2004年03月10日
12日から「天晴 一店逸品フェア」
「天晴 一店逸品フェア」が、12日(金)から22日(月)まで山口市中心商店街で開催される。今年で3回目となるフェアには、大市から西門前までの44店が参加。それぞれに考え抜いた自慢の「逸品」を中心に、各店のこだわり商品やサービスをアピール。スタンプラリーや物産フェアも企画しており、来街者を楽しませるイベントを繰り広げる。
一店逸品運動は、静岡市の呉服町名店街が全国で初めて取り組んだ。同商店街では、93年にこの運動をスタート。商店街の一店逸品委員会と、一般の消費者から公募する呉服町名店街サポーターからのアイデアや意見によって、毎年数点の新しい逸品が生まれている。また、逸品以外にも新しいものや気が利いた小物など、様々な商品が店頭を飾るようになってきたという。
山口市では00年度から、商店街の若手らが中心となって、この運動を研究。そして、02年3月に、初めての逸品フェア開催にこぎつけた。各店が、自分の店のこだわりを凝縮した逸品をPRすることで、消費者に専門店の魅力を知ってもらうと同時に、同じ商店街内の店同士がお互いの店について知ることになり、商店街全体としての結束や魅力アップにもつながるとの考えからだ。
「逸品」づくりの段階では、毎年、持ち寄った「逸品」候補をお互いに批評したり、アドバイスをしあうなど、地道な努力を積み重ねる。逸品フェアは、こうした日々の活動の延長線上にあり、「フェアのためだけの一店逸品運動には、決してしたくない」がメンバーに共通する思い。今では、過去のフェアで生まれた「定番逸品」も増えつつある。
今年度のフェアにも、各店こだわりの「逸品」がそろった。しんぐの岩見屋(大市)の逸品は「花粉がつきにくいカバーとシーツ」。ほこりや花粉が付きにくく落ちやすい加工によって、花粉の付着が未加工品の30分の1以下に抑えられる商品だ。
酒・アサヤ(中市)は、「長州浪漫」を選んだ。幻の酒米「穀良都」を使い、98年に誕生したこの日本酒は、山口の米でつくった山口の酒として親しまれている。
グリンパーク山口本店(米屋町)は、「しっとりとマロンのロマン・カスターニャー」を開発。スペイン語で「栗」を意味するカスターニャーには、渋皮付きの栗をトッピング。マロンクリームとチョコレート、生クリームをたっぷり使って、しっとりした、やさしい口溶けのお菓子に仕上げた。
足元の健康アドバイスにこだわっているクレイン(道場門前)は、足の無料測定や安定チェックによって一人ひとりの足にぴったりの靴を選択。特殊5指ソックスや足底板などを使って、足の変形、腰痛、冷え性といった悩みを改善する。
中国茶芸館・清風茶房(西門前)は、台湾発祥の「珍珠ない茶(ブラックタピオカ入りミルクティー)」と和風の「珍珠抹茶(ブラックタピオカ入り抹茶オーレ)」という、2種類のアジア風甘味を提案。持ち帰りもできる。
このほかの逸品も、それぞれの店の特長を考え、選び抜いた商品・サービスばかりだ。
スタンプラリーや物産フェアも
フェア期間中には、さまざまな企画も用意されている。
まず、参加店で逸品を買った人の中から抽選で、ペア1組にハワイ旅行をプレゼント。さらに、100人に3千円の商品券が当たる。
また、恒例となった、参加各店を巡るスタンプラリーでは、横に並んだ5店のスタンプを集めるごとに1ポイント(100円券)をプレゼント。毎日先着500ポイントで、1人最高3ポイントまでもらえる。さらに、各店のスタンプにはそれぞれ文字が割り当てられている。すべて集めると、ある文章が完成。答えをはがきに書いて応募すると、257人に参加店からのプレゼントが、300人に市商店街連合会オリジナルのマイバッグが当たる。
このほか期間中の週末には、どうもん広場、みずほ銀行前、Nacの3会場で、美東名物「牛蒡めん」や山口名物「昭ちゃんコロッケ」「ぶっかけ肉うどん」「焼きたてパン」など県内の逸品を販売する物産逸品フェアが開かれる。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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