サンデー山口

34議席に52人が立候補予定

　在任特例期間の終了に伴う山口市議会議員選挙が、16日（日）告示、23日（日）投開票の日程で行われる。現在の98議席に対し、新・山口市の議員定数は34。立候補届出の事前説明会に出席した54人中50人と、現職１人、新人１人の計52人が立候補を予定しており、これまでにない大混戦が予想される。

　現職議員98人のうち引退するのは、山口地域が秋本邦彦、梶本孟生、重冨建久、徳本孝二、藤井盛男の５氏、小郡地域が江原貢慈、岡村基一郎、織田村貢、尾上頼子、河村秀夫、重田勝利、須川伊久美、多田桂次郎、田邊時夫、弘中一幸、松原峰子、右田良子、横山洋之、吉田弘子の14氏、秋穂地域が赤瀬和男、江村久男、河野英男、清水泰英、末貞忠衛、中川清、三好溥眞、安光軍次、安光誠、山本武義、渡辺次朗の11氏、阿知須地域が上野一成、香川均、坂田洋祐、佐々木信二、武永輝男、中尾雄、福岡輝義、藤重義春、本永勝昭、吉野喜代博、渡邉清志の11氏、徳地地域が石田肇、板垣幸男、井上一雄、清水武士、友田哲雄、中川啓三、原幸男、藤嶋克美、松原博、山下茂生、山中宏文、山本秀公、吉松米雄、渡邊博通の14氏。説明会には出席したものの、宮野の重冨、阿知須の本永、徳地の渡邊は立候補しない。過半数を上回る計55人の引退は、これまでの約３分の１にあたる34議席の激しい争奪戦と、世代交代を印象づける。
　そして、最終的に立候補すると見られるのは、現職43人、新人９人の計52人。
　まず山口地域を地区別に見ると、仁保が現職の伊藤斉（44）、兼村幹男（51）、須子藤吉朗（62）、須藤杲一（60）の４氏、小鯖は徳本の引退で候補者のない空白地帯となった。大内は現職の入江幸江（54）、瀧川勉（43）に、新人の竹中一郎（41）。宮野は届出ギリギリで立候補を決めた現職の小林訓二（50）、新人の佐々木信夫（67）、村上満典（38）の３氏だ。大殿は現職の俵田祐児（34）、白石は現職の木田一市（68）、重見秀和（35）、山根幹夫（70）の３氏、湯田は現職の武田壽生（58）と前回選挙で急きょ立候補を断念した広島文介（77）の２氏。吉敷は現職の藤村和男（58）、藤本義弘（68）に、久々の新人となる堀俊夫（55）が加わり、平川は現職の兼重元（68）、河合喜代（45）、藏成幹也（60）、原ひろ子（57）の４氏が引き続き出馬を予定。大歳は引退する藤井に代わって新人の杉山眞士（62）が議席確保を目指す。南部では、名田島、陶、鋳銭司、佐山、二島がそれぞれ現職の淺原利夫（63）、新宅儀次郎（65）、野村幹男（51）、山田昌治（69）、平田悟（66）の出馬で現議席の獲得を狙い、嘉川は現職の有田敦（38）と氏永東光（60）が出馬を明らかにしている。
　小郡地域は現職の菊地隆次（59）、佐田誠二（48）、澤田正之（52）、白水君子（73）、中島裕一（48）、原田茂樹（52）、山本俊昭（72）、新人の西村良夫（58）、右田芳雄（58）の９氏。秋穂地域は上田好壽（69）、冨田正朗（49）、濱﨑早都（61）、原田欣知（58）、松冨三男（67）の５氏、阿知須地域は長尾進（65）、原田清（72）、山田好男（45）、若﨑啓一（65）の４氏と、いずれも現職。徳地は岸見地区から現職の坂本輝雄（68）、島地地区から現職の田中勇（58）、柚野地区から新人の伊藤青波（52）の３氏。
　投票は23日午前７時から午後８時まで市内85カ所であり、即日開票される。３月時点での有権者数は15万１８４人。
　　　　 （文中敬称略）