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2008年08月29日

稜線

 山口市徳地の三谷地区で8月15日に三谷地域づくり協議会(奥野利夫会長)主催による「家族ぐるみ同窓会」が、旧三谷小学校跡の三谷交流センターで開かれた。これは過疎化が進むなか、明治以来の小学校も廃校となった限界集落に旧盆の日だけでも和やかな集いを持ちたいと、家族ぐるみの同窓会となったもの。
 幕末の国勢調査といわれる1841(天保12)年の防長風土注進案徳地宰判に次の記述がある。
○周防国佐波郡徳地三谷 村は、国木、梶屋敷、 奈良原、奥谷、羽高の 集落から成り、田畑数 百五十五町歩余、石高 千三百石余、人口千百 四十七人、山高く猪、 鹿多く田畑を荒す故、 駆除に銃を用い余分の 出費あり。
○産物は米、麦、大豆、 小豆、蕎麦、和紙、こ んにゃく等なり。
○この他、袈裟岩堂、千 人塚、寿福院(本寺山 口瑠璃光寺)も存す。
 以上が調査報告の一部だが、佐波川の支流三谷川流域の集落における江戸期の状況から考えると、明治、大正、昭和初期には、豊かな自然と農業環境に恵まれていたことがよくわかる。
 三谷地区のみではない明治以降「農は国の本なり」の国づくりに生きた日本の山村は、いま限界を迎えている。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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