2008年06月22日
桂林・陽朔へ・1
先月下旬、宇部空港発着チャーター便利用「漓江下りとたっぷり桂林・陽朔4日間」に行ってきた。
桂林と陽朔は遊覧船やバスで約1時間半で行き来できる。周囲には、写真等でおなじみの石灰岩が侵食を受けて出来た円錐型の奇峰が数えきれないほど見える。漓江には、直径が40?位の大きな竹を横に5、6本組み、長さ6メートルほどの筏が幾枚も浮かんでいた。観光客を乗せた筏、遊覧船に横付けする物売りの筏、魚を捕る筏などが行き交い川は活気に満ちている。漓江と奇峰の織り成す山水画の静かな景色は、あれは早朝か写真の中だけだ。日中は人・人・人! 熱気がムンムンする。
その熱気がとても好きだ。私まで血が沸騰し興奮してくる。田園を徒歩で巡っていた時、目の前に水牛を連れた腰の曲がった老婆がどこからともなく現れ、働き者特有の大きな手をグッと差し出し「100円」と言った。100円で写真を一緒に撮らないか、ということだとガイドが言った。お婆さんは、水牛を従えてニッと笑っている。歯がない。肉体から生の熱気が押し寄せてくる。日本でも昭和20年代の大人達はこういう熱気を発散していた。その中で育った私は懐かしくって、お婆さんを抱きしめたかった。祖母と同じ太陽の匂いがするはずだ。
桂林と陽朔は遊覧船やバスで約1時間半で行き来できる。周囲には、写真等でおなじみの石灰岩が侵食を受けて出来た円錐型の奇峰が数えきれないほど見える。漓江には、直径が40?位の大きな竹を横に5、6本組み、長さ6メートルほどの筏が幾枚も浮かんでいた。観光客を乗せた筏、遊覧船に横付けする物売りの筏、魚を捕る筏などが行き交い川は活気に満ちている。漓江と奇峰の織り成す山水画の静かな景色は、あれは早朝か写真の中だけだ。日中は人・人・人! 熱気がムンムンする。
その熱気がとても好きだ。私まで血が沸騰し興奮してくる。田園を徒歩で巡っていた時、目の前に水牛を連れた腰の曲がった老婆がどこからともなく現れ、働き者特有の大きな手をグッと差し出し「100円」と言った。100円で写真を一緒に撮らないか、ということだとガイドが言った。お婆さんは、水牛を従えてニッと笑っている。歯がない。肉体から生の熱気が押し寄せてくる。日本でも昭和20年代の大人達はこういう熱気を発散していた。その中で育った私は懐かしくって、お婆さんを抱きしめたかった。祖母と同じ太陽の匂いがするはずだ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目