アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 70人

店長情報 トップページ
店長情報

2008年09月19日

絵本「ぼくが生きるということ」

絵本「ぼくが生きるということ」

精いっぱい生きた文子さんを、末っ子・高博君の視点で

 病気などにより「まだ生きたいのに、それがどうしてもかなわない」人が大勢いる一方で、人の命を簡単に奪うような事件も日々起きている。このほど、赤妻町の岡藤美智子さんが、絵本「ぼくが生きるということ」(A5判24ページ、735円)を木星舍から出版した。山口赤十字訪問看護ステーションでの体験を題材に、命の大切さを強く訴えかける内容だ。全国の書店で購入できる。

 乳がんにかかり、片方の乳房を取ったにもかかわらず、がんが骨、脳、肺に転移し、4年間の闘病生活の末に40代後半で亡くなった文子さん。本の冒頭は、彼女の遺した手紙で始まる。「月曜日にお医者さんが来られて 家族五人の前で 『家でみんなと過ごすのがいちばんいいよ』と言われた こうやってベッドにいると さわやかな風が 私を『よかったね』と言ってくれるような気がする あのとき 高博が私の手をぎゅっとにぎってくれた 私もぎゅっとにぎり返した みんなが私をみつめてくれて みんなが私を守ってくれて 私もみんなの顔が毎日みえるのがとってもうれしい みんないっしょだね これからも毎日いっしょだね きょうもみんなの帰りが待ちどおしい」
 その後は、彼女の3人の子どもの中で一番小さく、当時中学1年になり立ての高博君の視点で、最後まで精いっぱい生きた文子さん、そしてそれを一生懸命支えた家族の姿を描いている。「母の病気で、ぼくたちの生活は変わった。でも、母も父もいつも笑っていた。だから、ぼくは安心して毎日を過ごせた」-。
 義務教育の現場では、既に「生命の教育」のテキストとしても利用されている。岡藤さんは「在宅ケアという仕事を通じて、文子さんをはじめ亡くなられた方々から貴重なメッセージをいくつもいただいた。少しでも多くの人にこの本を読んでいただき、特に若い人たちには“命”の存在に気付いてほしい」と話している。


同じカテゴリー(ニュース)の記事画像
7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内
7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場
7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(185)大村益次郎
山口メセナ倶楽部 メセナ大賞は山口萩焼作家協会に
7月13日 「山頭火」を堪能しながら夕涼み 金光酒造で「ヒヤガーデン」
同じカテゴリー(ニュース)の記事
 7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内 (2019-07-27 00:00)
 7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場 (2019-07-27 00:00)
 8月18日まで 「香月泰男のシベリア・シリーズ」展 山口県立美術館で (2019-07-27 00:00)
 7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催 (2019-07-27 00:00)
 8月31日まで あなたもオリンピックに参加できる! 山口県聖火ランナー募集中 (2019-07-27 00:00)
 【1行記事】 (2019-07-27 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。