2019年06月05日
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(178) 大村益次郎
▲皇居正門石橋(東京都千代田区)
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(5月29日付・松前了嗣さん寄稿の続き)
魚釣り
その頃、長州軍の第一大隊、第四大隊の隊士ら725人は、江戸城桜田門の近くにあった米沢藩上杉家江戸藩邸に滞在していた。
そこで腹を空かせた隊士らが目を付けたのが、濠に泳ぐコイやフナであった。魚は、血気盛んな隊士らにとって絶好の栄養源である。そこに彼らは群がった。
この光景を見た益次郎は、司令・有地品之允を呼び付け厳重に注意したという。だが、その後も隊士らは益次郎の目を盗み、夜釣りに興じたようである。
開戦前
5月14日夜、大総督府の参謀は、諸藩に次のような命令を下した。
「いよいよ明十五日朝三字(時)まで、大下馬へ相揃うべき事―」
15日、この日は大雨となった。旧暦の5月半ばは、現在でいうと梅雨の時期にあたる。当時、江戸では、1日から雨が降り続いていた。
江戸城大下馬には、午前1時頃より諸藩の兵が続々と集まって来た。2時頃には、三条実美や岩倉具視も姿を現した。
大総督府の参謀である益次郎らは、続々と到着する諸藩の参謀を呼び、作戦を伝えた。
(続く。次回は6月12日付に掲載します)
2019年06月05日
6月8日 京都の風水と山口の風水を比較 目崎茂和さんが講演
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講演会「京の風水 山口の風水」が、6月8日(土)午後6時から8時まで、山口市菜香亭(山口市天花1)で開かれる。
講師は、三重大名誉教授の目崎茂和さん。「四神相応の地」として知られる千年の古都・京都と、大内氏によって京を模したまちづくりがされた山口。山口のまちの風水について、京の風水との比較を交え、解説してもらう。
目崎さんの専門は環境学、地理学で、世界各地の環境保全研究・活動に取り組み、風水など環境を生かした「地域づくり」にも参画している。著書に「図説 風水学」(東京書籍)、「京の風水めぐり」(淡交社)など。
聴講料は300円。申し込み、問い合わせは同館(TEL083-934-3312)へ。
講演会「京の風水 山口の風水」が、6月8日(土)午後6時から8時まで、山口市菜香亭(山口市天花1)で開かれる。
講師は、三重大名誉教授の目崎茂和さん。「四神相応の地」として知られる千年の古都・京都と、大内氏によって京を模したまちづくりがされた山口。山口のまちの風水について、京の風水との比較を交え、解説してもらう。
目崎さんの専門は環境学、地理学で、世界各地の環境保全研究・活動に取り組み、風水など環境を生かした「地域づくり」にも参画している。著書に「図説 風水学」(東京書籍)、「京の風水めぐり」(淡交社)など。
聴講料は300円。申し込み、問い合わせは同館(TEL083-934-3312)へ。
2019年06月05日
2次選考に3社 山口市の湯田温泉拠点施設
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山口市が、湯田温泉の湯田地域交流センター南側遊休地周辺に整備を予定している「多世代交流・健康増進拠点施設」の整備基本計画デザイン等支援業務の公募型プロポーザルの第1次選考(ヒアリング審査)は5月29日に実施。次の3社が第2次選考に進んだ。
①三分一博志建築設計事務所(広島県)、②アプルデザインワークショップ(東京都)、③光井純アンドアソシエーツ・大建設計共同体(同)。それぞれの代表作品(①=直島ホール、②=フロイデ彦島、③=狐の足あと)の目視による建築的評価が6月15・16日にされ、選考結果は今月下旬に発表される。
山口市が、湯田温泉の湯田地域交流センター南側遊休地周辺に整備を予定している「多世代交流・健康増進拠点施設」の整備基本計画デザイン等支援業務の公募型プロポーザルの第1次選考(ヒアリング審査)は5月29日に実施。次の3社が第2次選考に進んだ。
①三分一博志建築設計事務所(広島県)、②アプルデザインワークショップ(東京都)、③光井純アンドアソシエーツ・大建設計共同体(同)。それぞれの代表作品(①=直島ホール、②=フロイデ彦島、③=狐の足あと)の目視による建築的評価が6月15・16日にされ、選考結果は今月下旬に発表される。
2019年06月05日
寄付目標達成 「興隆寺を未来へ」
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本紙でも紹介したクラウドファンディング「1400年もの歴史が詰まった山口県の『興隆寺』を未来へ」は、5月24日に目標金額の500万円を達成。期限の同31日までに、計572万9千円が、300人以上から寄せられた。
