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2004年02月25日

落選の弁

 昨年の9月の初め、東京のA出版社から”この度、我が社では詩集の出版に力を入れることになりました。詩集にする原稿を募集しています。最優秀賞には、100万円と本の出版をいたします”と印刷された手紙がきた。
 ちょうど私は、自分の今までの詩作品をパソコンに取り込む作業を終えたばかりだった。詩を書き出して25年と期間は長いが、作品は100編ばかりしかなかった。1年に4作だ。応募するのも悪くないと思い、40編選んでA社に送った。なんでも1番になることは、難しいことだとわかっていたので、期待はしていなかったが、1次、2次、3次通過という通知が来ると、もしかしたら……と100万円の使い道や、表紙の下絵を考えたりした。
 先日、落選の通知がきた! ”あなた様の作品は、出版物になった時の市場価値が高く、長期にわたって読者獲得が期待できる可能性を持った作品であると多くの審査員の意見がございました。共同出版として刊行したいと強く思っています。このまま埋もれてしまうのには惜しい作品です”。読みながら、じゃ、何故落選なの? と思った。もう1枚、企画書があり、そこに赤字で特別条件と書かれた値段表があった。ほめたのは、こういうことかと納得した。初版3000部、300万円なんて地方の相場ではとても高い。3000部なんて、そんなに読者はいない。在庫で家の中がいっぱいになる。なにより、もっと推敲し、考えなければならない……だって、落選したんだもの!


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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