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2003年12月14日

札の辻・21

 馬齢を重ねると月日のたつのが早い。すでに師走である。その12月上旬に同い年の者が集まるゴルフコンペを湯田のゴルフ場でした。28(昭和3)年生まれが中心で春秋4回プレイをするが、陸士や海兵出身者もいてみんな元気である。
 この日は12月にしては暖かく、冬晴れを背景に鳳翩山が切り絵のように聳え、コース脇のアメリカフウの紅葉が見事だった。スコアはともかく、いつも昼食のひとときがたのしい。
 どこのゴルフ場でも自慢の味があり、「おでん」や「タイ茶漬」などいろいろで、湯田のゴルフ場では萩沖の瀬付アジの塩焼きに人気がある。
 生ビールでそのアジを食べていると、パートナーの友人が、アジを茶漬にするとうまいという。まず生干しのアジを焼いて身をほぐし、熱い御飯に乗せた上に、大きめの梅干しをひとつ、これに茶をかけると、風味のある茶漬ができると。
 もうひとりは、シラス干しより大きい「かえり」をひとつかみと、ねりワサビを御飯に置き、上から生醤油をたらして茶漬にすればいけると話す。齢のせいか茶漬談議がしばらくつづいた。
 食事苑によると、平安の貴族は夏に「水飯」と名付けて水漬を食することが多く、鎌倉時代から戦国末期にかけては湯漬が武士階級の常食であったとのこと。
 江戸中期になると茶漬屋が登場するようになり、鯛茶漬、天ぷら茶漬、鰻茶漬、海苔茶漬などの料理茶漬が工夫された。
 茶漬といえば、戦後の間もない頃、小津安二郎監督による松竹大船の映画「お茶漬の味」がある。なつかしい。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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