2006年08月05日
これは脅迫だ
連日私宛に送られてくる寄付を求める印刷物。その中から私を見つめる悲しい目たち。化粧品の実験で箱から顔だけを出して閉じ込められ、目を傷つけられたウサギの大きな片目。痩せた子どもの目。私と同年代の深い皺に包まれた女性の目、泣いてるアフリカの子の二つの目、絶滅種の動物の閉じられた目、昆虫の乾いた目、崩れ落ちる建物、戦火の街。修復を待っている遺跡の仏が私をじっと見る…。私はその目たちに安穏な日常を脅かされる。助けを求めるその目に私は平静ではいられない。私はこれは脅迫だと思う。“あなたの善意で、あなたの少しの優しい気持ちが世界を救うのです”と文字まで添えられている。
私は数々の世界を救う運動に、身体を持って報いることができないので、寄付をするということで参加するのは義務だと思っている。地球に生きている以上、責任があると考えている。少々無理をしても寄付をしてきたし、している。しかし、世界は一向に良くならない。悲しい目はいつまでも私を追いかけてくる。目は哀しさを深め数も増えているように思える。誰かが世界を壊し、誰かがそれを修復する。
私は寄付は自分で決めて自分でお金を振り込む。だから、もう世界の悲惨な目を私に見せないで。悲しい目がいっぱいの印刷物を送りつけてくるのは、これは脅迫だ。忘れられない目に囲まれて、私は一杯のコーヒーすら安らかな気持ちで飲めない。だって、コーヒー一杯で救われる命がある、と目が見つめている。
私は数々の世界を救う運動に、身体を持って報いることができないので、寄付をするということで参加するのは義務だと思っている。地球に生きている以上、責任があると考えている。少々無理をしても寄付をしてきたし、している。しかし、世界は一向に良くならない。悲しい目はいつまでも私を追いかけてくる。目は哀しさを深め数も増えているように思える。誰かが世界を壊し、誰かがそれを修復する。
私は寄付は自分で決めて自分でお金を振り込む。だから、もう世界の悲惨な目を私に見せないで。悲しい目がいっぱいの印刷物を送りつけてくるのは、これは脅迫だ。忘れられない目に囲まれて、私は一杯のコーヒーすら安らかな気持ちで飲めない。だって、コーヒー一杯で救われる命がある、と目が見つめている。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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