サンデー山口

　１６日、平川中学校（徳本忠嗣校長）で選択家庭科の科目を履修している３年生徒２３人（男子４人・女子１９人）が、伝統と文化を尊重する授業の一環として「ゆかたの着付け」を体験した。
　京都きもの学院の講師５人から、浴衣の歴史や基本的な着方、美しく着こなすための注意点について指導を受けた生徒たちは、慣れない手つきながらも自分で腰ひもや帯を結ぶなどして、浴衣の着付けを体験。鏡の前に立ち、友達同士で手伝い合って楽しそうに習ったことをおさらいする姿も見られた。「こうした授業は若い人たちが和の文化に触れる良い機会。着付けと一緒にしっかりと日本の心も学んでほしい」と講師の野口久美子さん。生徒の竹内睦美さんは「お祭りにはよく浴衣を着て行くけれど、自分で着付けをしたのは初めて。一人で帯を締めるのはかなり難しかったけど、今年のお祭りは自分でゆかたを着付けてみたい」と笑顔を見せた。