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2005年01月09日

素材生きた“竹積み木”

素材生きた“竹積み木”
▲オーエックスパーツを開発した石川助手(左)と清水社長

 下小鯖の創作竹芸・西都(清水猛社長)と県立大学地域共同研究センターの石川正一助手が共同開発した竹製の積み木「オーエックスパーツ」(8400円)が県内で初めて、NPO法人「日本グッド・トイ委員会」(東京都中野区・おもちゃ美術館内)が認定する優良なおもちゃ「グッド・トイ」に選ばれた。今年度は全国から170点の応募があり、厳しい審査の結果、認定を受けたのは19点。「オーエックスパーツ」は、同法人が発行するおもちゃ公式ガイドブック「おもちゃで遊ぼう04年-05年版」(1500円)にも詳しく紹介されている。
 日本グッド・トイ委員会は、85年に設立された日本で唯一のおもちゃ選考・普及機関。子どもの成長を助けるおもちゃ選びの参考にしてもらおうと、おもちゃコンサルタント、医師、保育士、消費者などで構成する選考会を毎年行い、現在約350点の「グッド・トイ」を認定している。大量生産、大量消費、使い捨ての風潮はおもちゃの世界も例外ではないが、認定商品はどれも、赤ちゃんからお年寄りまでが安全で楽しく、心豊かに遊べ、ロングセラーの可能性があるものばかり。暴力的でないことや丈夫で長く遊べること、色や形が美しくて多様な動きをすることなどが選考ポイントとなる。
 竹そのものの形を生かして作られた「オーエックスパーツ」は、円や半円、弧、直線の4種類、36個1組の積み木セット。滑りにくく簡単に積めるので、思いのままの形を次々に生み出せる。また、均一ではない形が積み木に動きを与え、揺らしたり転がしたりとバランス感覚が養える上、なめらかな手触りと竹の香りが心地良い。同法人の多田千尋理事長は「欧米には真似できないおもちゃ」と評価する。
 西都と同センターとの共同開発が始まったのは00年。切り出した竹を幼児の遊び道具として長年利用してきた石川助手が、腐らず、割れない製品を作れないものかと清水社長に持ちかけたのがきっかけだった。30年来竹に携わってきた清水社長も、幼児教育玩具は初めての経験。石川助手の指示を受けながら試行錯誤を重ね、割れやすさや腐食、滑り、強度などの問題を一つひとつ克服していった。02年に商品として完成させ、製造方法を含めた特許を出願。幼稚園などで長期にわたる試用テストも行った上で、販売を開始した。当初多かった円形パーツの「割れ」のクレームは、1%程度にまで減少。完成度の高い商品に仕上がっている。
 認定の知らせに「今の子どもの遊びには縁遠い竹が、優れたおもちゃとして認められたことは意義深い」と喜ぶ石川助手。清水社長は「第三者機関のお墨付きを得られたことで自信がついた。地味だが、手間ひまかけた自慢の商品。大量生産はできないので、時間をかけて販売していきたい」と話している。問い合わせは、西都(TEL083-927-5180)へ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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