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2007年04月11日

市内定期観光バス 止まらぬ利用者の減少 本年度、立て直しに着手

市内定期観光バス 止まらぬ利用者の減少 本年度、立て直しに着手

 市内定期観光バスの利用者数減少が深刻化している。94年までは年間1万人以上を記録していたが、年々減少が続き01年度には5千人を割った。市観光課では、市内各観光案内所での紹介、湯田温泉の宿泊施設や県内外の旅行会社などに対して利用を呼びかけてきたが、減少に歯止めはかかっておらず、本年度、改めて運行についての研究を重ね、利用者増加を目指し立て直しを図る。
 定期観光バスの運行は、山陽新幹線の岡山~博多間開業に合わせ74年に始まった。新幹線開通による観光客の増加を見込んで、市が観光事業の一つとして設定したもの。しかし、中国、山陽自動車道など道路網の整備が進み、年を追うごとに自家用車で訪れる観光客が増加し、そのあおりを受ける形で利用者数の減少が続いている。91年度で年間1万3191人の利用があったのに対して、01年度は4669人に減少、06年度にはさらに2443人まで落ち込んだ。
 運行は3月から11月までの毎日、午前と午後の1便ずつ。休日と平日に差はあるものの、06年度は1日平均8人、1便あたり4人の利用となり、予約が入らずに運行を取りやめた便もあった。広島県から自家用車で香山公園に訪れていた女性グループからは「バスの存在は知っていた。単なる観光地巡りだけでは魅力がない。乗客だけが限定的に楽しめる、何らかの付加価値が必要なのでは」という意見が聞かれた。
 なお、現コースは02年に設定され、湯田温泉を出発し山口駅を経由した後、サビエル記念聖堂、龍福寺、瑠璃光寺五重塔、常栄寺雪舟庭など8カ所を約3時間30分かけて回る行程となっている。市交通局の廃止に伴い、99年からは市の支援(07年度は約370万円)を受けて防長交通が運行している。
 市観光課は、合併時の取り決めもあり定期観光バスについての調整はこれまで見送っていたが、本年度、利用者数の増加を目指して本格的なテコ入れを開始する。自家用車で訪れる観光客の取り込み、内容やコース変更などについての検証・研究を行い、その成果を防長交通とすり合わせ08年度以降に反映させる。新たな経由、観光地の候補は、新山口駅、中国地方で唯一となる徳地の森林セラピー基地、県外観光客に人気が高い市菜香亭など。
 また、内部で協議を重ねるだけでなく、湯田温泉をはじめとする市内の宿泊・観光施設の意見も取り入れる。「昨年、国民文化祭開催時に市内の会場間を結んだシャトルバスの運行データも活用したい」と同課椙山由一課長。一方、湯田温泉の宿泊施設関係者は「こちら側もしっかりと宿泊客にPRできていないのが現状。地域全体でも考えていかなければならない問題だ。積極的にバスの利用を呼びかけたい」と話している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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