アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 67人

店長情報 トップページ
店長情報

2008年01月27日

「ハガキ絵画」 松澤宥 (1967年)

「ハガキ絵画」 松澤宥 (1967年) 

美術作品の素材といえば、絵画であれば絵具だし、彫刻であれば木。素描であれば鉛筆だし、陶芸であれば土。
 もちろん現代美術の領域では、それ以外にもさまざまな素材が用いられることは、県美展の入選作品を思い出してみればすぐ理解できるだろう。
けれども、美術作品の素材が言葉だとしたら、誰もが「えっ?」と思うのではないか。今から40年ほど前、言葉を用いて美術の表現を行おうとする動きが世界的に広がったことがあった。松澤宥は、その動きの先駆者として高い評価を得ている作家である。  
 それにしても、きわめて特異な表現である。難解な内容はともかく、そもそも美術ではなく文学なのでは?という疑問も浮かんでくる。けれど、作家が求めているのは、見る者が自分の創造力でイメージすること。その各人のイメージこそが彼の考える美術なのだろう。
 言葉による美術表現に挑んだ松澤宥。今回のコレクション展では、20世紀美術の大きな謎を紹介する。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫


同じカテゴリー(サンデー美術館)の記事画像
中庭《県美の森》
下瀬信雄展
No.253 ふたつの写真展
扇の国、日本
ここは扇の国
コレクション展 シベリア・シリーズⅢ
同じカテゴリー(サンデー美術館)の記事
 中庭《県美の森》 (2019-07-17 00:00)
 下瀬信雄展 (2019-06-19 00:00)
 No.253 ふたつの写真展 (2019-05-15 00:00)
 扇の国、日本 (2019-04-17 00:00)
 ここは扇の国 (2019-03-20 00:00)
 コレクション展 シベリア・シリーズⅢ (2019-02-20 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。