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2000年01月01日

No.26「アマガエルとくらす」

No.26「アマガエルとくらす」

福音館書店
文:山内祥子
絵:片山健

 毎年梅雨時期になると、娘は近くの田んぼでオタマジャクシをすくってきます。音符のような体から足が出て、しっぽが短くなっていく変化は生物の進化の過程を垣間見るようで、不思議な思いにとらわれます。無事カエルになって、石の上にちょこんとすわっている姿は愛らしく、「このまま飼いたい」という娘の気持ちもわからないではないのですが、生きた虫を好んで食べるカエルを飼うことは難しく、娘を説得しては田んぼにかえしてやっていました。
 カエルは飼えない、と思いこんでいた私にとって『アマガエルとくらす』は驚きの1冊でした。この作品には著者がカエルと一緒に暮らした十数年間の様子が、細やかな視線を通し、驚きをこめてつづられています。
 楊枝につけたハエを食べ、ついには著者の手から直接食べるほどになついてきたり、台所で野菜を刻む音に合わせ「カカカカ…」と鳴き出したり。すっかり家族の暮らしにとけ込んだアマガエルは、14年も生き続けたのでした。「今年は絶対カエルになっても飼う!」-この本を読んでから、娘はオタマジャクシの世話に一段と身を入れているようです。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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