サンデー山口

　きょう伊勢神宮で開かれる「造園感謝祭」に出席。日本造園組合連合会山口県支部の青年部42人とともに白装束を着て、山口県の県木「アカマツ」を担ぎ行進、神域に奉納し植栽する。「この神聖な場所にアカマツを植えることができ誇りに思う。組合員一丸となって行事をまっとうしたい」と話す。
　造園感謝祭は、日本造園組合連合会が28年前から行っている恒例行事。毎年各都道府県が持ち回りで県木を奉納している。
　今年当番県となった山口県支部は、この日のためにマツクイムシに抵抗性を持った品種「きららマツ」を栽培。3年前には青年部も立ち上げ、奉納の際に木を担ぐ練習や、奉納後に行う剪定奉仕の講習などを行ってきた。特に苦労したのは前夜祭の企画。「全国から集まった皆さんに山口らしさをＰＲしようと、料理や酒など山口県産づくしの献立を考えた。出し物はプロを呼ぶのではなく、よさこい踊りの披露に決め、12月から週3回の猛特訓を重ねてきた」という。
　「きょう奉納する山口県のアカマツが、これから何十年、何百年と生き続けてほしい」と願いを込める。

1968年山口市陶生まれ。87年、多々良学園卒業。現在は、㈲坂本造園専務取締役を務める。一級造園技能士実技講師。