2005年09月28日
経歴という物語
本屋で本を買う時、図書館で本を借りる時、いろんな時に本を選ぶ。沢山の本を前にしてどれにしようかと本当に迷う。書評や口コミで読みたい本を決めている時にはいいが、そうでないときには、ファミリーレストランで美味しそうな写真が並ぶメニューに幻惑されるように、長い間口をホアーとあけて迷ってしまう。
選ぶ基準のひとつに、私は著者の経歴を見る。魅力的な題に心がひっぱられることもあるが、題は編集者が購買者を惹き付けるように考えつくされてつけられたものだから、惑わされてはいけない。経歴は著者を表している。 この世の中、自分で決められることなどほんの少ししかない。大きな入れ物の中であっちこっちにぶつかって漂って、何かの力に押されて生きているようなものだ。しかし、それでもあきらめることなく、運すら意識的に引き寄せているような人はいる。いかに人生に挑戦し、努力したかの足跡が見える。経歴は人を知る上での一番の手がかりとなる。
近ごろ買った本の著者は“世界一の博打うち”という経歴。なんと魅力的な! 図書館で借りた本の著者は“世界一周の旅に出発し、3年半の帰国の予定が、あまりにも面白く7年半も世界を走っている”自転車で世界を走っているのだ。すごい!
それから、転職30回のフォトジャーナリストの写真集。中国河北省生まれの定年後手品師になった人の随筆集。簡単な経歴の私は、一直線でない人達のその果敢な挑戦に目を見張り、そしていつか私もと奮い立つ。
選ぶ基準のひとつに、私は著者の経歴を見る。魅力的な題に心がひっぱられることもあるが、題は編集者が購買者を惹き付けるように考えつくされてつけられたものだから、惑わされてはいけない。経歴は著者を表している。 この世の中、自分で決められることなどほんの少ししかない。大きな入れ物の中であっちこっちにぶつかって漂って、何かの力に押されて生きているようなものだ。しかし、それでもあきらめることなく、運すら意識的に引き寄せているような人はいる。いかに人生に挑戦し、努力したかの足跡が見える。経歴は人を知る上での一番の手がかりとなる。
近ごろ買った本の著者は“世界一の博打うち”という経歴。なんと魅力的な! 図書館で借りた本の著者は“世界一周の旅に出発し、3年半の帰国の予定が、あまりにも面白く7年半も世界を走っている”自転車で世界を走っているのだ。すごい!
それから、転職30回のフォトジャーナリストの写真集。中国河北省生まれの定年後手品師になった人の随筆集。簡単な経歴の私は、一直線でない人達のその果敢な挑戦に目を見張り、そしていつか私もと奮い立つ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目