サンデー山口

　今月４日に千葉県船橋市で開催された、スポーツクライミング・ボルダー競技の全国大会「２００８年Ｂセッション第１回大会」女子の部に、県山岳連盟ジュニアクラブに所属する小田桃花さん（１３）が出場。ジュニアだけでなく一般も含めた同大会で、見事優勝を果たした。

　小さいころから木登りが好きで、高い木に登っては幼稚園の先生をハラハラさせていたという小田さん。０２年に阿知須のきららスポーツ交流公園トリムの広場で開かれたクライミング大会への参加をきっかけに、小学４年生の時から本格的に山岳連盟ジュニアクラブで練習をするようになった。
　これまでに入賞した大会は数知れず。０５年のＪＯＣジュニアオリンピックカップで優勝、昨年１２月に行われたボルダリング・ジャパンカップでも２位に輝くなど、好成績を収めてきた。今回の大会では、５課題中４課題を登り切り、予選を１位で通過。決勝では、登った高さの得点で他を引き離し見事優勝した。
　原文男コーチ（４５）は「指の第一関節より上の力が人一倍強い。すべては、強くなりたいという意志の固さと努力のたまもの」と話している。
　今月５日からは、約１週間のユース代表オーストリア強化合宿に参加した小田さん。「夢は、世界一のクライマーになること」ときっぱり。