サンデー山口

　１日、山口市民会館で「第１回山口市健康増進老人福祉大会」が開かれ、社会貢献などで功績を残した93人のお年寄りが表彰された。大内長野の佐々木芙美子さん（70）は、去る７月26日に県内男性最高齢の１０８歳で亡くなった佐々木安一さんの長寿に尽力したとして特別表彰を受けた。
　芙美子さんは、安一さんの長男・友若さん（80）の妻。安一さんが長寿を保つことができたのは、献身的な介護があったからこそと地域でも芙美子さんをたたえる人は多い。これを受けて、同地区の老人クラブは、大会を主催する県社会福祉協議会と市老人クラブ連合会に表彰に値すると推薦。協議された結果「介護を行う人への模範になる」と、表彰することを決めた。
　芙美子さんは「亡くなる直前まで、一日一日を笑って楽しく過ごしてもらうことができた。頼りにしてくれた義父には感謝の気持ちでいっぱい」と話す。