2007年01月13日
19日から山口お宝展開催
常栄寺の明治天皇宿泊の間を特別公開
山口商工会議所お宝展実行委員会(TEL925-2300)は、19日(金)から2月18日(日)まで「山口お宝展~雪舟が愛したまち山口」を開催する。初の取り組みだった昨年が好評だったため、今年も継続開催。昨年も行った五重塔内部の公開に加え、今年は常栄寺の明治天皇宿泊の間を特別公開。毎週土曜の夜には文化イベントと、昨年以上に充実した内容になっている。
山口お宝展は、山口の冬の観光を活性化させようと山口商工会議所が始めた企画で、普段なかなか見られない寺院や公共施設などの貴重な秘蔵品を公開する。昨年はのべ13万人が訪れた。
今回の目玉は、常栄寺にある明治天皇宿泊の間の特別公開。期間中毎日、午前8時から午後5時まで開放する。さらに、昨年は8万7千人以上を集客し人気を博した瑠璃光寺五重塔内部の特別公開は、期間中の土・日のみ今回も行う。
初日の19日午後5時半からは、オープニングイベント・瑠璃光寺五重塔での「キャンドルライトの点灯」。石灯籠と、五重塔へと続く道を約700個のキャンドルの明かりが照らす。
それを皮切りに、夜の山口も楽しんでもらおうと、毎週土曜日の夜には各種の文化イベントが行われる。
まず、20日と27日の午後5時半からは瑠璃光寺での「和蝋燭の世界」。ろうそくの明かりの中で花柳寿寛さんが創作日本舞踊を披露。観覧料は4千円で、各日50人まで。申し込みは?922-1350へ。
2月3日は旧県会議事堂で「マリンバ・アンサンブルコンサート」が開催される。市内で活動する音楽家たちが、県内唯一の全長3㍍のマリンバを使って演奏する。午後7時開演で、入場料は500円(中学生以下無料)。定員70人。
同10日午後6時半からは市菜香亭で、日本三大狂言の一つとして県指定無形文化財に指定されている山口鷺流狂言を披露。定員は100人で入場無料。
旧県会議事堂で同17日午後7時からは「世界のうた・日本のうたフロムやまぐち」がある。山口を拠点に活動を続ける山口マンドリンアンサンブルと声音家のオバンズさんが、「サビエルの鐘」などの山口の歌や、よく知られている世界の歌を披露する。入場料は500円(中学生以下無料)で70人まで。なお、「和蝋燭の世界」以外の各イベントの申し込みは同実行委員会へ。
また今回は、瑠璃光寺五重塔(毎日、午後10時まで)、山口サビエル記念聖堂(毎日、午後9時まで)、旧県会議事堂および藩庁門(毎日、午後9時まで)、常栄寺の山門と雪舟庭(金・土曜、午後8時~9時)の5カ所がライトアップされる。
なお、昨年は五重塔付近で交通渋滞が起きたが、今年は駐車場を事前に確保、道案内の看板の設置、車の誘導など一層の対策をとって対応する。同会議所の飯田裕史事務局長は「公共交通機関を使用するなど、市民の皆さんにも渋滞緩和に協力してもらいたい」と呼びかける。また「昨年は五重塔ばかりに人が集中したので、今年は街中の各地で行うイベントを、ゆっくりと歩いて見て回ってほしい。夜にイベントを行うことで、少しでも宿泊客の増加につながれば」と話している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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