冠と烏帽子を着けた二人の人物がいる。カタログの作品解説を読むと、床下に水が流れる泉殿で涼をとりながら酒肴を楽しむ様子が描かれている、とのこと。
 そういえば、すのこのような板が見える。水の流れを表す小さな盛り上がりも見える。冠の人物の前に置かれた高坏にきれいに並んでいるものは何だろう。鮮やかな赤い漆の面が、マクワウリを切ったようなその白いものを美しく際立たせ、見る者の目をひく。烏帽子の人物の前にもわずかに高坏の赤がのぞいている。友人とくつろいで談笑する800年も前の穏やかなひとときが蘇ってくるようだ。
 それにしても、この日常のひとこまをすっかり覆う経文の文字、である。その意味するところは、何よりもまず今ある生活すべての平穏を祈ること、だったのだろうか。当時の人々の切実な願いも重なって見えてくる気がする。
山口県立美術館学芸参与 斎藤 郁夫  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)サンデー美術館

2019年04月17日

山口大「万葉集」研究者 吉村 誠さん



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 5月1日の皇位継承にともなう新元号「令和」が今月1日に発表された。典拠は「万葉集」巻五所収「梅花の歌三十二首」の序文。「日本書紀あたりかと予想していたので驚いた。『令』は使役の助字のイメージが強く、平和になりなさいという意味もあるのかととっさに感じた」という。
 高校時代、アララギ派島木赤彦の万葉集に関する著書を読んで興味を持ち、春日山のふもとに住んでいたこともあって、「万葉集私注」(土屋文明)に夢中になった。理系クラスに在籍するも「好きだから」と文学部に進学した。万葉集の魅力について「古典文学全般に言えるが、我々が経験したことのある気持ちを見つけることができ、心に潤いをもたらしてくれる」と話す。
 好きな歌は、遣唐使の船が海にこぎ出そうとする時に、母親が子に贈った巻九の一七九〇番歌。

1954年奈良県生まれの64歳。國學院大文学部で博士号まで取得。群馬県立女子大助手を経て84年に山口大教育学部着任。国語科教育講座所属。専門は「万葉集」を中心とした上代文学。「大伴家持と奈良朝和歌」(おうふう)他著書多数。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)聞かせて

2019年04月17日

マムシグサ

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 皆さん、『マムシグサ』ってご存じですか? 私は全く知りませんでした。花には詳しくありませんし、野山を歩くのは得意じゃありませんから。なのに、先日友人に連れられてちょっとした丘を散歩しました。友人の「マムシグサが咲いているのよ」という言葉に惹かれたのです。「本物のマムシもいるんじゃないの?」と聞き返したら「マムシはまだ出ない。まだ寒い」。  うーん? 真正面にヘビが立ち上がって、鎌首もたげた姿にそっくりの薄い茶色と草色の縞の花がある。鎌首と思ったのは、仏炎苞。(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)。茎も褐色と草色の斑で、図鑑で見ると、マムシの銭型模様の身体とそっくり。大きさも昔見慣れたヘビと同じ。これなら攻撃態勢のマムシと見間違う。名前をつけた人はすごい観察眼だ。ちなみに、この丘には、夏になると『マムシ注意』という看板が立つ。
 丘には柔らかい木漏れ日が射していた。芽を出したばかりのマムシグサ(一人前に茎は銭型模様をしている)や成長途上の仏炎苞を垂直に立てたもの、成熟して仏炎苞を前に曲げ果を育てているもの。秋には赤く熟したきれいな集合果がつく。しかし、ご用心。これはマムシグサという恐ろしい名前を持つ花、実には毒がある。触ってはいけない。  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)おんなの目