サンデー山口

　あじす葡萄の森のサイクリングロードそばの山中に、知る人ぞ知る“大蛇の頭の形をした巨大な岩”がある。
　５年前、同社の仲村讓社長が山の中を散策していた時に偶然発見。横幅３㍍にもなる岩の真ん中には、大蛇が口を開けているかのようにまっすぐ切れ目が入り、こけの生え方もまるで目を見開いているかのよう。「恐竜か大蛇か、それとも巨大なオオサンショウウオか。山の中から顔をのぞかせているようで、初めて見た時、自然の神秘と偉大な力に圧倒されました」と振り返る。
　まるで“森の守り神”のようにも見える巨大な大蛇岩。仲村社長がたまに訪れると、その口の中には、さい銭が入れられていることもあるという。あす１日には「阿知須まるごと博覧会」が開かれるため、仲村社長は「この機会に多くの人に見てもらい、岩が阿知須地域の一つの名物になればうれしい」と話している。