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2007年11月10日

東京ギンガ堂公演「孫文と梅屋庄吉」

東京ギンガ堂公演「孫文と梅屋庄吉」

国境を超えた2人の友情と信義 主演にアイドルから個性派俳優、太川陽介

 中国の「国父」とも呼ばれる孫文と、彼を物心ともに支え続けた日本人、梅屋庄吉―。この2人の交友を描いた、東京ギンガ堂による「孫文と梅屋庄吉」が、29日(木)午後7時から、山口市民会館で上演される。脚本・演出は、県出身の劇作家、品川能正さんで、主演はアイドルから個性派俳優へと脱皮を遂げた太川陽介が務める。本年度の文化庁芸術祭参加公演で、日中国交正常化35周年を記念した「日中文化・スポーツ交流年」認定事業。

 「孫文と梅屋庄吉」は、10月20日から28日まで東京・紀伊国屋ホールで初披露。そして現在は中国公演の最中で、9日ときょう10日は北京、13日と14日は上海、さらに17日と18日には孫文の巨大な墓・中山陵のある南京で上演される。帰国後は、27日の宇部を皮切りに、下関、山口、岩国、福岡、そして梅屋庄吉の出身地・長崎で12月4日に千秋楽を迎える。宇部市出身の品川さんは、自身の体験から「山口県にもっと演劇文化を根付かせたい」という思いをずっと抱いており、01年と04年に「KAZUKI~ここが私の地球」を、05年には「沈黙の海峡」を、昨年には「くじら島」を、東京、大阪、ニューヨーク、ロサンゼルス、釜山といった大都市だけでなく、県内でも料金を下げて上演。今回の「孫文と梅屋庄吉」も、同様の理由で県内公演を開催する。
 梅屋庄吉は、映画会社日活の創始者。清朝を倒した辛亥革命の指導者・孫文の人と思想にほれ込んだ彼は「君は兵を挙げよ、我は財を持って支援す」と、30年間、物心ともに支え続けた。約100年前が舞台のこの作品では、中国人、日本人という枠を超えた2人の友情と信義、そして彼らを取り巻く人々の織りなす“大きな愛”が描かれている。とはいえ、決して堅苦しい作品ではなく、随所に情緒豊かな音楽やタップダンスなども交え、軽快に物語は展開していく。
 主役の梅屋庄吉は、元アイドルで「ルイ・ルイ」などのヒット曲を持つ太川陽介。また、孫文役は北京京劇院出身で京劇団「新潮劇院」を主宰する張春祥が、梅屋の妻・梅屋トクは劇団昴所属の米倉紀之子が、孫文の妻の宋慶齢は映画「ラブレター」の主演などで知られる耿忠が演じる。
 品川さんは「これまで梅屋の遺言により、2人の関係は表に出てこなかった。人生の3分の1を日本で過ごした孫文は、『100年先を見た男』とも呼ばれる。彼は“西洋の覇道と絶縁し東洋の王道を築くこと”を呼びかけたが、100年後の今日でもまだ“自己中心の利益を求める覇道”が横行している。アジア人として世界の将来を見据えていた2人のメッセージを、少しでも感じてもらえたら」と話している。
 入場券は全席自由で、一般3千円(当日は500円増し)、大学生と70歳以上は2千円、高校生以下千円。市民会館、山口情報芸術センター、サンデー山口で販売している。問い合わせは、同実行委員会(TEL080-3588-9205)へ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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