このプロジェクトは、大内氏の氏寺だった興隆寺(山口市大内氷上5)の中興堂(釈迦堂)で発生している雨漏りをなくすため、屋根を修繕しようというもの。修繕費用は約700万円で、自己負担でまかなえない500万円を目標とした。目標を上回ったお金は、妙見社本殿の修繕(約1100万円)に回される。
本紙でも紹介したクラウドファンディング「1400年もの歴史が詰まった山口県の『興隆寺』を未来へ」は、5月24日に目標金額の500万円を達成。期限の同31日までに、計572万9千円が、300人以上から寄せられた。
このプロジェクトは、大内氏の氏寺だった興隆寺(山口市大内氷上5)の中興堂(釈迦堂)で発生している雨漏りをなくすため、屋根を修繕しようというもの。修繕費用は約700万円で、自己負担でまかなえない500万円を目標とした。目標を上回ったお金は、妙見社本殿の修繕(約1100万円)に回される。
2019年06月05日
6月22・23日 「やまぐち未来アスリートチャレンジ」 競技体験イベント参加者募集
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将来有望なジュニアアスリートの発掘・育成を目的に、1年を通してさまざまな競技のプログラムが展開される「やまぐち未来アスリートチャレンジ」。適性のある競技を見つけてもらおうと、6月22日(土)と6月23日(日)に「競技体験会」が開かれる。会場は山口きらら博記念公園(山口市阿知須)で、山口県内在住の小学4〜6年と中学生が対象。
両日とも午前(9時〜午後0時半)、午後(1時半〜4時)、終日から日程が選べる。競技は、水球、ボート、ホッケー、ボクシング、自転車、相撲、フェンシング、ライフル射撃、カヌーなど17種目(資料配布のみも含む)。1日のみや午前・午後のいずれかのみ開催の種目もある。
定員は両日午前・午後とも各150人で、参加は無料。希望者は6月10日(月)までに事前申し込みが必要だ。詳細は、5月31日付本紙掲載広告参照または「やまぐち未来アスリート」で検索を。
問い合わせは主催の県体育協会(TEL083-933-4697)へ。
将来有望なジュニアアスリートの発掘・育成を目的に、1年を通してさまざまな競技のプログラムが展開される「やまぐち未来アスリートチャレンジ」。適性のある競技を見つけてもらおうと、6月22日(土)と6月23日(日)に「競技体験会」が開かれる。会場は山口きらら博記念公園(山口市阿知須)で、山口県内在住の小学4〜6年と中学生が対象。
両日とも午前(9時〜午後0時半)、午後(1時半〜4時)、終日から日程が選べる。競技は、水球、ボート、ホッケー、ボクシング、自転車、相撲、フェンシング、ライフル射撃、カヌーなど17種目(資料配布のみも含む)。1日のみや午前・午後のいずれかのみ開催の種目もある。
定員は両日午前・午後とも各150人で、参加は無料。希望者は6月10日(月)までに事前申し込みが必要だ。詳細は、5月31日付本紙掲載広告参照または「やまぐち未来アスリート」で検索を。
問い合わせは主催の県体育協会(TEL083-933-4697)へ。
2019年06月05日
【1行記事】
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きょう6月5日、かむ力チェック、歯科衛生士個別相談、体組成測定などができる催しが、山口市保健センター(山口市糸米2)である。受け付けは、午前9時から10時。
5月31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」で、同日から6月6日までは厚生労働省が定めた「禁煙週間」。県庁1階などで、啓発活動が実施されている。
きょう6月5日、かむ力チェック、歯科衛生士個別相談、体組成測定などができる催しが、山口市保健センター(山口市糸米2)である。受け付けは、午前9時から10時。
5月31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」で、同日から6月6日までは厚生労働省が定めた「禁煙週間」。県庁1階などで、啓発活動が実施されている。
2019年06月05日
純粋じゃないからいいんです!
▲左がルビー、右がサファイア
(標本は山口大学理学部地球科学標本室)
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「あらあなた、その指輪のルビー、きれいね~」
「あなたこそ、そのサファイア、素敵ね~」
こんな会話を近所で聞いたことは一度もありませんが、私がこの場面にいたらこう言ってしまうかも。「ルビーもサファイアも同じ鉱物ですよ」と。さて、どういうことでしょう?
