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店長情報

2007年02月21日

 ああ、猫が飼いたい!猫・猫・猫…。でも、飼わない。猫は死ぬ。
 生物は死ぬものだから、それは祝福されるべき事なのだろう。“死は一種の救いかも知れないわ~マリリンモンロー”。5匹の猫の死を看とったが(猫は姿など隠さなかった)どれも安らかな死ではなかった。亡くなる前の1、2年は苦しんだ。それを思い出すと、どんなに猫を飼いたいと思っても飼わない。私はまだ最後の猫の死から立ち直っていない。
 死以上に猫を飼うことを躊躇させるのは、世間の目だ。猫は家の中だけで飼う動物ではないと私は思っている。家と外にいてこそ猫の本来の姿だ。空地の中でぼんやりと座っている猫、屋根の上の猫、けんかする猫、どこかの魚を失敬する猫、陽だまりで丸くなる猫…すると、猫嫌いの方の丹精された畑にふんをするかもしれない、けんかに熱中して植木も倒すだろう、仕方ないことだが、猫に厳しい人はそれを許さない。それでは猫は飼えない、私の神経は参ってしまう。私の猫を許して欲しい(孤高の猫は決してしないが、気弱な私はそう猫嫌いな人にこびる)。
 数年前フランスの世界遺産の街に行った時、犬のふんが街中に落ちているのにびっくりした。早朝散歩すると、まだ湯気の立つ大きなふんが石畳のそこかしこにあり、臭いも強烈だった。誰もすまして犬を連れて歩いている。犬も堂々としている。私は嬉しくなって健康な見事なふんを見ていた。
 ああ、猫、猫。でも決してもう飼わない。つまらない私のこれから。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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