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2007年05月19日

「油彩画のはじまり」展会場

「油彩画のはじまり」展会場 

会場正面の壁に飾られた作品は、日本近代洋画の先駆者として名高い高橋由一(たかはしゆいち1828年生まれ)の「鴨図」。1877年に描かれた。
 今から130年も前である。明治以降の日本人画家が生み出した多種多様な油絵具の表現の始原に、この人物がいる。
 「鴨図」以外に、近代初期に活躍した山口県出身の画家の作品が並んでいる。河北道介(1850年生まれ)、永地秀太(ながとちひでた1873年生まれ)、桑重義一(1883年生まれ)。
 円熟した境地を感じさせる永地の作品や、詩的な叙情性のあふれた桑重の作品など、大正以降の近代的な作品と比べても、明治初期の高橋の絵は少しも見劣りがしない。すごいなと思う。それと比べると河北の作品には、まだまだ修行中といった様子がありありと残っていて、これもちょっとおもしろい。
 わずか10点だが、感じさせられることの多い展示空間となった。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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