2004年09月25日
10月26日、日本フィル山口公演 岩村力 田部京子
第15回「日本フィルハーモニー交響楽団山口定期演奏会」(TYSテレビ山口主催)が、10月26日(火)午後6時半から山口市民会館で開催される。今年は指揮者に、近年国際的に活躍の場を広げる岩村力、ソリストに日本を代表するピアニスト田部京子を迎え、ストラヴィンスキーの出世作バレエ組曲「火の鳥」などの名曲を披露する。
1956年に創立した日本フィルによる山口定期演奏会は今年で15回目。日本最高峰の演奏を毎年楽しみにしている人も多い。
今回の演奏会の指揮者・岩村力は、小澤征爾、飯守泰次郎、R・シューマッヒャーらに師事。99年の「別府アルゲリッチ音楽祭」で世界一流の女流ピアニスト、マルタ・アルゲリッチやチェロの巨匠、ミッシャ・マイスキーらと共演し、一気にその名声を高めた。確かな音楽性と誠実な人柄で世界のトップアーティストからの信頼も厚く、これまでにハンガリー国立交響楽団、デブレツェン交響楽団などで指揮。現在はイタリアと日本に活動の拠点を置き、NHK交響楽団アシスタントコンダクターを務めている。
ピアノ独奏で登場する田部京子は、日本を代表するピアニストの一人。4歳からピアノを始め、東京芸術大附属高校在学中に出場した日本音楽コンクールでは最年少1位に輝き注目を集めた。88年に文化庁派遣芸術家在学研修員としてベルリン芸術大学に留学。バイエルン放送交響楽団、ポーランド放送交響楽団などと共演した。90年以降、日本国内でも本格的な活動を行い、これまでにピアノ協奏曲「メモ・フローラ」など20枚以上のアルバムをリリース。ファンクラブもでき、幅広い支持を集めている。
当日は、モーツァルトの「交響曲第40番ト短調」とシューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」、ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」(1919版)の3曲を演奏。「ピアノ協奏曲イ短調」は、シューマン独自のピアノ観と管弦楽が結び付いた幻想曲で、田部の演奏と岩村の指揮に注目が集まる。
入場料は、S席6500円、A席5500円、学生席3千円(高校生以下)。チケットは、山口市民会館、山口情報芸術センター、三好屋、山口十字堂楽器店、ちまきや、ゆめタウン山口サービスカウンター、TYS企画推進部(TEL083-923-3200)で販売中。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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