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2005年08月20日

山口萩焼の開祖・大和作太郎生誕150周年記念

山口萩焼の開祖・大和作太郎生誕150周年記念

山口ふるさと伝承総合センター きょうから遺作展

 山口萩焼の開祖として知られる大和作太郎の生誕150周年を記念する「遺作展」(山口萩焼作家協会主催)が、きょう20日から28日(日)まで、下竪小路の山口ふるさと伝承総合センター・まなび館(TEL083-928-2300)で開かれる。パイオニア精神にあふれ常に新しいことに挑み続けた作太郎の個性豊かな作品が並ぶ。入場無料。

 作太郎は1855(安政2)年8月22日、呉服商を代々営む大和家の長男として萩市で生まれた。26歳で東光寺窯の職長を務めた後、雅号を「松緑」と名乗り、32歳の若さで萩の地で開窯。しかし、当時の山口町下竪小路に萬代彦七が創業した「山口焼(萬代焼)」の職長として招かれたため、1890(明治23)年に一家とともに山口に移住した。その2年後、宮野村大山路(現在の山口市宮野)に宮野焼「松緑窯」を開窯。以来、1921(大正10)年に66歳で没するまで、宮野の地で石物と呼ばれる磁器系と土物と呼ばれる萩焼系の焼き物の創作活動を続け、現在の「山口萩焼」の礎を築いた。
 作太郎の孫で、県指定無形文化財萩焼保持者の大和保男氏(72)は「萩焼はどちらかというと無地の美しさが特長だが、祖父はそれとは違う形、色合い、装飾を次々と生み出していった。コピーではなく一人の芸術家として独自の作品を探求していくその精神は、歳月が経った現在も我々子孫に脈々と受け継がれている」という。
 遺作展では、初期の「錦手丸鉢(山口焼)」や保男氏が近年入手した「姫土大深鉢」、石物の代表作「辰砂水指(磁器)」など、大和家が所蔵する作太郎作品10点と当時の県知事らから授与された賞状を展示。また、今年の新作陶芸展で日本工芸会賞を受賞した保男氏の「炎彩流水文長方陶筥」(姉妹作品)も同時公開する。
 保男氏は「会場の関係で焼き物は10点だけだが、それだけでも祖父の作品の素晴らしさは十分に伝わると思う。他に類を見ない力強いロクロ造形など、この機会に一つひとつの作品を堪能してもらいたい」と話している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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