2003年12月17日
おりあい
今年もいよいよ残り少なくなりました。街には、クリスマス用品と、お正月を迎えるための品々が、華やかに売り出されています。本当にいわれているように不景気なのかと、疑ってしまうほどです。道行く人達の服装も小奇麗で、温かそうで、笑いあって楽しげです。
私が今年一番頭の中に浮かばせた言葉は、「おりあい」です。「おりあい」とは、辞書には「妥協」と記してあります。私は、もう少し柔らかく「歩み寄り」ぐらいに考えています。
「おんなの目」を書いている今もドンドンという家を壊す音が響いてきます。我が家の数メートル横に新しい道路ができるのです。そのために家が7、8軒立ち退きしなければならないのです。去年あたりから1軒また1軒と移転され、主がいなくなるとすぐに大きなクレーン車が来て、地から響くような音をたてて家を壊していきます。5年位しか経っていない立派な日本家屋や白い洋館もあります。田んぼも道路となります。
この辺で生活の便利さと破壊との「おりあい」をつけなければいけないのではないでしょうか。我家の周りは、国道に市道、私道と縦横に巡らされています。朝夕は少し交通量が多くなりますが、日中は、空いています。これでも不便なのでしょうか。道路だけではありません。もうこのあたりで「おりあい」をつけて、ある範囲の中でそれぞれが工夫して、自己実現を果たしていかねばならないような気がします。私は来年も「おりあい」という言葉を考えつづけて暮らしていくでしょう。
私が今年一番頭の中に浮かばせた言葉は、「おりあい」です。「おりあい」とは、辞書には「妥協」と記してあります。私は、もう少し柔らかく「歩み寄り」ぐらいに考えています。
「おんなの目」を書いている今もドンドンという家を壊す音が響いてきます。我が家の数メートル横に新しい道路ができるのです。そのために家が7、8軒立ち退きしなければならないのです。去年あたりから1軒また1軒と移転され、主がいなくなるとすぐに大きなクレーン車が来て、地から響くような音をたてて家を壊していきます。5年位しか経っていない立派な日本家屋や白い洋館もあります。田んぼも道路となります。
この辺で生活の便利さと破壊との「おりあい」をつけなければいけないのではないでしょうか。我家の周りは、国道に市道、私道と縦横に巡らされています。朝夕は少し交通量が多くなりますが、日中は、空いています。これでも不便なのでしょうか。道路だけではありません。もうこのあたりで「おりあい」をつけて、ある範囲の中でそれぞれが工夫して、自己実現を果たしていかねばならないような気がします。私は来年も「おりあい」という言葉を考えつづけて暮らしていくでしょう。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目