サンデー山口

　自衛隊音楽隊による演奏会「市民と音楽の夕べ」が、７月13日午後６時半から市民会館で開かれる。同実行委員会の主催で、サンデー山口など後援。今回は陸上自衛隊中部方面音楽隊が出演し、迫力ある演奏を繰り広げる。入場無料だが、事前に往復はがきでの申し込みが必要。

　「市民と音楽の夕べ」は、市民の間にすっかり定着した夏の恒例行事だ。毎回、千人を超えるファンが市民会館に足を運んでいる。　
　今回出演する陸上自衛隊中部方面音楽隊は、１９５２年に「第３管区総監部音楽隊」（60年から現名称）として発足。兵庫県伊丹市に拠点を置き、北陸、東海、近畿、中四国の２府19県の広い範囲で、国家的行事、隊内儀式、定期演奏会など、年間約１００回におよぶ演奏活動を行っている。８月には、大阪で開かれる「世界陸上２００７大阪」で、開・閉会式の式典音楽を担当する。
　２部構成の第１部では、クラシックの名曲や、式典などで演奏する曲を披露する。曲目は「祝典序曲」、リムスキー・コルサコフ「クラリネット協奏曲」、交響詩「ローマの松」より「アッピア街道の松」など。第２部では、「ジャパニーズ・グラフィティー～ウルトラ大行進」「ピンクレディ・メドレー」「ざ・えんか・めどれえ」など、独自のアレンジを加えた多彩なジャンルの曲を披露し会場を盛り上げる。
　同実行委員会では「演奏レベルの高さには定評のある楽団。その迫力ある演奏にきっと感動するはず。吹奏楽ファンだけでなく、子どもから大人まで誰もが楽しめる内容になっている。今年は20回目の記念講演でもあるので、ぜひ多くの人に来てもらいたい」と呼びかけている。