サンデー山口

　山口県と中国山東省の友好協定締結２５周年を記念し、３月に維新公園内孔子像前で開かれた「孔子像写生大会」（県国際交流協会主催）に、県内の小学生から高校生まで約５０人が参加。最優秀賞に山口高校２年の井上由紀菜さん（１６）、湯田中３年の橋本梨沙さん（１４）、平川中１年の樋口碧海さん（１２）が選ばれた。３人は８月に山東省で開かれる表彰式に招待されている。
　昨年５月、９２年に県から同省に寄贈した「防長亭」を題材とした写生大会が中国で開かれ、約１００人の小中学生が参加。そして今回、昨年１１月に同省から県に寄贈された孔子像の写生大会が山口で初めて開かれ、作品は同省で厳正な審査を受けた。最優秀賞に輝いた井上さんは「外だったので光が当たる方向を考えながら工夫して描いた。中国に行くのが楽しみ」と喜び、美術部の橋本さんは「孔子らしさを強調するため周囲は水彩風に薄くした」、樋口さんは「今までいろんな絵を描いてきたがこんな賞をもらったのは初めてなのでとてもうれしい。孔子の表情を上手く描くのが大変だった」と話していた。
　この他、優秀賞７人、入賞１０人が決まった。