サンデー山口

　山口市に来て3年。「地盤」「看板」「かばん」という、いわゆる政治家に必要な3バンがない中、初当選した。「市民から支持されたことに感謝し、『市民派』として日々努力していきたい」と決意を語る。
　最大の課題は、県央部合併問題。市民合意の形成がまだまだ不十分と感じ、6月の議会では、「合併前に市民のニーズをくみ取り、積極的に情報を伝えていくべき」と主張。その事が、23日（土）に市主催の「市民の目線で考える県央合併フォーラム」という形で実現した。県央部合併問題特別委員会副委員長に就任しており「議場で訴えたことがすぐ実行され、やりがいと共に、議員としての責任の重さも感じ、身が引き締まる思い」と話す。
　国内外の歴史的遺跡を見て歩くのが大好きで、タイやインドへ一人旅に出て、多様な価値観に触れてきた。「山口市は大内文化が栄えた歴史あるすばらしい街だと思う。06年に県内で開催される国民文化祭では、『雪舟ゆかりの地山口市』を全国にアピールしていきたい」と、観光・商業・ＮＰＯ連携による街づくりを目指す。　
　趣味はマラソン。中学・高校と陸上部主将で、自己最高記録は3時間10分。

1970年光市生まれ。早稲田大学商学部卒業。学生時代は4年間、石原慎太郎衆議院議員の事務所で働き、政治の基礎を学ぶ。結婚を機に山口市に転居。32歳。