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2007年06月24日

「地元文化を守りたい」 妙見社参道を新設

「地元文化を守りたい」 妙見社参道を新設

 昔から地域の人々に親しまれてきた仁保上郷の妙見社。しかし、参拝するには急傾斜の180段の階段を上るしか方法はなく、高齢化が進んだ同地域では次第に人々の足は遠のいていた。そこで地元有志は、創建1200年を記念して車で上がることができる新たな参道づくりを今年の5月中旬に開始。このほど完成し、きょう24日にお披露目のテープカットが行われる。妙見社参道建設委員長の山本好一さん(60)は「昔は何かあるごとに氏子が集い、踊りを踊ったり、相撲をしたりしていた。あのころのにぎわいを取り戻したい」と話している。

 仁保上郷の妙見社は、天御中主命をまつった神社。最も古い説では、1200年前に創建されたとされ、季節の祭りや正月、喜寿の祝いなどといった行事の度に氏子や地域の人たちが集ってにぎわう場だった。仁保出身の小説家嘉村礒多が神前結婚をあげた場所としても知られている。
 しかし、神社に行くためには急傾斜の180段の階段を上る道しかなく、過疎化や高齢化が進む同地域では年々参拝者数が減り、維持管理も困難に。10年ほど前から登りやすい道の建設を望む声が上がっていた。
 そこで今年、創建1200年を記念して、地元有志が車で登れる新しい参道づくりを本格化。妙見社参道建設委員を組織し、地権者から無償で譲り受けた山を切り開き、神社へ続く新しい道を作っていった。 
 同委員は、まず地域の人たちに賛助金を募り、費用を工面。パワーショベルやトラックなどの機械を借り、5月中旬から作業を開始した。作業にあたったのは平均年齢75歳の約40人。技術を持っている人が少なく体力的にも厳しい中、手探りで作業を進めていった。その上、もともとはうっそうとした杉やヒノキ林。チェーンソーでの20、30メートルある木の伐採や運び出し、パワーショベルでの山を削る作業などは危険を伴うこともあったという。重機の操縦を担当した藤本育生さん(78)は「朝から晩までの作業は大変な面もあったが、長年の氏子たちの念願だった参道ができるという喜びの方が強かった」と話す。
 そして、作業開始から約一カ月たったこのほど、ついに完成。広いところでは、車二台が通れるほどの手作りの道が妙見社までつながり、きょう24日、いよいよ正式にお披露目のテープカットが行われる。同委員長の山本さんは「これでようやく楽に上れるようになった。子どものころのようなにぎわいを取り戻し、過疎化の加速を少しでも止められれば」と語っている。



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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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