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2004年04月14日

擬音・擬態語辞典

 先日、生後9カ月の赤ちゃんを預かった。目のぱっちりした元気な女の子。可愛いのでじっと見ていたら、赤ちゃんの小さな口から、いっぱい擬音語が出てきた。
 「えんえん」「わんわん」「えーんえーん」「あんあん」「うわーん」「うぇーん」「あーん」「ああんああん」「うんうん」「あぶあぶ」「ぶうーぶうー」……私は彼女の声に耳をすませた。ムードとしては彼女の擬音は全部わかるけれど、もっと正確に知りたいと思い、昨年暮れに大枚をはたいて買った「擬音擬態語辞典」(山口仲子編・講談社)をひいた。
 辞書によると”「あんあん」は、哀れな泣き方で「わんわん」は、うるさくわめきたてる泣き方”。なるほど、夕暮れになって寂しくなってくると彼女は「あんあん」と優しく泣く。頭なんぞをぶっつけた時は「わんわん」と大声で泣く。”「えんえん」はなにかを訴えるように甘えた泣き方。「えーんえーん」はこれ見よがしに泣く感じ。泣きまねにももちいる”。9カ月にもなると、これ見よがしという複雑な心が出てくるのか、驚きだ。
 時々力んで顔を真っ赤にして「うんうん」と言う。便が出ているのではない。辞書によると”うなるように力をこめて物事を行う様子。うなり声か返事か不明な例もある”。さて、どちらなのか私にはわからない。お母さんと赤ちゃんだけが共有できる音かもしれない。
 赤ちゃんは擬音語をたくさん落として寝てしまったので、私は部屋中に散らばった音を拾って愛でている。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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