2006年06月25日
加藤燿子現代舞踊公演
7月9日、山口市民会館 まど・みちお作品集など上演
加藤舞踊学院主催の「加藤燿子現代舞踊公演」が、7月9日(日)午後1時半から山口市民会館で開かれる。同学院、ダンススクールリンデンバウム(宇部)、AYAKOモダンバレエスタジオ(下関)の総勢90人が出演。今秋、国民文化祭・洋舞フェスティバルで披露する「まど・みちお作品集」をはじめ、フラダンスやコンクール入選作品など、バラエティーに富んだステージを繰り広げる。
59回目を迎える舞踊公演には、2歳から80歳代までの総勢90人が出演し、日ごろの練習の成果を発表する。
舞台は、アップテンポの「国民文化祭やまぐち2006 サウンドロゴ」のプロローグで幕開け。これは、学院長の加藤燿子さんが国民文化祭のPR曲に振り付けをしたもので、小中学生が躍動感あふれるダンスを披露する。
1部は同学院によるステージ。前半の「だんだんおおきくなりまーす」では、年代順に「いとまきのうた」「夢見るたまご」「涙そうそう」などを上演した後、難易度の高い神戸コンクールで本年度入選した作品「夏色に染まる」「秋麗の賦」を発表する。
後半の「癒やしの空間へのお誘い」では、50~80歳代の生徒が生伴奏に合わせて、フラダンスを披露。このほか、中国地方の子守歌を現代風にアレンジした曲や、お経に合わせて踊る「祈り」の発表がある。
2部は学院メンバーに加え、ダンススクールリンデンバウム、AYAKOモダンバレエスタジオも参加し、国民文化祭・洋舞フェスティバルで上演する「いのちの賛歌『まど・みちお作品集』」を一足先にお披露目。山口県出身の童謡詩人、まど・みちおさんの千編を超える詩の中から「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」といったなじみの深い曲をはじめ「もぐら」「両手をメガホンにして」など、あまり知られていないものまでを現代舞踊作品として紹介。すべて加藤さんが振り付けしたもので、メーンの「ぞうさん」では、まどさんが描いた象の絵をモチーフに作ったかわいらしい巨大象も登場する。
加藤さんは「子どもを巻き込む事件が多いこの殺伐とした世の中で、この公演が少しでも心の安らげるひとときになればうれしい」という。
前売り券は、指定席2500円、一般2千円、子ども千円で当日券は各500円増し。チケットは、市民会館、山口情報芸術センターなどで販売している。問い合わせは、同学院(TEL083-922-1963)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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