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2000年01月01日

No.75 「メアリー・スミス」

No.75 「メアリー・スミス」

光村教育図書
作:アンドレア・ユーレン
訳:千葉茂樹
 筒をくわえてほっぺたをふくらまし、上に向かって何かを吹き飛ばしている大柄な女性-彼女の名はメアリー・スミス。イギリスに実在した人物です。彼女の仕事は目覚まし屋。目覚まし時計が高価で手に入りにくかった時代、決まった時刻に起きなくてはならない仕事をしていた人たちは目覚まし屋を雇い、頼んだ時間に起こしに来てもらっていたそうです。起こす方法は様々ですが、長い棒で二階の寝室の窓を叩くのが一般的だったようです。メアリーは筒に乾燥した豆をつめ、それを吹き飛ばし、寝室の窓に当てて合図を送っていました。依頼人が目を覚まし、窓から顔をのぞかせて「おはよう」とあいさつするまでは豆を飛ばし続けます。寝室の窓に確実に豆をあてるには相当の訓練が必要だったことでしょう。
 起こしてもらった人たちが仕事場につくと町はゆっくり動き出し、新しい一日が始まります。
 人と人とがつながり合って生活していた古い時代のイギリスのおはなしです。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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