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2008年01月27日

漬け物歴60年の知恵袋から学ぶ おいしい漬け物の作り方を教えて!

漬け物歴60年の知恵袋から学ぶ おいしい漬け物の作り方を教えて!

懐かしい光景、代々受け継がれる「おふくろの味」

 宮野上の岩杖地区では、山下京(79)さんによる“漬け物教室”が季節ごとに開かれ、同地区に住む主婦たちが真剣に、そして楽しそうに漬け物を作る姿が見られる。今では珍しい光景となった野菜を漬ける作業。山下さん自身がおばあちゃんや母親から習い、長い年月をかけて覚えた岩杖伝統の漬け物の味が、次の世代へと伝えられていく。

 始まりは昨年の夏。岩杖地区で農業をしている主婦たちは、野菜が予想以上にできすぎてしまい、どう処理しようかと悩んでいた。そこで、みんなから母親的存在として親しまれ、長年畑仕事に汗を流してきた農業の先輩・山下京さんに相談。「漬け物にすれば日持ちがするし、おいしく食べられる」とアドバイスを受けたものの、誰も自分の手で野菜を漬けたことがなく、漬け方が分からないため、実演で教えてもらえないかと頼み、「漬け物教室」が開かれることとなった。
 漬け物歴60年を誇る山下さんの元に農家の女性5人が集合。取れたて野菜を使い、ナスのからし漬けやウリの漬け物などを実際に作ってもらいながら漬け方を学んだ。
 これまでに3回ほど開かれ、今月中旬にはみんなで白菜漬けにも挑戦。3日間かけて水抜きをした白菜に、塩や切り昆布、唐辛子、ニンニクなどを入れて味付けしていく。はかりを使わず、たまに味を見ながら感覚で塩をふっていく山下さんを見て、集まった女性陣も驚いていた。「今はどの料理でも塩が何グラム、砂糖が何グラムと計るけど、昔はみんな“目見当”で味付けし、その時々の素材の状態や調理途中の味を見て量を決めていた」と話す山下さん。だからこそ、家庭ごとに「おふくろの味」があったのだと言う。また、作業途中には「野菜は最初に干しておくと甘みが増す」「柚の皮を入れてもおいしい」「昔は柿の皮を入れていた」など、昔から伝わるおいしく漬けるコツなども教えていた。
 漬け方を教わっている西山廣子さん(58)は「みんなでやるから楽しいし、最近では近所でも家族でも、漬け物のことをネタに話が盛り上がる。ただ漬け方を学ぶだけでなく、地域交流の場にもなっている」と笑顔。また、山下さんの娘・祐子さん(50)も「インターネットにも方法は載っているけど、字や写真だけでは分からないことも多い。こうして人生の知恵袋をいろいろと教えてくれる人が近くにいることを幸せに思う」と話す。山下さんは「何事も経験。失敗を重ね、次第に頭と体が覚えていく。こうした集まりがなければ、岩杖地区で昔から伝わってきた漬け方や味付けが無くなっていたのかも。漬け物だって一つの立派な伝統。おいしく漬けられるようになって、次の代へとつなげていってほしい」と話す。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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