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2000年01月01日

No.17「ラチとらいおん」

No.17「ラチとらいおん」

福音館書店
 文・絵:マレーク・ベロニカ
  訳 :とくながやすもと

 『ラチとらいおん』は長女が4歳の頃に出会いました。
 ラチは臆病者の男の子。友だちも相手にしてくれません。ところがある日、ラチの所へ小さな赤いらいおんがあらわれ、毎日強くなる訓練をしてくれます。ラチはだんだん自信をつけ、ある日いじめっ子が持っていってしまったボールを取り返すことができました。ラチは喜んでそのことをらいおんに伝えようとするのですが、らいおんは手紙を残し、 姿を消してしまいます。「ラチくんへ きみは、らいおんとおなじくらいつよくなったね。もう ぼくがいなくても だいじょうぶだよ。ぼくは これから よわむしのこどものところへ いって、つよいこどもにしてやらなくちゃならないんだ…」別れに涙しながらも、これからはらいおんの支えなしに頑張ろうと、眉をつり上げ手紙を読むラチの横顔を見ていると、私も胸がいっぱいになり、何度も声をつまらせたものです。
 この本を一緒に読んでいた頃にはラチ同様いろいろな支えを求めていた長女も、この夏私の背丈を越え、軽やかに自分の道を進んでいます。が、この本を開くと、今でも真剣に見入っていたあの頃の娘の姿が思い浮かぶのです。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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