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2008年06月29日

桂林・陽朔へ・2

 先月下旬、中国の桂林に行って、そこに生活する人達の生きる力という熱気に当てられてから、なんだか帰国しての平穏無事の生活がもの足りない。
 滞在は三日間だったが、現地の人との接触はたっぷりあった。私に、?品物を売る?という一方的な接触だけだったが、これが必死で凄い。一時間も雨の中、バイクで私達のバスを追いかけてきた中年女性の物売り。声高で早口の物言いも、だらりとしていた私の細胞を目覚めさせた。中国は複雑な国だけれど、庶民はその中で生きて、子供を育てていかねばならない。その熱気は、私だって、なんでも出来る、という力を湧かせた。体を快感が走った。
 家の中で寝そべって「文芸誌」を読んでいたが、まったく面白くない。読解力がないからだ、と思っていた。が、新聞の「文芸時評」欄でこんな文章をみつけた。「毎月の文芸誌を手に取り、ニート男かメルヘン女を主人公とする一人称的な小説ばかりなのを目にすると、少しは外出して運動でもすればよさそうなものだ、と俗な感想を抱かずにはいられない(中原昌也)」。同感だ。この欄の表題は、「文学と国家と経済」だ。桂林には、国家も経済もそれを抱えた文学も生まれているだろう。生きる力の溢れた小説を読みたいと思った。
 もう一度、桂林、陽朔へ行きたい。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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