ルビーもサファイアも鉱物名は「コランダム(鋼玉)」といって、化学成分は酸化アルミニウムです。コランダムの中で、赤色のものをルビー、青色のもの(赤色以外)をサファイアとよんでいます。純粋なコランダムだと色味がないのですが、ここにちょっと不純物が混ざることによって、あの鮮やかな赤色・青色になるのです。クロムが混ざると赤色、チタンと鉄が混ざると青色に発色します。
ただ今、山口博物館ではテーマ展「目撃! 地球史40億年」を開催しています。地球史を語る岩石だけではなく、目を奪われるきれいな鉱物も展示しています。ぜひご覧ください。
山口県立山口博物館
学芸課 地学担当 赤㟢 英里
2019年06月05日
KDDI山口技術保守センター長 村田 靖さん
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センター長を務めるKDDI山口衛星通信所が、5月に50周年を迎えた。「今後も社会のインフラとして、より地域に密着し、地域の支えになりたい」と意気込む。
入社以来、移動衛星通信に携わってきた。24時間365日、非常時の連絡に備えて常に携帯電話をそばに置いている。「災害時のインフラとしても衛星通信が大きな役割を担うようになってきている。運営・保守に努め、新しいサービスにも挑戦していきたい」。また、衛星通信について理解を深めてもらうためにも「ぜひパラボラ館を訪れてほしい」と話す。
山口市へは18年4月から妻、18歳と7歳の息子2人を東京に残して単身赴任中だ。「頻繁には帰れないが、家族と過ごすのが息抜き。こちらに遊びに来ることもあるので、角島や萩へ連れて行ったことも」と父親の表情をのぞかせる。
1970年10月生まれ、神奈川県出身の49歳。95年慶応大大学院卒、同年4月KDDI入社。茨城、東京本社勤務を経て、2018年4月グループリーダーとして山口へ。好きな言葉は「切磋琢磨」。好きな食べ物は特にないが、「山口の海産物は美味しい」。
2019年06月05日
大人の階段
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緑の季節ですね。枯れてしまったのかと思っていた枝々から柔らかい新芽が吹き出てくる。あっちからこっちから元気にツンツンと。
六十代頃までは、花にはさして興味を持たなかった。桜見物した記憶もない。それが近頃、花に目が行くようになったんです。特に六月になると、植物の生命の力に圧倒され、畏敬の念を抱くのです。朝の光に敬礼し、木々の新芽に見惚れ、夕日に頭を垂れる。地球の偉大さを知る。これって、確実に大人への階段を上って、豊かな老境への道を進んでいることですよね。
このような詩に目が留まります。
良心の呵責の一例 まるらおこ
すっかり枯れてしまったベランダの鉢植えのアジサイが/ある日突然、茶色の枝を真っ白に変えた。/早春の冷気と陽光からおそろしいスピードで/エナジーを吸い取っていることに気がつかなかった。//「わたしきょうから春なんで」/アジサイが言い放つ ベランダで平然と//白杖のような枝から茶褐色の新芽があらわれ/割れて、ぞくぞくと柔らかな緑色が生まれる。/日に日に葉や茎に育っていく。//このなまめかしい生気は/いったいどこに隠れていたのだろうか。(略)
花の終わった水仙、紅梅、鈴蘭等は今は土中で鼻歌まじりで、もう来年の準備をしている。凄い生命力!
緑の季節ですね。枯れてしまったのかと思っていた枝々から柔らかい新芽が吹き出てくる。あっちからこっちから元気にツンツンと。
六十代頃までは、花にはさして興味を持たなかった。桜見物した記憶もない。それが近頃、花に目が行くようになったんです。特に六月になると、植物の生命の力に圧倒され、畏敬の念を抱くのです。朝の光に敬礼し、木々の新芽に見惚れ、夕日に頭を垂れる。地球の偉大さを知る。これって、確実に大人への階段を上って、豊かな老境への道を進んでいることですよね。
このような詩に目が留まります。
良心の呵責の一例 まるらおこ
すっかり枯れてしまったベランダの鉢植えのアジサイが/ある日突然、茶色の枝を真っ白に変えた。/早春の冷気と陽光からおそろしいスピードで/エナジーを吸い取っていることに気がつかなかった。//「わたしきょうから春なんで」/アジサイが言い放つ ベランダで平然と//白杖のような枝から茶褐色の新芽があらわれ/割れて、ぞくぞくと柔らかな緑色が生まれる。/日に日に葉や茎に育っていく。//このなまめかしい生気は/いったいどこに隠れていたのだろうか。(略)
花の終わった水仙、紅梅、鈴蘭等は今は土中で鼻歌まじりで、もう来年の準備をしている。凄い生命力!