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2007年06月01日

徳地で伝統のさんさ踊りで地域おこし

徳地で伝統のさんさ踊りで地域おこし

 徳地に古くから伝わる盆踊り「さんさ踊り」。堀、藤木、串、島地、八坂など、地区ごとにさまざまな形式で踊られているが、高齢化、過疎化が進み、踊り手の数は激減した。こうした状況を受けて、伝統の継承へ力を注ぎ、名物として地域活性化にもつなげようと各地区の踊りを集めた「総踊り」を実施する計画が進んでいる。4日には、地域の有志、踊りの保存会会員らによる最初の実行委員会も開かれる。

 さんさ踊りは全国各地で踊られており、県内でも主に東部山間地域に古くから存在する。徳地へ、いつどのような形で伝わったのか定かではないが、盆踊りとして受け継がれてきた。本来は先祖や亡くなった人たちを供養するためのものだが、地域の人が交流を深める祭りの踊りとしての意味も併せ持つ。 
 踊り方や囃子に使用する和楽器などは全国各地でさまざま。徳地では主に太鼓の囃子と「くどき」と呼ばれる歌詞に合わせて踊り、さらに堀、藤木、串、島地、八坂、柚木など、各地区によって踊り方やくどきは少しずつ異なる。例えば藤木地区では、踊り手のほかに、太鼓、音頭取りのくどき(それぞれ1人ずつ)の役があり、近年では「アラヨイヤサ」などと掛け声を発する役も置かれるようになった。また、代々受け継がれてきたくどきは同地区だけでも100以上が存在する。
 お盆の時期になると地区ごとに盆踊りが開かれ、かつては酒などの差し入れを持って別の地区の会場を訪ねて踊りに参加するという交流があった。現在でも、隣り合う島地地区と藤木地区では毎年8月13日と14日にそれぞれ踊りの交流が行われているが、徳地全体で見ると、高齢化、過疎化が進み、踊り手の数は激減。こうした交流も少なくなり、次代への継承も危ぶまれるようになっているのが現状だ。
 こうした中で、徳地の新たな名物イベントとして各地区の踊りが一堂に会す「総踊り」を夏に行ってみてはという案が、今年に入り地域の有志や踊りに携わる人たちから持ち上がった。地域に伝わる踊りを後世に伝えるためだけでなく、地域活性化にも活用し地域外にも広めていこうというものだ。内容についての具体的な協議はまだこれからだが、7月29日(日)に開催することは決定。また、徳地の児童が取り組む「重源太鼓」を囃子に組み込んではなどと、早くも地域の特色を生かしたさまざまな案が出されている。
 藤木地区で盆踊り保存会会長を務め、イベント実行委員会にも参加する重田尚徳さん(70)は「わたしも小さなころから親しんで踊ってきた。古くから地域に伝わる踊りを次の世代に伝えるためには、まず踊り手を増やすことが必要。徳地だけでなく市内外からも多くの人が参加できる名物イベントにしたい。若い人から年配の人まで、ぜひ踊りを見に来て欲しい」と意気込んでいる。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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