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2007年06月20日

多様性

 パリに住む友人の娘が地元の幼稚園に入園し、その写真が送られてきた。園児26人に2人の先生の集合写真。可愛いー、と叫んだ。全員肌の色が違う。2人の先生の肌はピンク系と褐色系。髪の毛がこれまたカラフル。明るい金髪から黒髪まで26色。先生は金髪と栗色。カールしている髪、直毛、細い絹のような髪。共通なのは誇らしげな笑顔。手紙に“これだけ多様化していれば人との違いをあげつらって、いじめられる心配はありません”とあった。
 私は「転がる香港に苔は生えない」(星野博美著)を広げて読んだ。
 「昔と比べたら外国人と接する機会は増え、異文化と接する機会も格段に増えたというのに、日本はかえって閉鎖的な方向に向かっているような気が私はしている。圧倒的な多数の権利を守るために少数派を排除するという空気は、何も異文化人に対してだけではない。すべての異質なものを自分のテリトリーから追い出そうとする空気がいま日本じゅうに蔓延している。それはいくら時代が変わっても我々の中に、ここは自分たちのものであり、外部の人間は侵入者という土着性がどうしても抜けないからだろう。日本は越境者に対して非寛容な土地である」
 私は多様性の中にこそ発展があると思う。謙虚に寛容に生きたい。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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