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2008年07月12日

札の辻・21

 大相撲は明日から名古屋場所だ。
 新番付を見ると十両以上の関取に、モンゴル13、ロシア4、ブルガリア、エストニア、グルジアなど外国人力士が21人と多く、今場所もまたこれら外国人力士をめぐる熱戦が展開され、日本人力士がいまひとつの感が深い。
 最近はまた学生相撲出身力士も多くなった。大関琴光喜を筆頭に雅山、高見盛、普天王など20人に及ぶ。しかし彼らの多くはいきなり幕下付出しで土俵を踏むせいか三役まではいくが、大学出身で横綱に昇進は輪島ひとりと淋しい。
 神風と共にNHKの相撲解説者だった故玉の海梅吉氏は、かつて趣味の盆栽いじりに大相撲を重ねて話している。
-崖ふちのわずかな土の上に枝を張り、風雪に耐えてたくましく樹力を保ってきた素材を鉢に移す山取り、種子から育てる実生など盆栽の姿はいかに力強い枝ぶりを見せるか、相撲でいえば鍛錬に鍛錬を積み磨きあげた力士の限界を極めた肉体の魅力にも通じる。格闘競技だから強くなくてはならぬが、それの評価は土俵上だけでなく年輪を重ねた盆栽の如く品格のある力士でありたい。-
 力士たちは大相撲の持つ伝統国技の誇りを忘れず、国際化の中で互いに切磋琢磨すべきだ。
 郷土力士の豊真将、豊響は共に鍛えるほど伸びてゆく逸材である。郷党の先輩大関魁傑(現放駒審判部長)を超える意気込みでの名古屋場所の健闘を期待する。     (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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