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2004年01月18日

札の辻・21

 作家で大相撲の横綱審議委員をしている内館牧子さんから今年も年賀状が届いた。
 「修士論文の準備で、仙台の東北大と東京の国技館を往復、『大相撲における宗教的考察』という身の程知らずの研究テーマで、大学院生活を満喫しています。また必ず山口に伺いますのでよろしく」と。
 その大相撲初場所もすでに仲日である。
 初場所といえば久保田万太郎に句があった。
 初場所やかの伊之助の
 白き髭
 1958年秋場所、栃錦・北の洋の一戦で物言いがつき、審判員の協議最中に立行司式守伊之助はその中へ割って入り、栃錦の勝ちとした自分の軍配の正しさを主張してゆずらず、相撲史上空前の13分という協議の結果、行司差し違えで北の洋の勝ちとなり、反論した伊之助は物言いの不分律に反したとして謹慎処分となった。しかし満員の観客は、小躯ながら純白なアゴヒゲを貯えた伊之助の一徹な抗議に万雷の拍手を送ったものだ。
 最近の土俵上に、力士も観客も一体となって燃える相撲が少ない。
 閑話休題。
 21日は大寒である。大正時代に寒玉子という幕内力士が居た。寒中の鶏卵は栄養価が高いとされ、当時は貴重品だったことからシコ名となった。
 寒玉子為次郎は富山県出身、1.66メートル、90キロという友綱部屋(現魁皇等)の小兵力士で突っ張りを得意とした。
 寒玉子のほかにあの頃白梅、日本海、紅葉川という、名は優しくて力持ちの相撲取りが国技を支えていた。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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